/
歌舞伎俳優の中村勘九郎が1日、東京・浅草で初日を迎えた「平成中村座十月大歌舞伎」(25日千秋楽)の第2部「助六曲輪初花桜」に出演した。
曽我兄弟の仇討ちを題材とした「曽我物」の中でも歌舞伎らしい趣向がふんだんに盛り込まれた華麗で豪華絢爛な人気演目。勘九郎は父・中村勘三郎さんが悲願にしていた「平成中村座で助六」を実現し、自身も初役で花川戸助六を勤めた。
この日のために片岡仁左衛門から稽古を受けた。仁左衛門自身、勘九郎の祖父・17代目勘三郎さんに習った助六を勘九郎に継承し、半世紀ぶりとなる中村屋の助六が復活した。勘九郎らしい人間味も感じさせる粋な男伊達で観客を魅了した。「水入り」の場がつくのも見どころ。勘九郎が天水桶に飛び込む本水を使ったケレン味あふれる演出に万雷の拍手が鳴り響いた。
女形屈指の大役・三浦屋揚巻は弟の中村七之助が勤めた。2018年に仁左衛門演じる助六の相手役として勤め、すでに定評のある七之助の揚巻。艶やかで気品に満ちた美しい花魁として、そして思い人である助六のため、誇り高く生きる強い女性として舞台上で華を咲かせ、観客の視線を集めた。
勘九郎はこの日、開幕前に取材に応じ、「まさか助六をやるとは思いませんでした。昨日も稽古をしましたが、マジで気持ちいいです。七之助と兄弟で助六と揚巻を演じられるのは、なかなかないこと」。仁左衛門には「お兄さんが稽古を見てくれて感謝に堪えません」と思いを込めた。
この記事のライター
スポーツ報知
0
スポーツ報知が運営する公式アカウントです。芸能・エンタメをはじめ、大谷翔平選手に関するMLBの最新情報ニュースをお届けします。
エンタメの人気ランキング
新着
公式アカウント