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部屋が片づいている人とすぐにリバウンドしてしまう人。その違いはどこにあるのでしょうか?実は、片づけで一番大きいのは「メンタルの差」なんです!今回は整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)が片づいた状態が続く人のメンタルを解剖したいと思います。
面白い話を聞いたことがあります。
芸能リポーターの東海林のり子さん。
彼女は事件現場のリポートに行くと、マンションのどの部屋なのかを教えてもらう前に「事件現場はあの部屋ね!」と当ててしまうことがあったそうです。
これは、東海林さんに霊感があってすぐに言い当てた、という話ではありません。
「事件が起こる家は部屋の中だけでなくベランダまで散らかっている。だから今回もベランダに段ボールやゴミが放置されているあの部屋が事件現場ではないか?」という東海林さんのリポーター経験から導き出された法則だったのです。
まさに、部屋の乱れは心の乱れ。
部屋が乱れてくると心が乱れ、その結果トラブルなどに巻き込まれやすくなるということを指し示しているようですね。
また、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんは著書「整える習慣」の中で部屋の散らかりは自立神経の乱れの原因の一つである、と記しています。
感情と交感神経は密接な関係にあり、探し物のイライラやモノの色から受ける印象は人の感情、そして自律神経にまで大きな影響を及ぼすと著書の中で語っています。
このように部屋の中の環境は人の心や体に大きな影響を及ぼすのです。
片づけ、というのは単なるモノの整理ではなく心や人生を整えるための大切な土台なのです。
では、どうやったら部屋が綺麗な状態をキープできるのでしょうか?
私、整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)が300軒以上のお家の片づけに携わってきた経験から出た結論は「モノを自分が管理できる量まで減らす」ことです。
でも、そのモノを減らす作業が苦手な人は多いですよね。
「モノがもったいない」「まだ使える」「いつか使うかもしれない」
そう考え出すとモノを手放すことはできません。
でも、考えてみてください。
部屋の中の環境は自分の人生の土台となる場所です。
モノを優先して自分の人生が楽しくないものになってしまっては損だと思いませんか?
お気に入りではない2軍のモノに囲まれて過ごすモノ目線の暮らしはやめて、「今の自分の気持ち」を第一優先にした暮らしにシフトしていきましょう。
モノより大切なのは自分自身です。
モノを手放すか悩んだ時には「元気が出る方の選択肢を選ぶ」ことが大切です。
例えば、手放した方がスッキリして元気になると思うならもう、それはお別れの時。
次のステップへ上がる段階に来たと考えてよいでしょう。
片づけ上手さんたちは皆、この「手放し」を身につけています。
今はモノを減らすことが苦手なあなたも大丈夫。
「モノより自分の気持ちを大切に扱ってあげよう」と決めて仕分け作業の経験を積むことで自然と手放しが上手になっていきますよ。
部屋の中の環境が自分の理想の状態になると、今度は色々なことに挑戦してみたくなるなど「外の世界」に向ける力も湧いてくるようになるはずです。
片づけは目の前の景色を変えるだけではなくて、人生や生き方まで変えてしまうような「体験」です。
「お部屋の環境を大切にすることは自分の人生を大切にすること」ということを忘れずに日々部屋を整えてみてくださいね!
モノより自分を大切に扱ってあげるメンタルが出来上がればいつも綺麗なお部屋をキープできるようになりますよ。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。
この記事のライター
整理収納アドバイザー
Fujinao
661
モノが少ない暮らしの気楽さに魅了されてしまった元転勤族。Instagramはフォロワー9.5万人超。数百軒の片付けに立ち会った経験から生み出される「お片付けの神解説がスゴイ!!!」と話題に。人生を前向きに変える片付けの力をインスタで発信中。
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