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何を買えばいいかわからない…を片付けのプロが解決!収納グッズ選び「7つの基本ルール」

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整理収納アドバイザーの鈴木久美子です。私は整理収納アドバイザーとして、お客様のご自宅にご訪問し、整理収納の悩みを解決しています。そんなとき、「収納グッズは何を買ったらいいですか?」という質問がとても多いです。私たち専門家からすれば、「物の整理ができれば、収納グッズはなんでも大丈夫」とも思いますが、やはり皆さんは収納グッズ選びに悩まれているようです。今回は、そんな収納グッズ選びの基本ルールを簡単にご紹介します。

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目次

1.必ずサイズを測る

当たり前のことかも知れませんが、案外サイズを測らずに『なんとなくいけそう』と購入してしまう方が多いです。

まずは収納グッズを入れたい場所のサイズを測りましょう。

横幅、奥行、高さの計測をし、扉の金具部分などの出っ張りなどが無いかもしっかり確認して下さい。

手書きでメモを書いたり、スマホで収納スペースの写真をとり画像に寸法を入れてしまうのもおすすめです。

2.シンデレラフィットを狙いすぎない

ちょうどピッタリを狙いすぎると、ちょっとしたことでスペースに入らなかったり、出し入れがしにくくなったりしてしまいがちです。

引き出し内の仕切りなども、ちょうどフィットするとうれしいですが、なかなかピッタリなモノは見つかりません。

ピッタリでない場合は、すき間ができてしまい引き出しの開閉により収納グッズがずれてしまうことがありますが、底に耐震ジェルシートなどを取り付けると動かなくなるので解決できますよ。

少しスペースが余ってしまうともったいない、という方も多いですが、スペースは少し余っても全くOK!

スペースのゆとりは、「心のゆとり」です。その場所にピッタリフィットよりも、家の中のいろいろな場所で使いまわせるような定番アイテムを選ぶのがポイントです。

3.高い場所は取手付きケースを選ぶ

高い場所の収納には、取手付きのケースがとても役立ちます。

取手がついていると、踏み台にのらなくても手が届く範囲が増えます。そのため、取り出しにくいと思っていたスペースもケース1つでずいぶん取り出しやすくなります。

基本的なことではありますが、取手付きのケースを活用していない人はぜひ取り入れてみてください。

キッチン吊戸棚以外でも、クローゼット上の棚なども取手がついていると便利です。

4.重いモノを入れる収納グッズはキャスター付きを選ぶ

床に直に置くような重いモノを収納する場合は、キャスター付きの収納ケースが役立ちます。重さが感じられないくらい、軽い力で動かすことができますし、床に傷もつきにくいです。

元からキャスターがついていない物でも、別売りのキャスターが取り付けられるモノや、粘着テープで市販のケースにキャスターが取り付けられるモノも100円ショップなどにあります。

上の画像はニトリの定番「インボックス」です。そのままでは、キャスターがないボックスですが、別売りのキャスターをつけることができます。

5.細かすぎる分類はやめる

キレイに収納したい!と思う人ほど、細かい仕切りや引き出しなどがある収納を選びがちです。

細かい分類は一見素晴らしい収納ですが、例えば、1つの引き出しにすべての文房具が入っていると、ハサミ、ペン、テープが必要なときも、1回引き出しを開けるだけですべて取り出すことができますが、細かい分類では、ハサミの引き出し、ペン類の引き出し、テープ類の引き出し、と1つずつ3回開けて取り出す必要があります。

また、人は使うときは取り出す必要があるので、面倒でも取り出しますが、しまうときに面倒だと出しっぱなしになり、結局、収納が使えなかった…、ということがよくあります。

上の画像(お客様事例)は電池のサイズごとにピッタリの仕切りがある収納ケースですが、手持ちの電池の数と仕切りの数が合わず、結局入りきらずに電池は違うケースに入れてしまっていました。

細かすぎる仕切りは、モノの数や形が合わなくなると使えなくなってしまいがちです。

6.無駄なフタつきはやめる

フタつきケースのメリットといえば、ホコリから防げる、上にモノを重ねることがきる、中身を隠すことができる、という点があります。

その点は良いのですが、モノを出し入れするたびに、フタも開け閉めしなくてはいけないのでアクション数が増え、面倒な収納になってきます。

上の画像はお客様事例(洗面台下)ですが、開け閉めが面倒になってしまった例です。また、フタも片手で簡単に開けることができるモノもあれば、フタが開け閉めしにくい、とうこともあります。

引き出しの中や収納庫の中であれば、できるだけフタがない収納ケースを選ぶのもポイントです。

7.使用場所や用途に合わせた素材を選ぶ

収納グッズの定番といえば、プラスチック製ですが、その他にも布製、天然素材(かご)、不織布、紙製など様々な素材があります。

天然素材のかごがおしゃれだからと、キッチン周りで使っていると、中にホコリや食べ物の粉などが、かごの隙間に詰まってきたり、油汚れが付着したりしてしまいます。

簡単に洗うこともできず、お手入れがしにくい素材はキッチン周りには向いていません。

また100円ショップなどで手に入るような不織布でできたボックスを使っている人もいますが、何度も引き出したりしているうちに、ボロボロになってきて耐久性に欠けることもあります。

紙製のボックスも同様です。配送されてきた段ボールまで収納にしている人がいますが、衛生的ではなくおススメはできません。

今回は、収納グッズ選びの基本ルールをご紹介しました。

「何かに使えると思い、取りあえず収納グッズを買ってしまう人」も多いと思いますが、収納グッズも、1つの物。

失敗するとモノが増えるどころか、収納スペースが使いにくくなってしまうこともあります。

基本ルールを確認して、暮らしにあった収納グッズを選んでください。

最後になりますが、収納グッズの購入はモノの整理がすんでから最後の楽しみにしてくださいね♪

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この記事のライター

片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...

鈴木久美子

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。

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