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洗濯機というと家電の中でも高いイメージがある人は多いのではないでしょうか。しかし、探してみると3万円台から購入できて、十分な機能を備えた洗濯機もあります。この記事では、予算が限られる場合におすすめの安い洗濯機を紹介します。コスパ重視で選びたい人はぜひチェックしてくださいね。
高い洗濯機と安い洗濯機を比べた場合、以下の通り3つの大きな違いがあります。
【乾燥機能の有無】
安い洗濯機には乾燥機能が付いておらず、付いているものだと2万円〜7万円ほど高くなります。
【便利機能の有無】
高い洗濯機は特定の便利機能を備えている場合がほとんどです。
たとえば、スマホ連携等IoTを利用して直に触らず操作ができたり、モーターの回転を細かく制御して省エネする『インバーター』が付いていたりします。
安い洗濯機はそういった便利機能がなく、タイマーなどシンプルな機能のみの場合が多いです。
ちなみに、ダントツで安い洗濯機は持ち運びができる『ハンディ洗濯機』ですが、基本、出張先や旅行先で使うことを目的としているため、普段使いには向きません。
安い洗濯機を買って後悔しないためには、気をつけなければならないことがあります。
どの洗濯機にするか検討する際は、価格だけではなく以下の点も考慮しましょう。
洗濯機にはそれぞれ洗濯容量が設けられています。
家族の人数×1.5kgを1日当たりの洗濯物量の目安としますが、シーツなどの大物を洗うことも考え、1kgプラスで考えるとよいでしょう。
ただし、まとめ洗いをすることが多いなら、洗濯物を溜める日数を1日当たりの洗濯物量と掛け算して目安とすることをおすすめします。
なお、1人か2人暮らしなら5kg以下の小型洗濯機で事足りるでしょう。
たとえ価格や容量、機能といった条件をクリアしても、洗濯機のサイズが合わなければ意味がありません。
設置しようとした場所や搬入経路が洗濯機のサイズよりも狭かった場合、ほぼ返品するしかなくなるでしょう。
ひとり暮らし用の部屋の場合、このような事態に陥る可能性が高いため、必ず確認しましょう。
購入する前に『防水パン』という漏水を防ぐ土台のサイズをはじめ、室内の廊下、ドア幅、玄関、集合住宅なら外階段、エレベーター等、洗濯機が通る場所の幅などをくまなくチェックすることが大切です。
自分では判断がつかない場合は、購入する前に販売店で相談するとよいでしょう。
縦型洗濯機はドラム式洗濯機と比べて安価で購入できるものが多いです。
さらに価格面以外でもメリットがいくつかあります。
ただ、デメリットもあるため、購入後に後悔しないようチェックしておきましょう。
【縦型洗濯機のメリット】
①洗浄力が高い
たっぷりの水を回転させて、もみ洗いをするので、泥汚れなども落とせます。
②コンパクトなものが多い
サイズが小さいものが多く、ドラム式と比べて場所をとりません。
【縦型洗濯機のデメリット】
①衣類が絡みやすい、傷みやすい
衣類同士をこすり合わせて洗うため、絡まりやすく、ドラム式に比べて生地が傷みやすいです。
②ランニングコストがかかる
水をたくさん使うため、ドラム式に比べて水道代がかかります。
また、乾燥機能がついているものもありますが、消費電力量が多いヒーター方式の場合、電気代が高くなります。
③しっかり乾燥できない・乾燥するのに時間がかかる
ドラム式のように衣類を浮かせながら乾かすことができないため、しっかり乾燥させることが難しいです。また、ドラム式と比べて乾燥にかかる時間が長くなる傾向があります。
朝はバタバタしていて時間がないので、洗濯はもっぱら夜派という人は、購入前に稼働音をしっかり確認しましょう。
特にアパートやマンションに住んでいると、ご近所迷惑にならないよう気を遣わなければなりません。
夜に洗濯をする人が選ぶべきは稼働音の大きさが45dB以下の製品。55dB以上になるとかなりうるさいです。
洗濯機で騒音トラブルを引き起こすことのないよう、静音性も必ず確認しましょう。
安く洗濯機を手に入れたいなら、買いどきの時期を狙いましょう。
狙うべき購入時期のひとつが、新モデルや新製品が発売される時期。
新しい製品が販売される1、2ヶ月前に、古いモデルが値下げになることがあるからです。
モデルチェンジなら、基本的な機能面で新モデルと大きな違いがあることはほとんどありません。
縦型洗濯機の場合、モデルチェンジが行われるのは毎年7月前後なので、古いモデルが値下がりするのは5〜6月くらいです。
洗濯機の購入を考えていて、最新モデルにしたいというこだわりがなければ、この時期を狙ってみるとよいでしょう。
