/
3日の公開初日に実写映画歴代1位の興収9.1億円を記録した映画「ゴジラ―0・0」(神木隆之介主演)の山崎貴監督(62)がこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じ、今作への思いを語った。
「怪獣同士の死闘を作ってみたかった。小学生当時の自分に『これだろ、見たかったのは!』と言える映画が作れる千載一遇のチャンスがやってきた」
7歳で地元の長野・松本で映画「三大怪獣 地球最大の決戦」(本多猪四郎監督)のリバイバル上映を見て以来、竜のような3本の首を持つキングギドラがお気に入りになった。それから半世紀以上、劇中に登場させ、「55年越しぐらいに夢がかなった瞬間だから、なかなか執念深いですよね」と笑った。
米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞に輝いた「ゴジラ―1・0」(2023年)の2年後を描いた続編。初日のロケットスタートでシリーズ初の興収100億円突破も見えてきた。
怪獣の造形はもちろん、人間ドラマにもこだわった。前作でゴジラに立ち向かった主人公・敷島浩一(神木)の物語を軸に「生々しく描くことが大事だと思って、リミッターを外してフルスイングしました」。特にゴジラが核の問題を内包していることを踏まえ、広島の原爆について踏み込んだ描写が印象的だ。
「原爆の父」と言われたオッペンハイマー博士の生涯を描いた映画「オッペンハイマー」(24年)の名匠クリストファー・ノーラン監督(56)と対談した際に「日本人側からのアンサーを作らないといけない」と話したことが今作につながった。「見方によっては米国にケンカを売っていると思われるかもしれない」と不安になったが、製作・配給の東宝のお墨付きをもらい、企画を進行させた。
監督人生の集大成になる。「『永遠の0』の空中戦、『アルキメデスの大戦』の戦艦アクション、『ALWAYS 三丁目の夕日』の昭和の街並み。これまで開発した技術は全て生かされている」。意欲の源は夢を見る力。少年少女の心を持ち続ける人々に夢を届けていく。(有野 博幸)
◆山崎 貴(やまざき・たかし)1964年6月12日、長野・松本市出身。62歳。86年映像プロ「白組」に入社。2000年映画「ジュブナイル」で監督デビュー。代表作は「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」など。
この記事のライター
スポーツ報知
34
スポーツ報知が運営する公式アカウントです。芸能・エンタメをはじめ、大谷翔平選手に関するMLBの最新情報ニュースをお届けします。
エンタメの人気ランキング
新着
公式アカウント