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橘花梨、企画・プロデュースの演劇ユニット「カリンカ」最新公演が28日開幕 満員電車が舞台のループ劇 ナフサ高騰「赤字は嫌」も…成功信じて「集中」

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28日からプロデュースする新公演が開幕する橘花梨

 女優の橘花梨が企画・プロデュースする演劇ソロユニット・カリンカの第5回公演「朝をかける電車」(11月8日まで、東京・下北沢の小劇場B1)が、28日に開幕する。

 2018年9月30日に同ユニットを始動。前回は二人芝居「エアスイミング」(24年2月)に挑んだが、今回は劇団「20歳の国」を主宰する石崎竜史氏を作・演出に迎え、満員電車を舞台にした8人のラッシュアワーループ劇を描く。

 橘は石崎氏にタッグを直談判し、今回の企画を受けてもらったという。「石崎さんには、8人みんなにスポットが当たる群像劇を―とお願いしました。取り返しが付かない人たちの話ではないので、救いようがあるというか、どこかに共感してもらえる部分があると思う」

 稽古場では対話を重視。それぞれの役の設定についても、全員でディスカッションして意識の共有に努めている。「いいものができているな、という手応えはあります。稽古が終われば、飲みニケーションもして。とにかく脚本が面白い。いいものが届けられるじゃないかな。今回はかなり自信があります」と胸を張った。

 演者への出演交渉や音響、照明などスタッフへのギャラ交渉も自ら担当。「今回、出演者もスタッフさんも一番多い。携わってくれた全ての人たちが『やって良かったな』と満たされるように、お客さまにも『見て良かったな』と思ってもらえるようにしたい」と意気込むが、物価高の波が押し寄せている。

 「ナフサの(高騰の)影響で舞台セットの金額が上がってしまって…。すごいことになっているみたいで冷や冷やしています。赤字は嫌ですけど、それだけのお金を払ってでも実現したいんです。予算を大事にしながら、やれることを模索しながらやるつもりです」

 次回公演の構想や将来の展望もあるが、その思いは一時的に封印する。「今回の公演をポシャッたら、ものすごい金額(の赤字)を抱えることになる。(『カリンカ』の未来は)この公演の成功に懸かっているので、とにかく集中です!」

 今公演の大成功を信じて、全てのエネルギーを注ぐつもりだ。(加茂 伸太郎)

 〇…橘は、24年9月に俳優・入江甚儀と結婚した。「同業者なので、ちょとした相談ができるのがいいですね。『参加する立場ならどう思う?』と聞くと、客観的な意見をくれる。悩んだ時に『ああ、なるほどね』と思うことがある」と心強いパートナーの存在に感謝している。今作の共演は小口ふみか、清水尚弥、竹井亮介、埜本幸良、林田麻里、松雪大知、湯川ひな。全14公演。

 ◆橘 花梨(たちばな・かりん)1993年9月30日、東京都出身。33歳。15歳の時、オーディションに合格。2008年「牛乳に相談だ。」のCMでデビュー。同年「うたかた」で映画初出演。09年「すべて君に宛てた手紙」で舞台初出演。幼稚園児や小学生に向けた「紙おしばい」を行う。入浴検定、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級。160センチ。


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