更新日:2022年7月30日 / 公開日:2022年7月30日
周りから好かれる人が共通して持っている特徴『ユーモア』。ユーモアあふれる人と会話をすると、自然と楽しい気分になりますよね。可能であれば、あなたもユーモアのセンスを手に入れたいと考えているのではないでしょうか。この記事では、ユーモアのある人の特徴やユーモアを身につける方法について解説します。
ユーモアとはどのような意味があるのか、定義や使い方を簡単に説明します。
まず、ユーモアは英語と日本語で意味合いが異なります。
英語で『humor』と表記する『ユーモア』は下記を意味します。
・おかしさ
・こっけい
・(人の)気質
・気性
・気持ち
一方で、日本語で『ユーモアがある』とは、『人を和ませる品のある会話や動作』、『上品な笑いを誘う才能やセンス』などを意味します。
つまり、ただ単に笑いをとるのではなく、一定の品を保ちつつ、相手を傷つけずに楽しませたり、笑わせたりすることです。
相手に気遣いや配慮を示すので、馬鹿にするような発言や下品な言葉は使いません。
▪️例文1:部長はユーモアのセンスがある。
部長は、人の心を和ませるような気質や笑いを誘う才能がある、という意味合いがあります。
▪️例文2:〇〇先生の講義はユーモアに溢れている。
講義の中に心が和むような笑いがたくさんあり、講義全体が面白く楽しかった、という意味です。
▪️例文3:同僚はユーモアが通じない人。
誰かが心を和ませようとし、おかしなことをしているのにそれを理解できず、楽しめていない状態を意味します。
▪️滑稽(こっけい)
意味:笑いの対象となる、おもしろいこと。おどけたこと。また、その様。(出典:weblio辞書)
▪️ウィット
意味:英語で機知、機転などを意味する語。(出典:weblio辞書)
▪️冗談
意味:遊びでいうふざけた内容の話。(出典:weblio辞書)
▪️頓知(とんち)
意味:その場に応じて即座に出る知恵。機知。(出典:weblio辞書)
▪️機知
意味:その場に応じて、すばやく適切な対応や発言ができる鋭い才知。(出典:weblio辞書)
ユーモアのある人と一緒にいると、こちらまで楽しくなってきますよね。
誰からも好かれるユーモアのある人になるためには、どうすればよいのでしょうか。
ここからはユーモアのある人の3つの特徴をみてみましょう。
ユーモアのある人は、毎日の生活の中から何気ない小さな幸せを探すことができる人です。
日々の暮らしの中で、小さな喜びを見つけることが上手になれば、毎日が幸せになります。
頭の引き出しが多い人は、頭の回転が早いので、臨機応変にユーモアを交えた会話ができます。
頭の引き出しを増やすために、常に新しい情報を取り込んだり、色々な人と会話をしたり、映像や文学で語彙力や感性を磨いたりしましょう。
頭が柔らかく柔軟な人は、さまざまなタイプの人と関わりを持ち、物事を客観的に見ることができます。
相手の立場から考えることができるので、相手を和ませる会話ができ、自然とユーモアも生まれます。
ユーモアのセンスは、一部の人だけが持つ特別なものではありません。
毎日の生活の中で少し意識するだけで、誰でもユーモアのセンスを磨くことができます。
そこでポイントとなるのは『観察力』です。細かく説明していきますね!
電車や人混みの中に入ると、ついつい見てしまうスマートフォン。
ユーモアのセンスを磨きたいのであれば、スマートフォンを見るのをやめて人同士の関わりをよく観察してみましょう。
人の些細な行動から人の心理を理解したり、新たな情報や知識を見つけたりすることができるはずです。それはユーモアセンスに欠かせない、情報の引き出しを増やすことに繋がります。
観察して気付いた点は、忘れないようノートに書き留めましょう。
ノートに書き出すことで頭の中を整理することができます。
また文字にすることで物事を客観的に見ることができ、新たな発見へとつながります。
何か対象を決め、それを探してみてください。時間をかければ何かしら見つかるはずです。
例えば、壁の落書き、郵便ポスト、防犯カメラ、いつも路上ライブをしている人など、対象となるものは何でも構いません。
対象となるものを見つけたら、『どうしてその場所にあったのか』『どのような目的があるのか』などを考えると、多くのことに気づくでしょう。
ユーモアのある人は、考え方に柔軟性があります。
先入観にとらわれず、常に「なぜ?」「どうして?」と疑問視すれば、柔軟な思考力を手に入れることができます。
例えば、「なんで動物にはしっぽがあるの?」「葉っぱの色はどうして緑色なの?」など、常識だと思われていることを改めてじっくり考えてみましょう。
物事を一面だけしかみていないと固定観念に囚われてしまい、新たな考えは浮かんできません。
固定観念を切り離すためには、さまざまな角度から物事をみる柔軟な思考が必要です。
例えば、自分が苦手とする上司の良いところを探してみてください。普段は悪い点しかみえないかもしれませんが、少し違う角度からみると、良いところが必ず見つかるはずです。
コミュニケーション能力の高い人は、会話にユーモアがあふれています。
相手に気遣いを示しながら、その場の雰囲気を楽しくできる人になれたらいいですよね。
この章では、ユーモアのあるコミュニケーション能力を身につける上で役立つポイントを3つご紹介します。
失敗談を相手に打ち明けることで安心感という共感を生み出します。
また、自分の失敗を第三者の視点でみると、笑える側面が見つかるはずです。
自分をオチとした失敗談を、ユーモアを加えた笑いに変えれば、相手との距離もグッと縮まるでしょう。
ユーモアのある人に質問すると、逆に質問を返してくることがあります。
この『質問返し』は、ユーモアセンスのある人が使っている会話術のひとつ。
例えば、「昨日どこに行ったの?」と聞かれたら、「どこに出かけたと思う?」と質問で答えてみましょう。
ユーモアセンスで欠かせない比喩表現は、まるで潤滑油のようなもの。
例えば、『赤色』を『赤いトマト』に言い換えて、「その赤いトマトみたいなソファーに座ってて」と言うだけで、会話が楽しくなります。
会話にユーモアがあれば、コミュニケーションの幅が広がり、みんなが憧れる魅力的な人になれます。
ユーモアのセンスは毎日の努力次第で、誰もが磨くことができる特性です。
是非、ユーモアセンスを磨き、周囲の人を笑顔にさせる素敵な存在をめざしましょう。
・ユーモアとは、人を和ませる上品な笑いのこと。
・ユーモアは相手に気遣いや配慮を示した笑いであり、下品な笑いや人を傷つける笑いではない。
・ユーモアのセンスは、日々の努力で誰もが身につけることができる。
・ユーモアセンスを磨くために、観察力を高め、コミュニケーション能力を高める。
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