また、大々的なセールが行われる年末年始や7月・12月のボーナス時期も狙い目。
特に年末年始は大幅に値下げされる商品が多くなります。
対象の洗濯機が売り切れにならないよう、事前にどれを購入するかオンラインショップなどでチェックしておきましょう。
それでは、安い洗濯機にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
まずは3万円以下で購入できる安くてコスパの良い洗濯機です。
予算重視の人はぜひ参考にしてださいね。
商品名:全自動 洗濯機HW-K45E
メーカー:Hisense(ハイセンス)
金額(2023年6月30日現在):27,800円
タイプ:縦型
サイズ:54D x 54W x 88H cm
重量:28.5 kg
容量:4.5 kg
運転音:47 dB
機能:予約機能・お好みボタン・風乾燥など
横幅50cmのコンパクトボディで、ベランダ置きにも嬉しいハイセンスの洗濯機。
容量4.5kgで、1人暮らしの洗濯はもちろん、2人分の洗濯も行えます。
低価格の洗濯機ですが、洗濯終了時間を予約できたり、洗濯物の素材にあわせて自分でコースを作れたりと便利な機能が付いています。
強力な水流を起こし、汚れを手洗いするように落とせる回転羽根や、洗濯板のような凹凸面を持つステンレス槽で洗浄力もバッチリ。
最短10分で洗濯ができるのも、この洗濯機の強みです。
商品名:全自動洗濯機JW50WP01WH
メーカー:MAXZEN(マクスゼン)
金額(2023年6月30日現在):25,980円
タイプ:縦型
サイズ:53.4D x 56.5W x 83.5H cm
重量:29.6 kg
容量:5 kg
運転音:ー
機能:5種類の洗濯コース・予約機能・風乾燥・チャイルドロック・槽洗浄・槽乾燥など
ひとり暮らしのまとめ洗いにもぴったりな容量5kgのマクスゼンの洗濯機。
標準・ソフト・強洗・自分流・毛布と5種類の洗濯コースを搭載。
ソフトコースは、洗濯時間と脱水時間を短縮したもので、衣類へのダメージを軽減できます。
16Lからの4段階で水位設定が可能なため、素材や色で衣類を分けて洗濯したいときに便利。すすぎ工程での柔軟剤の自動投入や槽洗浄・槽乾燥などの機能も付いています。
商品名:全自動洗濯機 IAW-T451
メーカー:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
金額(2023年6月30日現在):28,610円
タイプ:縦型
サイズ:53.5D x 54W x 83.5H cm
重量:28 kg
容量:4.5 kg
運転音:ー
機能:洗濯コース6種類・予約タイマー・チャイルドロックなど
標準・つけおき・お急ぎ・念入り・毛布・ドライと6種類の洗濯コースを備えたアイリスオーヤマの洗濯機。
部屋干しモードを選ぶと、風乾燥で水分をしっかり飛ばし、部屋干し時間を短くできるので、生乾き臭を抑制できます。
タイマー予約をして、洗剤・柔軟剤をセットしておけば、希望の時間に洗濯を終わらせることが可能です。
洗い・すすぎ・脱水の単独運転は、ボタンを押すだけで簡単に設定できます。
4段階の選べる水位、槽洗浄コース・槽乾燥コースといった機能も付いています。
もう少し予算を上げて、5万円以下のおすすめ洗濯機を紹介します。
商品名:全自動洗濯機AW-45M9(W)
メーカー:東芝(TOSHIBA)
金額(2023年6月30日現在):23,500円
タイプ:縦型
サイズ:54.1 x 55.5 x 94.5 cm
重量:31 kg
容量:4.5 kg
運転音:静音
機能:スタート予約タイマー・風乾燥・チャイルドロック・槽洗浄・槽乾燥など
Wシャワーで洗濯物全体に洗剤をムラなく行きわたらせ、しっかり洗いあげる東芝の洗濯機。
つけおきコースなら、頑固な汚れもすっきり落とせます。
「洗濯物がちょっとしかないけれど、どうしても洗いたい」というときは、最低水位12Lの節水設定で洗濯ができます。
ステンレス槽を清潔に保つ、槽洗浄・槽乾燥コースがあるのもこの洗濯機の特長。
便利なスタート予約機能付きです。
商品名:全自動洗濯機NA-F50B15-H
メーカー:パナソニック(Panasonic)
金額(2023年6月30日現在):29,800円
タイプ:縦型
サイズ:56.2D x 57.2W x 88H cm
重量:28 kg
容量:5 kg
運転音:ー
機能:ビッグウェーブ洗浄・楽ポイフィルター・チャイルドロックなど
水量17Lと少なめのときも、立体水流の『ビッグウェーブ洗浄』でしっかりもみ洗いして汚れを落とすパナソニックの洗濯機。
