京都の喫茶文化を体験♡ぶらりと行ける「OMO5京都三条 by 星野リゾート」のカフェ

喫茶のルーツ「一服一銭」をヒントに

出典：OMO5京都三条 by 星野リゾート

「OMO5京都三条（おも） by 星野リゾート」では、「一服一煎〜輪のおもてなし〜」をコンセプトにした「OMOカフェ&バル」の営業が2024年9月1日より始まっています。

喫茶のルーツは室町時代の「一服一銭」という茶売り人と言われています。寺社の門前やその周りに参拝客が多かったため常設の茶屋が現れ、一服を一銭で提供し客をもてなしていました。

「OMOカフェ&バル」では、一服一銭の「銭」の字を「煎」とし、コンセプトにおもてなしの意味が込められています。

また、京都は歴史的建造物や老舗、手仕事などの歴史文化や古き良きものを残しつつ、新しいことも取り入れ続ける街です。ご近所さんとともに新しいことに挑戦しながら文化を継承し、輪をつなげていきたいとの考えから、「一服一煎〜輪のおもてなし〜」をコンセプトに、本カフェの運営がスタート。

八寸から着想を得た「スイーツプレート Hassun」や、ゆっくりしたい人もサクッと利用したい人も気軽に楽しめる、ドリンクと干菓子の「一服一煎セット」などが提供されます。

懐石料理「八寸」から着想を得たスイーツプレート

出典：OMO5京都三条 by 星野リゾート

「スイーツプレート Hassun」は、ご近所の「山梨製餡」の抹茶餡を使用した抹茶ピスタチオケーキや、さっぱりとした味わいのトマト苺タルト、酸味と苦みの調和がとれた黒豆カシスチョコレートなど、全6種類で構成。料金は1400円（税込）です。

懐石料理の献立の一つである「八寸」から着想を得たスイーツメニュー。懐石料理では八寸を提供する時が、亭主と客が盃（さかずき）を交わし閑談する最もくつろぎのひとときであり、亭主の客を思う気持ちを伝える時であると言われています。

また、凛とした青色の器は、京都の町の発展を語るのに欠かせない「高瀬川」をイメージし、清水五条に清水焼の窯を構える蘇嶐窯（そりゅうがま）に製作を依頼。

器を窯で焼く際に、その置く場所によって器の色味の出方が変わることから、川の流れを想起させます。空間やストーリー、器もまるごと楽しむカフェタイムを過ごせます◎

ワンコインで気軽に楽しめる「一服一煎セット」

出典：OMO5京都三条 by 星野リゾート

気軽にカフェタイムを楽しみたい人におすすめなのが「一服一煎セット」です。

喫茶の歴史的背景を感じられるように、抹茶やコーヒーなどのドリンク1杯と干菓子がセットになっています。一服一銭の背景の通り、料金は500円のワンコイン！

抹茶はご近所の老舗抹茶屋「柳桜園茶舗」、コーヒーは小川珈琲の京ブランド食品認定を受けた伝統の味わいが楽しめるブレンド、干菓子は老舗和菓子屋「二條若狭屋」よりご用意。ゆっくりしたい人も、サクッとカフェタイムを過ごしたい人も楽しめるメニューです◎

出典：OMO5京都三条 by 星野リゾート

その他、チーズケーキ、バウムクーヘンブリュレも各650円（税込）で販売されています。

「OMOカフェ&バル」はOMO5京都三条の1階で通年営業。営業時間は11時〜18時で、宿泊客、日帰り客いずれもご利用可能です。

喫茶の歴史、京都の風を感じながら、カフェタイムを過ごしてみては？

「OMO5京都三条 by 星野リゾート」基本データ

出典：OMO5京都三条 by 星野リゾート

＜住所＞〒604-8005 京都市中京区河原町通三条上る恵比須町434-1
＜TEL＞050-3134-8095（OMO予約センター）
＜客室数＞122室
＜アクセス＞京都市営地下鉄「京都市役所前」駅3番出口より徒歩約2分、京阪本線「三条京阪」駅7番出口より徒歩約5分

※2024年9月時点の情報です。詳細は、「OMO5京都三条 by 星野リゾート」の公式サイトにてご確認ください。

文：岡村幸治