更新日:2022年3月24日 / 公開日:2022年3月24日
整理収納アドバイザーのfuccoです。築古マンションの小さい部屋で、天井も低いわが家。ちなみに収納スペースも最低限しかありません。それでも、「スッキリと暮らしたい」と日々工夫していることが6つあるのでご紹介します。
部屋の真ん中にある通路に、物は置かないルールを夫婦の間で設定しています。
この動線(通路)に障害物(置きっ放しの物)があると、玄関までサッと辿り着けないのです。
このルール、実は防災面からも考えています。
就寝中に地震が起きた際「真っ暗な中、目をつぶってでも玄関まで辿り着けるように」を目安にしました。スッキリした見た目と、40代中年夫婦の安全面も大切にしています。
部屋の大部分を占めているのが、床ですよね。ここに物さえ置かなければ、部屋全体がたちまちスッキリ見えます。
「今すぐに部屋をスッキリ見せたい!」という方は、ぜひ床の物を一気に上へ上げて(机に乗せてしまうなど)みてください。
床に物がないだけで「この部屋、こんなに広かったっけ?」と嬉しい発見があるはずです。
ちなみにわが家では、床にポイ置きしないように、「なんでもバケツ」という名のゴム製の入れ物を1つ常備しています。その名の通り、なんでも入れてOK。
あとは時間と心に余裕がある時に、バケツの中の物を元に戻していくだけです。
ポスターや壁に取り付けられる家具など、圧迫感を出さないため「大きな壁はそのまま」を心掛けています。
とはいえ、ポスターや作家さんの作品などは大好きなので、廊下や小スペースをミニギャラリーとして楽しむ工夫も忘れません。
わが家にとってリビングは、ホッとひと息つけて、明日への英気を養うスペース。同時に、夫婦の在宅ワークの場所でもあります。
視界がスッキリしていると仕事のアイデアが浮かび、心なしか集中力も上がる気がするのです。
現在の小さい部屋に住んでみて、少ない数の照明でも、だいぶ明るくなることがわかりました。
部屋に照明ソケットはいくつも付いているのですが、見た目もスッキリするので外している箇所もあります。
リビングの照明にはあえてシェードを付けず、コンパクトに電球のままで。
照明の紐の長さも短くすることで、天井の低さをカバーしています。大きくぽってりとした照明も憧れますが、今の部屋に合ったサイズの照明でスッキリと空間を広くとっています。
身長が151cmと低いので「背伸びせずに物が取れる」低めの家具を選ぶようにしています。
それだけでも、空間がスッキリ!
リビングにパソコンを置いている机があるのですが、キャスターを外し、高さを低くして使っています。
実はキャスターの高さは、ほんの10cm程度。それでも低い方が断然スッキリ見えるのです。
家に置いてある家具や収納用品など、高さをほんの少し調整するだけでもスッキリ具合が変わってくるので、ぜひ見直してみてくださいね。
大きめのインテリア用品は「床が薄い色の無垢だから、上に敷くラグも薄めのグレーにしよう」など、部屋全体に統一感が出るように物選びをしてきました。
服で言い換えれば、ワントーンコーディネートにすると縦のラインがスッキリ見えますよね。
空間も似ていると思っており、色があちこちに散らばっていると、ごちゃっと見えてしまいます。
わが家はダイニングテーブルやベンチ、収納用品など、無印良品のアイテムが多め。気に入ったブランドやメーカーを持っておくと、ラクに統一感が出せるのでオススメです。
ご紹介してきた「スッキリ暮らす工夫」の大前提は、夫婦2人で心地よいということ。
スッキリ見せたいからと物を置かず不便な思いをしては、元も子もありませんよね。実は「どうやったら“スッキリ”と“心地よい”が同居できるか」と考え始めたのが、この部屋に引っ越してきた11年前。
そんな日々の実験から生まれたのが、この6つの工夫です。季節柄「これから新生活を始めます!」という方にも、お役立ていただけたら幸いです。
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