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俳優・本木雅弘と女優・森口瑤子が27日、東京・新国立劇場小劇場で朗読劇「たとへば君 四十年の恋歌」(28日~11月4日、星田良子演出)の公開舞台げいこ前に取材会を行った。
本木は31年ぶりの舞台出演で初めての朗読劇。初台の新国立劇場に足を踏み入れたのも初めてという。「初めて尽くし。これは言うべきかどうか、迷ったのですが。実は稽古の時にも初めてのことがありまして。実は稽古中に熱を出したんです」と先ごろダウンしたことを自ら明かした。
そして「熱を出すこと自体、31年間なかった。もっとさかのぼれば、40何年間、仕事に穴を空けたこともなかった。60で初めて。高熱を出してしまいまして」
初めて朗読劇に挑むということで、相当な精神的負荷もあっただろう。「最初、熱が出ていることに自分で気づかなくて。なんで目の奥、頭の奥が痛いんだろう。この疲れ方は何だろう、という感じで。でも夜になって悪寒がして体が震えてきて。もしかして発熱かと思って計ったら38度以上あって。それで次の日の稽古に穴を空けました」と経過を詳しく説明した。
しかし、この後が本木らしい。今回の苦い経験から得たものは大きく、これからの人生に影響を与えそうだという。「申し訳ない気持ちともに現実に自分が60歳であること。精神的な変化だけじゃなくて肉体的な変化も。自分の想像とは違うペースで何か動き始めているものがあるんだな、と。改めてつつましい気持ちになりました」といい、「もう少し、心身を大事にして仕事の責任をまっとうしなくては。現状の自分を受け止めることは、いいプレッシャーでもあり、最大限のものを出すことにもつながる。そういうメッセージの風邪だったと受け止めています」。
初共演の森口からは「(本木は)私を寄せ付けてくれない人かと思った。でも違っていて懐が深い。ドーンとぶつかる気持ちで演じています」と全幅の信頼を寄せられている。「たとへば君―」は、ともに歌人の夫婦・河野裕子さんと永田和宏氏の著書が原作。2人の出会いを始め、64歳で河野さんが亡くなるまで歌で心を通わせた夫婦の葛藤などが音楽とともにつづられていく。
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スポーツ報知
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