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梅 花言葉

梅の花言葉には怖い意味はある?色別(白・赤)の意味や由来を解説!

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春の到来を感じさせる梅は、めでたい植物とされる『松竹梅』としても知られています。梅の実は、梅干しや梅酒などでいただくこともできるので、日本人にとってなじみ深い花でもありますね。今回はそんな梅の花言葉や由来、怖い意味があるのかについて詳しく解説していきます。

目次

1.梅の花言葉と由来

ここでは、梅の花言葉や由来について解説していきます。

1-1.梅の花全般の花言葉

梅の花言葉は
・『忠実』
・『高潔』
・『忍耐』
の3つがあります。
淡いピンクや白といった可愛らしい花を咲かせる梅ですが、堅実な印象の花言葉が揃っていますね。
因みに梅の英語の花言葉には、『fidelity(忠実)』『Keep your promise(約束を守る)』『beauty and longevity(美と長寿)』がつけられています。

1-2.梅の花言葉の由来

梅の花言葉には、それぞれ由来があります。
▶『忠実』
梅の花言葉のひとつである『忠実』は、学問の神様として知られる平安時代の貴族、藤原道長に由来しています。
藤原道長が頭角を現した時代、周囲からはその才を疎まれてしまい太宰府に左遷されてしまいました。
この時、藤原道長が大切に育ててきた梅の木が太宰府まで飛んできたと伝えられています。
梅の藤原道長に対する忠実な思いから、『忠実』の花言葉が託されました。
▶『高潔』『忍耐』
梅の花言葉である『高潔』『忍耐』は、春が来る一歩手前の2月に梅の華が咲くことが由来です。
2月といえば寒さが厳しく、植物の芽吹きもまだ先の時期。
地域によっては雪が降るので、そんな中で開花する梅には『高潔』や『忍耐』の花言葉がふさわしいのではないでしょうか。

1-3.梅の花言葉に怖い意味はある?

梅の花言葉には、ネガティブな意味は無いです。
しかし、別れが多い早春が開花時期ということもあり、梅の花言葉に怖い意味があると考える人もいるようです。

2.【色別】梅の花言葉の意味

梅の花には、色別の花言葉もあります。
ここでは、色別の花言葉について詳しく解説していきます。

2-1.紅梅の花言葉は『あでやか』『優美』

鮮やかな赤い梅は、紅梅と呼ばれ、『あでやか』『優美』の花言葉があります。
ふたつの花言葉は、平安時代の作家である清少納言が愛した花であることが由来。
その証拠として、枕草子には『木の花はこきもうすきも紅梅』の句が残されています。

2-2.白梅の花言葉は『気品』『上品』

白い花を咲かせる白梅には、『気品』『上品』の花言葉が託されています。
紅梅と比べると凛として気品あふれる姿が由来です。

2-3.桃色の梅の花言葉は『清らかさ』

淡く愛らしい桃色の梅は『清らかさ』の花言葉が付いています。
ふんわりと柔らかな桃色の梅にぴったりの花言葉ですね。

3.【基本情報】梅の花はどんな花?

梅の花の基本情報は以下の通りです。

3-1.梅の花の特徴

中国を原産とする梅はバラ科サクラ属の花木で、奈良時代以前の8世紀に薬用として日本に伝わったといわれています。
本来の梅は10mほどの樹高ですが、現在は3〜5mほどで栽培されており観賞や果実、香りも楽しめる春の植物としてなじみ深いです。
また、桜同様に春の訪れを感じさせる花でもあるので、日本人にとっても親しみのある存在ではないでしょうか。
ちなみに、梅干しや梅酒などで利用する梅と、観賞用の梅は品種が違い、若い梅の実には毒が含まれている可能性があるので注意が必要です。
観賞用の梅は原種に近い『野梅系(やばいけい)』や、そこから変化した『緋梅系(ひばいけい)』、雑種の『豊後系(ぶんごけい)』に分かれます。
食用の梅は南高梅を代表とした、さまざまな品種があります。

3-2.梅の名前の由来

梅の名前の由来には諸説あり、その中でも有力とされているのが中国語の発音が発端となったという説です。
梅が中国から日本に伝わった際、薬用の『烏梅(ウバイ)』と呼ばれる燻した梅から始まったとされています。
『烏梅(ウバイ)』は中国語で『ムエイ』と発音し、日本で『ムメ』と呼び始めて『うめ』に進化していきました。

3-3.梅はいつの誕生花?

