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片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。忙しくなったり、辛いことがあったり、イライラしたりするとお部屋は散らかってきます。反対に、お部屋が散らかってくるとイライラするように、部屋の状態と感情には相関関係があります。今回は、整ったきれいなお部屋をキープするために大切なメンタル(気持ち)についてご紹介します。
片付かない理由には、物の量や収納方法などがもちろん関わっていますが、もう一つ大切な要素があります。
それは、メンタル(気持ち)です。
気持ちなんて、人に言われたからどうなるものではない、すぐに変わるものではない、と思う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
気持ちはちょっとしたきっかけで、前向きになったり、変わったりすることがあります。
逆に、気持ちがすぐに変わらないのなら、環境(部屋など)を変えてしまうと、メンタル(気持ち)が後から自然と変わることも多いです。
なんだかすっきりしないな、嫌なことがあった... というときほど、お部屋をすっきり整えることで気持ちも変わってくることがあるはずです。
片付けのプロだから、すっきり片付ける収納術を教えてほしい、とご依頼を受けることが多いです。
もちろん、片付けや収納改善をサポートさせていただくのですが、片付けをサポートしながら、私が心がけていることがあります。
それは、お客様とのお話しを通して、その方が何が好きなのか、何を希望されているのかをしっかりと聞き出し、できるだけ気持ちを満たせるような暮らしを提案することです。
『自分の気持ちを満たす』ことは簡単なようでとても難しいんです。
一人で暮らしているのなら、全て自分優先で暮らすことができますが、子供や家族がいるとなかなか難しいんですよね。
どうしても、子供が喜ぶ物を食べさせてあげたい、子供が行きたいところに連れていってあげたい、子供の洋服やおもちゃをたくさん買ってあげたい…そうなると、自分の物は後回しになってしまいがちです。
ですが、結局は自分自身の気持ちが満たされないと、イライラしたり、部屋が散らかったりしてしまうのです。
これは皆さんされているかと思いますが、自分の好きな物を食べるってとても満たされますよね。
私は、一日中頑張ったんだから、好きな物くらい食べたい!飲みたい!と思います。
ちなみに、生春巻きや辛い食べ物は、子どもも夫も全く食べませんが自分のためだけに作ってよく食べています。
クローゼットを整理していると、みなさん「これは気に入っていない」とか、「昔のデザインだから今は着ていない」「着心地が悪かった」など、着ていない服にはそれぞれ理由をお持ちです。
気に入っていない服は、プライベートで一切着る必要ないと思います。
今日は家で誰にも会わない、という日でも、気分を上げるために好きな服や小物を身に着けるようにしています。
こちらもよく聞く方法ですが、実際に試している方はどれくらいいるでしょうか。
小さなことでもいいので、自分のやりたい事を手帳や紙に書いていき、叶ったら丸を付けてみてください。
自分がやりたかったことができた、叶った!という気持ちは、とても満たされた気持ちになり、次のステップに進む重要なポイントだと思います。
大きい夢や目標ももちろん大切ですが、ちょっとした小さなことを叶えていくことが大切です。
片付けなきゃ、掃除しなきゃ、と思ってもなかなか難しいものです。
大切なのはルーティン(習慣化)し、当たり前にすることです。毎晩歯磨きをするように、習慣化すれば片付けは自然とできるようになってきます。
習慣化するためには21日だとか、66日かかるとか、いろいろな意見があります。
どれくらいかかるかは、それぞれの人の性格や考え方にもよりますが、必ず習慣化はできるはずです。片付いていないと気持ち悪い、スッキリしない、と感じるようになると、整ったお部屋に近づいてきています。
今回は、整った部屋にするために大切にしたいメンタル(気持ち)についてご紹介しました。自分の気持ちを後回しにせず、意識的に自分の気持ちを満たしていくことが、整った暮らしやきれいな部屋への近道だと思います。
この記事のライター
片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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