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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から深川麻衣さんのインタビューをお届けします♪
Valentine's Day
今年のバレンタイン、あなたは誰に贈りますか?好きな人に愛を込めて? 友達や仲間に感謝を伝える?チョコに限らず、誰かを想って何かを選ぶ。その時間がすでに最高のギフトなのかもしれません。あえて、その人が選ばないような物を贈りたいと話してくれた深川麻衣さん。
ドラマ「日本ボロ宿紀行」がスタートした深川さんに、作品の見どころと合わせてギフトについての思い出やこだわりを伺いました。贈りたいと想ったその日がギフト日和。今、頭に浮かんだあの人へ、ギフトを届けてみませんか?
Special Guest
Mai Fukagawa
profile
1991年3月29日生まれ。2011年から2016年まで乃木坂46として活動。卒業後は女優として'17年 に舞台『スキップ』で初主演。'18年には主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『まんぷく』にも出演中。今後は、映画『愛がなんだ』、『空母いぶき』の公開を控える 。
衣装/白黒ストライプトップス 28,000円 スカート 30,000円 ともに、Black mouton(03-6276-0606) イヤリング 6,800円 imac (03-3409-8271) パンプス 14,000円 ダイアナ (ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)
ギフトを贈った相手が驚いたり喜んでくれる姿。それが最高のギフトです
初めてギフトを贈った相手は母。驚いた顔を今でも覚えています
「花束を自転車のカゴに入れて、ドキドキしながら帰宅したのを覚えています」
そう嬉しそうに話してくれた深川麻衣さん。『初めてギフトを贈ったのは?』という質問に「相手はお母さん」と思い出を話し始めてくれた。
「小学校の頃だったと思うのですが、母が初めて海外旅行に行った時。たった数日間でしたが、帰って来たときに母をビックリさせたいなと思い立って。お小遣いを持ってスーパーの一角にあるようなお花屋さんに行きました。たった500円しか持っていなかったのに、店員さんがとても豪華な花束を作ってくれて、初めて自分で何かを選んで買ったという高揚感とか、母が喜んでくれるかなという緊張感。とにかくドキドキしながら自転車を漕いで帰りました」
もちろんサプライズは大成功。お母様はとっても驚いて喜んでくれたそう。ギフトを選ぶポイントを伺うと“相手が持ってそうで、持ってないもの”との返答が。
「せっかくなら自分では買わないものを選びたいなって思います。例えばお洋服や小物でも“こういう色、あんまり持ってないけど似合いそうだな”という物とか。選ぶときにはプロのアドバイスもいただきます。この前、お友達が結婚するので前祝いにグロスをプレゼントしたのですが、コスメカウンターの店員さんに“友達は肌が白くて、普段はこんな色の服を着て…”って細かく説明をして似合いそうな色を選んでもらいました。友達は大喜びしてくれて、その姿を見たら私の方が嬉しくなってしまいました」
もらった側のエピソードを伺うと、そのときの結婚式の話をしてくれた深川さん。
「初めて参列したのが彼女の結婚式だったので、彼女がチャペルに入場する姿を見たときから感動しまくりで号泣でした。結婚式って素敵ですね。笑顔が溢れていて、幸せのお裾分けをもらうってこういうことなんだなと思いました」
バレンタインの思い出を伺うと、子供の頃の可愛いエピソードを教えてくれた。
「小学生のときに友チョコが流行って、せっかくなら見た目がかわいいものを作りたくて練習したのですが、そのときに5,000円くらい使ってしまって。お小遣いがなくなったのと、練習で満足してしまい、本番はたいしたものが作れなかったという思い出があります(笑)。好きな男子に渡した記憶は…。それも小学生くらいの頃かなぁ。チョコじゃなくてチーズケーキを作ってあげた思い出が。その子が『チーズケーキが好き』と言っていたのをしっかり覚えていて…さりげなく作りました(笑)。最近は手作りもしていないし、自分用のチョコを買ってばかりです。デパ地下とかでバレンタインのイベントがあるじゃないですか? あれ、楽しくて大好き(笑)。お世話になった方へのチョコも選びますが、ついつい自分用を買い過ぎてしまいます」
