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整理収納アドバイザーの鈴木久美子です。「スッキリした生活をしたいけれどいつも散らかっている」「片付けてもすぐにリバウンドしてしまう…」。そんな人も多いと思います。おおざっぱな性格だから無理と思っている人も多いようですが、私もかなりのおおざっぱです。そんなおおざっぱな性格な私でも、子どもがいても、いつもスッキリした暮らしを保つためにルールを決めています。ルールといっても無理なことは続かないもの。無意識に習慣化できるルールを取り入れてみてくださいね。今回は、スッキリとした生活をキープするために、私が絶対にこれだけはしないと決めているルールを4つご紹介します。皆さんに絶対しないで!というわけではないです。取り入れていただきやすいルールから順番にご紹介しますね。
おおざっぱな私ですが、ダイニングテーブルの上だけは、何がなんでもモノを置かないようにしています。(画像のようにたまに、お花を飾ることはあります。)
よくお客様のおうちでお見かけするのは、お菓子の空き箱などを収納ボックスにして、ハサミ、ボールペンや鉛筆、爪切り、耳かき、ハンコ、鍵、ポイントカードにクーポン券、さらにはパンについている口を閉じるための水色のパーツまで。
箱に入れていれば安心と、どんどんその箱の一時置きが増えているのです。
さらに、郵便物や読みかけの雑誌、プリント類も山盛り…。
こうなってくると、食事するときに片付けることが面倒になり、ダイニングテーブルの上がそれらのモノの定位置になってきます。
食事するときは、テーブルの上は物が多いから家族揃っては食べられない人や、床の上でローテーブルを出して食べている、配送用の段ボールの上で食べている…という方もいらっしゃいます。
最近多いのは、コロナの影響で在宅ワークが増え、ダイニングテーブルの上半分はずっと仕事のPCや資料が置きっぱなしでデスクのようになっているパターンです。
私もダイニングテーブルで仕事をすることが多く、もちろんPCや資料もたくさん置いていますが、仕事が終わったら、いったんすべてしまいます。
なにが何でもダイニングテーブルの上は空っぽにします。
次のルールは床置きをしない!ということ。いくら収納を工夫しても、床にモノがあったら、散らかって見えてしまいます。
定番ですが、床に置いてしまいがちなモノには定位置をきめてしまいましょう。
例えば、毎日使いのバッグを床に置いてしまうのなら、壁や家具の横などにフックをつけてバッグの定位置を作る。脱ぎっぱなしの服を床に置いてしまうのなら、掛けられる場所(入れられるBOX)を用意する、などがおすすめです。
とはいえ、その場所が山盛りにならないような意識も必要です。
もちろん普段の暮らしの中で、一時的に洗濯物を床に置くこともしますが、定位置ではないので、パパっとそれぞれの衣類の定位置に戻します。
「どこから片付けたらいいかわからない…」という人は、まずは床に置いてしまっている物をどこに収納するのか1つずつ考えていってみましょう。
次は、リビングに私物を置かない、というルールです。私物を持ち込まない、ということではありませんが、「持ち込んだら持って帰る!」を意識しています。
リビングは暮らしの中心であり、リビングにあればラクなのはわかりますが、誰かがラクだからとリビングに物を置きだすと、それぞれの家族の物も自然とリビングに置かれるようになってきてしまいます。
我が家も子ども部屋などは、結構ゴチャゴチャしていますが、それはそれで仕方がないと思っています。
リビングに定位置を置くものは、家族共通で管理するもの、家族で共有するものや、家事関連のモノなどに限定していくとよいと思います。
極端な話ですが、リビングに置くモノの数がゼロであれば絶対に散らかることはありませんもんね。なので、できるだけ最初からリビングに置かないように心がけています。
住宅事情によって個人の部屋がない場合は、リビングの1か所にその人専用の場所を作ってみてくださいね。カラーボックス1つでもよいと思います。
ここまでルールを守ってきたら、散らからずスッキリした部屋になっているはず!ですが、もう1点ルールをお伝えするとすれば、むやみやたらに飾らない、というルールです。
子どもが書いてきた絵、工作、昔の写真。1つずつは素晴らしい思い出なのですが、お部屋のどの向きをみても子どもの作品や絵が飾られていると、片付いている家でもどうしてもゴチャゴチャしてきます。
飾る壁やコーナーを決めて、その範囲で飾るということが大切です。
ちなみに我が家は、子どもたちが赤ちゃんだった時の小さなフレームが2つトイレに飾ってあります。他にもたくさん思い出の写真はありますが厳選するようにしています。
また小さなお子様がいる家では、おまけでもらったシールなどを家具や、壁にペタペタされているのをよく見かけますがゴチャゴチャしてみえる原因に。
もちろんそれが悪いことではありません。見ていてうれしくなるのであればOKです。
ですがもし、その空間を「スッキリさせたい」「理想のインテリアを楽しみたい」と思う気持ちがあれば、むやみやたらに貼らないようにしてみてください。
シールは専用のスケッチブックなどに貼る、家具の扉を開いた内側に貼ってもらう、など、貼る場所を決めてしまうのも方法の1つです。
「子どもが貼りたいというんです。」「子どもが段ボールで作ったモノを捨てたくないというのです。」とおっしゃり、お子様の意見を尊重するために悩んでいる方も多いです。
でも、幼稚園や学校でペタペタどこにでも貼っていい訳でもありませんし、いくら自宅といってもある程度のルールが必要だと思います。
「ルール、ルールってめんどくさい!」と感じてしまうかもしれませんが、やってみるとあたり前の習慣になってくるので大丈夫だと思います。
最初は少し面倒と感じることもありますが、理想のスッキリした暮らしと、スッキリしない暮らしを天秤にかけながら、ご自身の居心地のよいバランスを見つけてもらえたらいいな、と思います。
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この記事のライター
片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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