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日本の伝統技法「木目金(もくめがね)」(※)を用い、全国でブライダル・ジュエリーを展開する杢目金屋の結婚指輪「イニシャルリング」が、「German Design Award 2023」エクセレントプロダクトデザイン部門において特別賞にあたる「Special Mention」を受賞した。
なお、「木目金」とは、金属の色の違いで木目調の文様を生み出す技術のことだ。
「イニシャルリング」は、自分のイニシャルがパートナーの指輪の模様と一体化したデザインの結婚指輪。二人のイニシャルを手書きしてもらい、相手の指輪の制作の一部を担うという「体験型」のデザインコンセプトだ。
同じ一枚の板から作られる二つの指輪のイニシャルと模様は、色の異なる金属の板を重ねて、彫りと圧延を繰り返して木目模様を生む400年前の日本の伝統金工技術により作られている。
「German Design Award」は、1953年設立のドイツデザイン評議会(German Design Council)が主催する国際的なデザイン賞。
国際的な他のデザイン賞を受賞していることがノミネートの条件であり、その上でドイツデザイン評議会が参加作品を正式にノミネートする。そのため、ノミネート自体が名誉とされており、厳格な審査から「賞の中の賞」とも呼ばれている。
レッドドットデザイン賞2022に続き、「German Design Award 2023」エクセレントプロダクトデザイン部門において特別賞にあたる「Special Mention」を受賞した「イニシャルリング」をチェックしてみては。
杢目金屋公式サイト:https://www.mokumeganeya.com/tsunagaru/
(角谷良平)
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