/
人気グループ・THE RAMPAGEの岩谷翔吾(29)が11月5日に小説「一人分の夜を生き直す」(幻冬舎)を出版する。2024年の「選択」に続いての2作目となるが「前作は横浜流星の原案があってできた作品。今回が実質デビュー作になるので、つらさもあった」と振り返った。昨年からEXILEのライブにスターティングメンバーとして参加したが「先輩方とご一緒するのは長年の夢だったので、ライブ後は燃え尽き症候群になった」とも。ライフワークとしている将棋への愛や勉学への意欲も語ってくれた。
「一人分の―」は、ダンスバトルで優勝した若者2人(蓮、大和)の青春物語。蓮が人気アイドルグループのメンバーとしてスターになる一方で、大和は借金を抱えながらダンスを続け、踊ることでつながった2人の熱く切ない姿を描いている。
「物語には2人のキャラクターが出てきます。一人は芸能界のメインストリームで活躍していて、もう一人はストリートカルチャーに骨をうずめているんですが、どっちの気持ちも分かるんですよ。僕はたまたまLDHのオーディションに受かってアーティスト活動をさせていただいていますが、違う道だった可能性もあったワケです。僕にはその時の道も確実に見えていたので、主人公の2人には自分の経験から生きた血を通わせることができたと思います」
一昨年に「選択」で小説家デビューを果たした。同作は高校の同級生だった俳優の横浜流星(30)の原案を受けてのものだった。
「前作は僕一人で書き上げた気持ちが全くなくて、流星と二人三脚だから書けた作品でした。今回、一人になった時は自由さがありつつも、例えば『こういうふうにしよう』みたいな流星のような圧倒的なメンター(指導者)がいないつらさもありました。今回が実質デビュー作になるので、最初は家族の話を書こうと思いましたが、自分のフィールドのダンスという武器を最大限に使いました」
先日、デビュー作「選択」の映画化が発表された。岩谷自身へも、文学賞を含めた文壇での注目度が増しそうだ。
「やっぱり賞とかは意識しますよ。『選択』の公開される前後がいい意味でも悪い意味でも『岩谷翔吾って、どんなもんなんだって』と作家として世間的に注目されるタイミングだと思います。来年は自分も30歳の年で、書きたい題材がもう決まっているので、大きな波に乗って集中してやりたいです」
昨年、EXILEのツアー「WHAT IS EXILE」でスターティングメンバーに選ばれ、続く「THE REASON」でも再びメンバー入りを果たし、今年のスペシャルライブにも出演した。
「自分はもともとがEXILEさんに憧れてダンスを始めました。LDHに入って先輩方と一緒のステージに立つのは一つの夢だったので『夢って叶うんだな』という、実体験を踏ませていただきました。最初に選ばれた時は単発ライブでしたが、REASONはドームツアーへの参加だったので心持ちは全然違いました。自分がEXILEのステージで踊ることの意味や求められていることを自問自答しながら、自分の体に“EXILE魂”を入れてステージに臨みました」
ツアー後には喪失感に襲われたそうだ。
「ライブが終わってから、燃え尽き症候群になって、踊るのが楽しくない時期がありました。それぐらいライブに魂が入っていたというか、子供の頃から『EXILEになる』という夢を掲げて、がむしゃらにエンジンフルマックスで走ってきて、夢が叶って『次はどんな道を走ればいいのか?』となった気がします。(正式メンバーになる日も近そう?)どうなんでしょう。もし来たら、もちろん受けさせていただきます(笑)」
アマ三段の腕前を持つ将棋は、今でも生活の一部になっているようだ。
「将棋は毎日やってます。今日もオンラインで3局指してきました。5年ほど前に三段を頂いてから、四段には何回もチャレンジしていますがなかなか難しいです。芸能界では強い方じゃないですか。負ける気はあまりしません(笑)。つるの剛士さんも三段をお持ちなので、一度対局してみたいです。瞬殺とかにはならず、ちゃんとした勝負になると思います」
―オンライン以外で対局することもあるのか。
「はい。千駄ケ谷にある『将棋会館』に何回か行ったことあります。素人にはちょっと敷居が高いですが、誰でも入れます。将棋盤が20面ほどあって、空いていたら指させてもらえます。埋まっていたら、人が指すのを見て、終わったら『じゃあ指しますか』と席を代わってもらって対局する感じです。僕みたいな人間は少ないから、皆さん楽しそうです。将棋は手軽だし、僕がおじいちゃんになっても絶対に指していると思います(笑)」
パフォーマー、文筆家、俳優、将棋愛好家―。様々な顔を持つが、根っこにあるのは興味を持ったことへの執着。これが極めて強い。(ペン・国分 敦)
大学とかはいつかのタイミングで行きたい
岩谷は進学校を勧める両親を振り切って、ダンスと両立できる高校に進学した。学費免除の特待生という条件をクリアして、家族を納得させたほどの知力を持っている。LDHには早稲田大学大学院の修士課程を終了したEXILE TETSUYA(45)もいるだけに、先輩と同じ道を歩む可能性もありそうだ。
「大学とかはいつかのタイミングで行きたい気持ちは持っています。僕、勉強するのが全く苦じゃない、というよりも好きなんですよ。性格的にもちゃんと学校にコツコツ通えるタイプですし、むしろ年々学びたい気持ちがどんどん強くなっています。TETSUYAさんの専攻はスポーツ科学でしたが、僕も『自分が突き詰めたい学問とか専攻』というのが見つかった瞬間、次に踏み出せるような気がしています」
◆岩谷 翔吾(いわや・しょうご)1997年3月11日、大阪府出身。29歳。2014年にEXILEのパフォーマー・バトルで落選。その後、THE RAMPAGEの候補生となり、17年1月に「Lightning」でメジャーデビュー。映画「HiGH&LOW」シリーズ、19年に「チア男子!!」などに出演。22年朗読劇「STARTING POINT」で脚本を担当し、24年に「選択」で小説家デビュー。日本将棋連盟アマチュア三段、実用マナー検定準1級の資格取得。171センチ、血液型B。
この記事のライター
スポーツ報知
31
スポーツ報知が運営する公式アカウントです。芸能・エンタメをはじめ、大谷翔平選手に関するMLBの最新情報ニュースをお届けします。
エンタメの人気ランキング
新着
公式アカウント