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片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。お客様宅の収納サポートで必ず聞かれるのが、ニトリと無印良品のどちらがいいの?という質問です。収納スペースや、使うアイテム、お好みによっても選ぶ基準は異なってくると思います。今回はどちらを選べばいいか、悩んでしまいがちな定番収納グッズを比較して解説します。
収納を整えるときに役立つアイテムNo.1のファイルボックスを比較していきます。
ニトリはファイルケースで、無印良品はファイルボックスという商品名です。
以前はこの2つのファイルボックスはサイズの違いや価格に大きな違いがありました。現在は両アイテムともほとんど同じですが、わずかな違いがいくつかあります。
2つのアイテムの違いをご紹介しますので、お好みに合わせて選んでいただけたらと思います。
見た目で大きく違うのは色です。お客様の中にはどちらも白だと思っている方も多いのですが、ニトリは真っ白、無印良品はホワイトグレーです。
グレーと言っても、ほとんど白に近いので、お部屋の中に取り入れた時には、真っ白過ぎず、落ち着きのある色です。色に関しては、好みが大きいので、できれば店舗で実物を見て決めて頂けたらと思います。
次は形状の違いです。一見同じように見えますが、ニトリには側面にくぼみがあります。
ファイルボックスですので、ファイルや書類を入れたときに、指を入れて出し入れしやすい形状となっています。書類を入れる事を考えるとくぼみがある方が取り出しやすいですね。
ファイルボックスを書類以外の収納に使う場合には違いはなく、見た目的に側面が直線で揃っている方が好きという方もいます。
先程から比較としてご紹介しているのは、両者レギュラー、スタンダードタイプの約10cm(ニトリは9.7cm)幅ですが、ニトリ、無印良品ともワイド幅があります。
また、ニトリは2サイズのみですが、無印良品は10cm、15cm、25cmと3つの横幅に加え、高さが半分のハーフタイプもあり、シリーズで揃えて収納を作っていきやすいです。
無印良品のファイルボックスには、追加して使える、別売りのアイテムがあります。
例えば、ファイルボックス専用のフタやキャスター、ふちに引っ掛けて使える小物ポケットなどです。組み合わせて使う事で、収納内で使うだけでなく、すき間収納として使ったり、デスクの下で使ったりと使用シーンが広がります。
上の画像はフタを付け、上にハーフタイプをのせた例です。
また、フタにはキャスターを取り付ける事も可能です。
最後に価格を比べてみます。以前は無印良品がかなり高かったのですが、値下げされたので現在は、10cm(ニトリは9.7cm)幅のタイプで349円(ニトリ)、390円(無印良品)となっており、あまり差がない価格となっています。
ニトリ ファイルケース レギュラー 幅9.7×奥行32×高さ24cm 価格349円(税込)
無印良品 ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ 約幅10×奥行32×高さ24cm 価格390円(税込)
今回は、ニトリ、無印良品の定番人気ファイルボックスの5つの違いについてご紹介しました。
1つ収納を取り入れると、シリーズで揃えていく方が統一感もありスッキリ見えます。個人的には無印良品の色とバリエーションの豊富さで無印良品を選ぶ事が多いです。
皆さんはどちらが好みなのか、よく選んでご自宅内の収納を揃えてみてくださいね。
収納選びの参考になればうれしいです。
※価格は2023年1月現在です。
この記事のライター
片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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