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整理収納アドバイザーのhanaです。近頃、断捨離やミニマルな暮らしが流行っていますよね。筆者はミニマリストではありませんが、プロとして「先入観」にとらわれず、様々なモノを減らす実験をしています。今回は、手放そうとしたけれど最終的に「やっぱりわが家には必要!」となった3つのモノの実験結果を紹介します。
手放そうとしたけどやめたモノ1つ目は、「炊飯器」です。
最近、炊飯器を手放して、鍋でお米を炊くという方が増えていますよね。
①キッチンスペースにゆとりができる
②鍋の方がお手入れ簡単
③炊飯時間が短い
④炊飯器よりご飯が美味しい
このようにメリットがたくさんあり、意外と手間もかからないと聞き、筆者も実験してみることに!一旦、炊飯器は別の場所に撤去して、代わりに鍋で炊くことにしました。
ただでさえモノが多いキッチン、炊飯器がなくなるとスッキリ!確かにスペースにゆとりが生まれました。
ところが、試してわかったことがあります。
①予約炊飯ができない
②火を使うため傍にいる必要がある
③炊飯時間は短いが浸水時間がかかる
④土鍋の場合は乾かす時間と場所が必要
中でも筆者にとっては、予約炊飯ができないことは大きなデメリットでした。
起床や帰宅の時間に合わせてタイマーをセットしたり、日ごろから予約炊飯機能を使ったりすることが多かった筆者宅では、家事の手間が増えてストレスに…。
2カ月ほど続けましたが、再度炊飯器を出したら、もう鍋炊飯には戻れなくなり、「わが家には炊飯器が必要!」であることが分かりました。
手放そうとしたけどやめたモノ2つ目は、「ソファ」です。
リビングの大物家具ソファの代わりにビーズクッションなどを使う方も増えていますよね。
①リビングが広々する
②掃除がしやすくなる
お部屋が広くなるなんて最高ですし、掃除がしやすくなることも嬉しいですよね。
筆者は、以前から気になっていたのですが、家族は反対。
そこで、相談して一週間だけソファを別の部屋に移動させ、ソファのない暮らしを実験してみることにしました。
ソファが占める面積は大きいので、リビングからなくなると予想どおり広々!
ところが、やはり家族からは不評でした。
①くつろげない
②テレビと高さが合わないから目が疲れる
日ごろソファに座っている時間が長いのは、筆者より断然子どもたち。
ソファがない間、子どもたちの落ち着かない様子を見て、なんだか申し訳ない気持ちに。
そして1週間後、ソファを元に戻して家族がゆったりとくつろぐ姿を見て、「やっぱり今のわが家にはソファが必要!」と確信しました。
ちなみに家事ラクのため、ソファは、カバーの洗濯可能、脚があり床掃除しやすいモノを選んでいます。
手放そうとしたけどやめたモノ3つ目は、「風呂椅子」です。
みなさんのおうちの浴室は、風呂椅子や風呂桶を置いていますか?
筆者宅は、風呂桶は使用していなかったため、ずいぶん前に手放しました。
そして数年前、風呂椅子の買い替えの際、ふと「風呂椅子もなくてもイケるかな?」と思い、すぐには買わず、ない状態を実験してみることに。
①風呂椅子を手入れする必要がなくなり掃除がラクになる
②浴室が広く使える
風呂椅子は、石鹸カスなどで汚れやすいため、確かに掃除はラクになりました。
ところが、それ以上に風呂椅子のない体勢はつらく、家族にも不評。
・立ちっぱなしや床に直接座る体勢は疲れる
椅子があった方が体を洗う時、圧倒的にラクなことが分かりました。
やはり、ずっと風呂椅子のある暮らしを送ってきたわが家には向いていませんでした。
浴室は汚れやすいため、日ごろから厳選されたモノだけを置くように心掛けていますが、「わが家には風呂椅子が必要!」と判断しました。
ちなみに風呂椅子は、お手入れしやすいように凸凹が少なく洗いやすい形状で、浴槽のフチに掛けて収納できるタイプを使用しています。
今回は、整理収納アドバイザーの筆者が手放そうとしたけど、やっぱり必要と判断したモノを3つ紹介しました。
片付けで「要不要を判断して選別する」のは、大切なステップの1つです。
ただ、選別する上で「先入観」がなかなかのクセモノ。
みなさんのお家にも「あるのが当たり前になっているモノ」が眠っていませんか?
みなさんは筆者のように究める必要はありませんが(笑)、「これ、本当に必要かな?」と当たり前を見直してみることも大切です。
そしてその際は、今回の筆者のような例もあるので、いきなり手放すのではなく、まずは別の場所に移動して「ない暮らし」を試してから判断することをおすすめします。
みなさまの片付けの参考になると嬉しいです。
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この記事のライター
整理収納アドバイザー1級
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4人家族(夫・娘2人)でマンション暮らし。平凡な専業主婦が、自宅のリノベーションを機に片付けやインテリアに目覚め、整理収納アドバイザー1級資格まで取得。アドバイザー活動の傍ら「暮らしを楽しむ」をテーマに日々の生活をより快適にするためのアイデアなどを公式サイトやインスタグラムにて発信中。
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