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俳優の吉岡秀隆が13日、東京国立博物館で開催される特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」(14日~12月6日)の取材会に出席した。京都・紫野に七堂伽藍を構える大徳寺の開創700年を記念した特別展。大徳寺に伝わる名品が一堂に展示され、歴史と文化を紹介する。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で千利休を演じる吉岡は、展示を鑑賞し「もう一回、来ようと思いました。きょう来る前より、賢くなったような気がします。もう一回きたらさらに賢くなるような気がして、また一人で見に来ようと思いました」と柔らかな笑みを浮かべた。
印象に残ったのは、中国・南宋時代に建窯で作られたとされる天目茶碗の最高峰「曜変天目」。よく訪れる北海道で見上げる満天の星空を引き合いに出し、「宇宙と自分の存在と、大地。一つの茶碗なのに、複雑な何とも言えない気持ちになりました」と振り返った。
京都の大徳寺三門(金毛閣)楼上に安置されている「千利休立像」の前で行われたトークイベント。吉岡は、歴史上の偉人を演じる中で思い描いた人物像について、「『豊臣兄弟!』の中で出てくる千利休さんは、風のような人というか。平和主義ですし、自然、人を愛した人だけれども、どこかつかみどころがない、風のような人なんじゃないか」と解釈を語った。
史実に基づく人物を演じることについては「史実の部分と、新しい今の人たちに見てもらう部分での伝わり方は、個々それぞれがあっていいと思います」と説明。「今みたいな、なんとも言えない不安定な時代だからこそ、特に若い人たちにその時代に興味を持ち、もっと知りたいと思うきっかけになれればいい」と期待を込めた。
大河ドラマでは、天下の茶人である利休が「わし、好きやないねん……茶」と、茶嫌いとも受け取れる発言をする場面がある。台本を読んだ当初は「好きじゃないんだ」と思ったという吉岡だが、何度も読み返し、豊臣秀長役の仲野太賀と向き合って演じる中で「『ウソだな』と思いました」と明かした。「秀長の心が落ち込んでいる時だったからこそ、逆にそう言って、彼の心を解きほぐそうとしたのではないのかなという気持ちも含めながら演じました」と、独自の解釈を語った。
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スポーツ報知
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