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整理収納コンサルタントの須藤昌子です。どのお宅にもある食器棚。ただ、「食器を入れる場所」というふうに思っていませんか?食器を入れるにしても、もっと「使いやすさ」を考えることで、キッチンはとても便利な場所に変わるはずです。食器棚という小さな空間を上手に工夫することで、キッチンをより使いやすい場所にしていくためのコツを紹介します。
食器の中でもお皿は立てることで、欲しい1枚をさっと取り出すことが出来、ぱっと戻すことが出来るようになります。
食器を立てるためのグッズもさまざまなモノが手に入るので、どれが自宅の収納に使いやすいか?を検討しながら、選ぶ事をお勧めします。
また、立てる収納をする場合は、引き出しでも棚でもどちらでも可能ですが、ちょっとした工夫で使いやすさは変わります。
棚にお皿を立てる場合は、ワイヤーのスタンドなどを利用すると便利ですが、スタンドが使うたびに移動するなんて、ちょっとしたストレスにつながることもあります。そのため、滑り止めシートを使うなど、スタンド自体を固定をすることをお勧めします。
沢山の食器を重ねすぎると重い食器は取り出しにくくなります。更に食器が重なることで高さも出ることになり、取り出すときに「他の食器にぶつからないように」とか「倒さないように」なんて無意識に気を使っている事もあります。
そんなちょっとしたストレスが、使うのを面倒に感じさせる原因にもなりますから、重ねるのは2~3枚がお勧めです。
同じ食器が3枚以上ある時には、いつも使う枚数とそれ以外で分けて収納するようにすると、いつも使う棚にある食器は使いやすくなります。
写真のように、いつもの食器を置く場所とそうでない棚に分けるようにすると、いつも使うモノはいつも使いやすい状態を維持できます。
我が家は、3人家族なので、3枚ずつを手前に置き、お客様がいらっしゃった際に使うモノは、奥に収納しています。
たまにしか来ないお客様のものと区別することで、いつもの食器は、いつも使いやすい状態を維持できますし、奥深い収納場所も上手に活用できます。
「食器棚」というからには、食器を収納しないといけない、なんて固定観念を持っていると、せっかくの収納場所は上手に使えないこともあります。
我が家では食器棚の一角に、購入して日が浅く、使い慣れていないキッチン家電の取扱説明書を置いたり、期日が迫っている書類を置いたり、仕事で頻繁にメモが必要なバインダーなどを置いています。
おうちの収納場所は限られていますから、これは○○用と考えてしまうと、収納したいモノを上手な置き場所に置く選択肢を無くしてしまったり、使いにくい場所を収納場所にすることになり、結果、散らかりにつながることもあります。
「これがキッチンにあると便利」と思うモノは、固定観念にとらわれずに、置き場所を考えてみることをお勧めします。
食器は、平置きするもの、食器棚は、食器を収納する場所と思い込んでしまうと、使いやすく工夫をすることが出来なくなりますから、柔軟に考えることをお勧めします。
その時には、食器を立てる方法や道具を使う事で、さらにストレスにならないか?という事も考えながら、収納法を検討しましょう。
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整理収納コンサルタント・整理収納アカデミアマスター
須藤昌子
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片付けは、ラクな暮らしと人生を手に入れる片付けの考え方を毎日ブログで発信している整理収納コンサルタント。独自の視点で、先入観を捨て、自分をラクにして、家族と心地よく過ごすための片づけのヒントを発信中。SNSフォロワー総数7万人超。
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