ドラマをきっかけにレトロな宿の魅力を知ってもらいたい
「“自分にご褒美”よくしています」と笑う深川さん。そんな彼女が主演を務めるドラマ『日本ボロ宿紀行』が1月25日よりスタートする。
「“ボロ宿”は悪口ではなく、歴史的価値のある古い宿から驚くような安い宿まで、古いだけじゃなくどこか哀愁が漂って、地元の人たちに愛される宿を愛情を込めて“ボロ宿”と呼びます。ドラマは私が演じるマネージャーの春子と高橋和也さんが演じる、売れない歌手の桜庭龍二がそんな宿を回って旅をしながら成長して行くロードムービーのような作品になっています」
実際に“ボロ宿”を訪れた印象を伺うと
「春子のセリフに“おばあちゃん家の匂いがする”という感想があるのですが、まさにその通り! どこか懐かしくて、あたたかくて。泊まりたいなって思いました。ロケ中にも地元の方たちが温泉に入りに来たりしていて、愛されているのが伝わってきました」
年代を問わず楽しめるドラマだけど、できれば若い人に見て欲しいと話す深川さん。
「今の若い人たちって綺麗で豪華な宿に泊まってみたいとか、憧れがあると思うのですが、このドラマをきっかけにレトロな宿の魅力や良さを知ってもらいたい! と強く思いました。おしゃれな街づくりやスマホからの情報など、様々な技術が発達する中で、見える景色がどれも一緒になってきているなと感じます。でもその中に残されている古き物の良さとか、温かくも哀愁が漂う感じとか、懐かしさの中に見え隠れする切なさとかに注目してもらえたら嬉しいです。見どころはボロ宿を巡って行く中で春子と龍二の2人が成長し、変わっていくところ。コメディ要素が強いドラマですが、その中でしっかりと描かれている人の繋がりに注目して欲しいです」
“自分にご褒美”でモチベーションを上げるタイプです(笑)
全国のボロ宿を訪れた撮影は1ヶ月という短い期間で行われたという。
「撮影で各地を転々としたのですが、そのときはスタッフさんやキャスト全員が一緒に移動して、とても貴重な経験になりました。劇中でも春子と龍二が旅をして各地を巡るので、それを実体験としてできたことが役作りにも大きくプラスになったと思います」
タイトなスケジュールの中、いくつもの“ボロ宿”を巡り撮影したという深川さん。そのときの“自分へのご褒美”は美味しいものと温泉だったと教えてくれた。
「“ボロ宿”の近くには温泉があって、撮影後に温泉につかってリラックスする時間が最高でした。あと、食事がとても美味しくて。劇中に料理が出てくるシーンがあると、高橋さんと撮影後に2人で食べたりしていました(笑)」
深川さんが演じる春子は、今や売れないポップス歌手となった龍二を再び人気歌手へと返り咲いてもらうために奮闘するマネージャー。普段マネージメントされる側の深川さんが演じるマネージャー役にも注目だ。
「初めての役柄でしたし、いつもは私がお世話になる側なのでわからないことだらけ。でも逆にそれをそのまま出そうと思いました。春子も右も左もわからないままマネージャーになり、ただ龍二さんの歌を多くの人に知ってもらいたい一心で奮闘します。だから私も中途半端にマネージャーらしくするのではなく、ただガムシャラに演じました」
春子と深川さん自身、似ているところは?
「頑固で負けず嫌いなとこが似ていると思います(笑)。私も自分でこうと決めたら頑固なんです。例えば名古屋の専門学校から、芸能界を目指して上京するタイミングだったり、グループを卒業するタイミングだったり。自分の直感を信じて、これだけは譲れないってところは貫き通したくなりますね」
最後に『もし、もらったギフトが“ボロ宿”旅行だったら?』と質問すると。
「めちゃくちゃ嬉しいですよ! ドラマの中でも春子がボロ宿のあちこちを写真に撮るシーンがあるのですが、私もきっと写真をたくさん撮っちゃうと思います。最近はなかなか家族旅行に行けなくなってしまったので、家族4人で旅行したいです」
テレビ東京 ドラマ25『日本ボロ宿紀行』
(C)「日本ボロ宿紀行」製作委員会
監督/藤井道人、たかせしゅうほう、逢坂元、原廣利、アベラヒデノブ
脚本/田口佳弘、和田清人、たかせしゅうほう、佐渡ツムジ
出演/深川麻衣、高橋和也
テレビ東京ほか 毎週金曜日 深夜0:52~
Hair&Make/Tomoko Yamaguchi (HITOME)
Styling/Yurina Inaba(KIND)
Photo/Isamu Ebisawa
Text/Satoko Nemoto
この記事のライター
Poco'ce
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