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有村架純

Cover interview 有村架純

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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から有村架純さんのインタビューをお届けします♪

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目次

Cover interview 有村架純

2017年、中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕された事件に着想を得て、オリジナルストーリーで映画化された『マジカル・シークレット・ツアー』が公開される。

現状に不満を抱えた3人の女性たちが闇バイトを通して知り合い、事件に巻き込まれる…。のかと思いきや、自分たちで密輸を始めてしまう!? 密輸を通して絆を深め、それぞれの人生を取り戻していく姿を描いた違法な青春エンタテインメントの行く末は…?

主演を演じた有村架純さんにお話を伺った。

3人が人生を取り戻す青春映画。痛快で軽快で、どこか滑稽な姿を笑いながら見届けてほしい

多様性が謳われるようになり、様々な生き方が認められるようになった現代。それでも先入観や無意識の決めつけで「自分らしく生きる」ことを難しく感じている人も多いはず。そんな人にこそ、観て欲しいのが、本作『マジカル・シークレット・ツアー』だ。

「3人とも、自分の声が周囲に届かない環境の中で生きている人たちだと思いました。殻を破りたいとか、今いる環境から脱出したいとか、「このままでいいのだろうか」という迷いがずっとあって。自問自答を繰り返している状態だったのだと思います。だからこそ、演じることでこの3人が少しでも報われたらいいなと、行く末を思いながら演じていました」

そう話し始めてくれた有村架純さんが演じたのは、夫の横領と借金を知った、平凡な二児の母、和歌子。

「和歌子は、自分の意思で何かを決めるのが苦手で、流されるままになんとなく生きてきた女性。なので、最初は闇バイトという存在も、【金塊運び】という仕事も、何も知らない和歌子の無邪気さを大事にしました。でも、一度足を踏み入れてからの和歌子は、自分の人生を自分で切り開いていくようになります。犯罪は決して許されることではないけれど、和歌子にとってはそれが新しい世界の扉を開くスイッチだったと思うんです。しかも和歌子には清恵ちゃんと麻由ちゃんがいた。3人一緒だったということが、すごく心強かったはずなので、その関係性の強さはちゃんと表現したいと思いました」

本作で初共演となったのが非正規雇用の研究員、清恵を演じた黒木華さんと、キャバクラ嬢であり、未婚の妊婦の麻由を演じた南沙良さん。

「黒木さんは、とても柔軟で自由な方。ご自身の考えもきっとお持ちだと思うのですが、100%監督に寄り添うようなお芝居をされる姿が、とても勉強になりました。沙良ちゃんは、現場では静かなんですけど、お芝居になると大きな声を出したり、計り知れない力強さを見せてくれる。そのギャップが印象的でした。お二人とも本当に素敵な役者さんだと思っていたので、ご一緒できると聞いたときはものすごくうれしかったのを覚えています」

シンガポールでのロケ中に黒木さんから“お土産”をもらったエピソードも。

「黒木さんが街を散策された翌日に「ここに行ってきたよ」ってマグネットを買ってきてくれて。思い出を共有してもらえたみたいで嬉しくて、今も冷蔵庫に貼ってあります。沙良ちゃんとは、食事に向かうタクシーの中で交わした会話が印象的。過去の作品についてのお話だったり、美容の話だったり。お若いのに意識がとても高くて、とても刺激を受けました」

罪という秘密が3人を仲間にした魔法のような時間。初めて生きることに夢中になった3人だったが…。岐路に立たされたとき、3人は自分の人生を見つめ直すことになる。そこで、有村さんに自分の人生と向き合った経験を教えてもらった。

「このお仕事を始めて3年経った頃に“この仕事を続けて生きていく”という覚悟が決まった気がします。もちろん自分がやりたいと思って始めた仕事ですし、地元を離れて上京することも大きな決断でした。でも、“お芝居をするとはどういうことなのか”をまだ掴みきれていない感覚が、最初の3年間くらいはあって。そんなとき、女性のフォトグラファーさんと一定期間一緒に生活をして、“2人にしか撮れない写真を撮る”という課題が出されました。ほとんど知らない人との同棲、食事中も寝る時も撮られているという状況が正直、嫌でたまらなかったのですが、そのときにフォトグラファーさんに「覚悟が足りないんじゃない?」と言われて。ちょっとムッともしたのですが、妙に納得してしまったというか…。そうだな、と思ったんです。自分はこの仕事とどう向き合うべきなのか、どうありたいのか。瞬間的にとても大きな気付きをもらった出来事だと思っています」

最後に改めてこの作品の見どころを伺うと。

「だんだんたくましくなっていく姿を“かっこいいな”と思ってもらえたら。そしてもし、今モヤモヤを抱えている人がいるなら、痛快で軽快で、どこか滑稽でもある3人の姿を観て、笑いに変えてもらえたらうれしいです」