梅の誕生花は1月3日、2月1日、2月7日、10月24日。
色別での誕生花もあり、白梅は1月11日、桃色は2月2日、紅梅は2月3日とされています。

4.梅にまつわることわざ

日本で梅は、奈良時代から親しまれている花ということもあり、梅にまつわることわざや言い伝えが多く残されています。
ここでは、梅にまつわることわざを紹介します。

4-1.塩梅(あんばい)

『塩梅』とは、もともと料理の味加減を意味する言葉で、梅酢で料理の味を整えていたことが由来となっています。
梅酢は梅の実を塩漬けした際に出る汁のことで、その昔は酸味と塩味で料理の味を引き立てる調味料として利用されていました。
ここから『塩梅』という言葉が料理用語として使われるようになり、現在では健康や物事の具合、様子を意味するようになりました。

4-2.梅干しは三毒を断つ

三毒とは『食の毒』『血の毒』『水の毒』のことで、梅干しを食べることでさまざまな体の不調を改善するという意味があります。

【食の毒】
暴飲暴食や不規則な食事など、食生活の乱れによる毒のこと。
【血の毒】
血液ドロドロを始めとした、血液の流れが滞ることによる毒。
【水の毒】
むくみといった体内の水分による毒のこと。

梅干しに限らず、梅自体にも三毒を改善するとされており、日本最古の医学書である『医心方』でも『梅は三毒を断つ』の言葉が記されています。
現代では梅の効果効能が解明され体に良いことが広く知られていますが、昔から病気を治療する食べ物でもあったんですね。

4-3.梅はその日の難のがれ

『朝、出かける前に梅干しを食べると災難をまぬがれる』という意味のことわざです。
その昔、旅人が土地特有の病気にかからないよう、薬として梅干しを携帯していたことが由来です。

4-4.松竹梅

お正月を始めとしたおめでたい時期に目にするのが『松竹梅』。
等級を表す言葉として用いられることもあり、日本人にとって深く関わりあいのある言葉ではないでしょうか。
『松竹梅』が用いられるようになったのは中国の言い伝えが由来です。
寒い冬でも緑を保つ『松』と『竹』に、寒い時期でも花を咲かせる『梅』を『歳寒三友(さいかんさんゆう)』といい、これが日本に伝わったとされます。
『歳寒三友(さいかんさんゆう)』とは、中国の文人画で好まれる画題のこと。
また、三友は共にふさわしい人の条件としても用いられ、松竹梅に当てはめて『正直な人』『忠実な人』『多聞な人』を指します。
飲食店では、食事のランクを表す用語として『松』『竹』『梅』と表記することがありますが、本来のことわざである『松竹梅』には、そのような優劣があるわけではないので注意が必要です。

梅は鑑賞・食用・ことわざなどに用いられる縁起の良い花

春の訪れを感じさせる花として多くの人に親しまれている梅は、誠実な意味の花言葉が込められています。
品種は違えど観賞用や食用としてもなじみ深いので、日本人にとっては身近な存在ではないでしょうか。
また、梅は松竹梅の言葉があるようにおめでたい植物として人気があります。
開花時期の春になると切り花としても流通するので、季節を感じる縁起物としてお部屋に飾ってみるのもいいかもしれませんね。
お祝いごとの花としてもぴったりなので、ぜひ取り入れてみましょう。

まとめ

・梅の花言葉は『忠実』『高潔』『忍耐』
・梅の花には色別に花言葉がある
・梅は観賞用と食用で品種が違う
・梅にまつわることわざや言い伝えがたくさんある



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