悩みや不安を抱えている人は美しい 自信はそれを乗り越えたあとにつくものだから

テレビや劇場で見かけない日はないというくらい多忙な有村架純さん。美容や健康のためにしていること伺うと「内臓に問いかけてます」と笑った。

「私は胃腸が弱くて、撮影が続くと緊張で胃が硬くなるというか、何かが詰まったような感じになってしまって。するとお肌も荒れてくるので、まずは「今、内臓どんな調子?」って自分に聞いてます(笑)。それから食事を見直して、胃に優しい食事に変えてみたり。外側からケアするというより内側から労わることを大事にしています」

「でも、たまにハーブピーリングに通ってます」。と教えてくれた有村さん。映画のロケでシンガポールに行ったときはやはり日焼けをしてしまい、帰国後は美白系のメニューを追加したのだとか。

「シンガポールでのロケは忙しかったけれど、毎日がとても刺激的でした。多国籍な人々が行き交う国だからこその熱気が、自分を鼓舞してくれた感じがありました。劇中で走るシーンがあるのですが、実は派手に転んでしまって(笑)」

「とっても痛かったけど、なんだかそれも楽しかった」と笑う姿がとても印象的。忙しい毎日の中“自分らしく生きる”ために意識していることを伺うと。

「撮影が続くと、自分がどんどん削られていく感覚があるんです。攻撃的になるとかじゃないですよ(笑)。でも、自分がどんどんシャープになっているような気がして、それがちょっと嫌で…。なので、撮影が終わると友達と食事に出かけたり、のんびりする時間を作ったり。些細なことだけれど、そういう時間に身を置くことで自分の丸みを取り戻せるというか、「あ、今自分らしくいられてるな」と感じます」

どんなに撮影が忙しくても、自分の好きなことをする時間は作るようにしているのだそう。

「最近はドラマの撮影でちょっと忙しかったのですが、アニメ「進撃の巨人」を観ることにハマっていて。自宅に帰るのが深夜になっても何話か観てから寝るのがルーティーンになってました。脳はフル回転ですし、お肌にもよくないと思いつつ、その時間が楽しいんです(笑)」

6月公開の主演映画『マジカル・シークレット・ツアー』のタイトルにちなみ、最近感じた『マジカルなこと』を教えてもらうと。

「先日、友達に誘われて鍼に行ったのですが、終わったあと、飛べるんじゃないかってくらい、体が軽くなってびっくりしました。手足が2倍に伸びたんじゃないかと思うくらいスッキリ。本当に魔法にかかったみたいで、ちょっとハマりました(笑)」

『マジカル・シークレット・ツアー』で演じた和歌子は、罪と引き換えに、自由とお金を手に入れる。そこで有村さんにも「自由に使えるお金があったとしたら?」と質問してみた。

「動物をたっくさん迎えられる大きなお家を建てたいですね。動物が大好きなので、そこでいろんな動物と一緒に暮らしたいです。今はお仕事が忙しいのでペットは飼っていませんが、SNSで知った元保護犬の「みるくてぃ」ちゃんに癒されています。その子は脳に障害があって歩けない子だったのですが、最近は少し歩けるようになったんです! その様子を応援しながら私も励まされています」

最後に、有村さんにとって“美しい人”とは?

「悩みを抱えている人、だと思います。自信って、不安や悩みを乗り越えたときに生まれるものだと感じていて。それに、不安や悩みがあるということは、今より素敵な自分になりたいという向上心があるからだと思うんです。だから悩んでいることは決して悪いことではないですし、自分を高めるためのステップ。悩んでいる人も、そこから抜け出そうと頑張っている人も、みんな美しいと思います」

Profile

1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。映画、ドラマ、CM、雑誌などに数多く出演。
2010年にテレビ朝日ドラマ「ハガネの女」でドラマ初出演。「ビリギャル」で主演を務め、日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞。
映画『花束みたいな恋をした』では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。近年の主な出演作に『月の満ち欠け』、『ちひろさん』、『花まんま』、NHK大河ドラマ「どうする家康」など。
現在は4月クールの日曜劇場「GIFT」に出演中。

マジカル・シークレット・ツアー

©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会

監督/天野千尋 脚本/天野千尋、熊谷まどか
出演/有村架純
黒木華/南沙良
塩野瑛久 青木柚/斎藤工
公開/6月19日(金)全国ロードショー



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この記事のライター

Poco'ce

「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性に うれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce( ポコチェ)」を発行しています。価値ある良質な情報を求める世代に向けて、「美・食・遊・学」を厳選してお届けし、 東京の働く女性たちを応援しています。

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