汚れがひどいときは、自動で『つけおき』と『かくはん洗い』を繰り返して洗浄する、つけおきコースを選択しましょう。
縦型洗濯機は洗濯物が絡まりやすいですが、からみほぐし運転をすると取り出しやすくなります。
また、フィルター掃除は面倒なものですが、約160mLの大容量で、溜まった糸くずを触ることなく捨てられる『楽ポイフィルター』付き。
槽乾燥・槽カビ予防・槽洗浄の各コースで、洗濯槽を清潔に保てます。
商品名:全自動洗濯機NA-F60PB15-T
メーカー:パナソニック(Panasonic)
金額(2023年6月30日現在):49,192円
タイプ:縦型
サイズ:57.2D x 56.2W x 90.7H cm
重量:29 kg
容量:6 kg
運転音:洗濯37dB / 脱水46dB
機能:サッと槽すすぎコース・バスポンプ内蔵・ビッグウェーブ洗浄・楽ポイフィルター・チャイルドロックなど
こちらもパナソニックの洗濯機ですが、先ほど紹介した「NA-F50B15-H」と、容量(6kg)以外にも違いがあります。
まず『サッと槽すすぎ』コースが付いていること。
汚れがひどいものを洗濯した後や、赤ちゃんの服など衛生面で特に気をつけたいものを洗濯する前などに、サッと洗濯槽の中をすすぐことができます。
さらに、お風呂の残り湯を洗濯に使うときに便利なバスポンプを内蔵。
ビッグウェーブ洗浄、からみほぐし、つけおきコースなどの機能も付いています。
商品名:全自動洗濯機AW-5GA1(W)
メーカー:東芝(TOSHIBA)
金額(2023年56月30日現在):38,000円
タイプ:縦型
サイズ:56.3D x 58W x 95.7H cm
重量:28 kg
容量:5 kg
運転音:洗濯38dB / 脱水43dB
機能:浸透パワフル洗浄・風乾燥・槽洗浄・槽乾燥コース・温度センサーなど
こちらの東芝製・容量5kgの洗濯機は『浸透パワフル洗浄』がウリ。
まずは少量の水で濃度の高い洗剤液を作り、それを繊維の奥まで浸み込ませます。
それから水を追加して力強い水流で洗いあげるため、Yシャツのエリ汚れもすっきり!
部屋干しモードにすると脱水時間が長くなり、風で水分を吹き飛ばすので、部屋干し時間を短くできます。
水が冷たくて汚れが落ちにくい時期は、温度センサーが水温を予測し、洗濯時間を調整してくれます。
商品名:全自動洗濯機IAW-T605BL-B
メーカー:アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
金額(2023年6月30日現在):32,620円
タイプ:縦型
サイズ:52.5D x 55.5W x 92H cm
重量:31 kg
容量:6 kg
運転音:洗濯39dB / 脱水54dB
機能:ドラムクリーン・チャイルドロック・残り時間表示・予約タイマーなど
機能も大事だけれど、デザインにもこだわりたいという人には、こちらのアイリスオーヤマの洗濯機がおすすめ。
スタイリッシュなブラックカラー×ガラストップ仕様が生活感を軽減してくれます。
洗濯コースは、標準・つけおき・すすぎ1回・お急ぎ・ドライ・毛布の6種類。
部屋干しモードや予約タイマー、槽洗浄コース・槽乾燥コースと機能性も十分。
左右どちらでも排水可能な『排水ホース2方向対応』の洗濯機でもあります。
家電の中でも高いイメージのある洗濯機ですが、容量や機能によっては3万円以内で購入できるものもあります。
ひとり暮らしの場合は特に5〜6kgの容量があれば十分なはず。
また「予約機能さえ付いていればOK」など、最低限の機能で問題なさそうなら、購入費用をかなり抑えられます。
もしも「おしゃれ着を洗うことが多い」「部屋干しをすることが多い」などの傾向があるなら、ちょっと価格が高めでも、用途に対応した洗濯機を選んだ方が後悔しないでしょう。
今回紹介した洗濯機のスペックは一部を抜粋したものです。
実際に購入される際は、販売サイトの情報などを参考に、細部まで比較検討することをおすすめします!
・縦型洗濯機は洗浄力が強く、コンパクトなものが多い
・縦型洗濯機は生地が傷みやすく、乾燥機能付きでもしっかり乾かない場合が多い
・洗濯機を購入する際は、運び込めて設置できるサイズのものか、必ず確認する
・容量や機能を確認して、自分の用途に合う洗濯機を選ぼう
この記事のライター
michill トレンド
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ファッション、ビューティー、ネイル、ヘアスタイルなど、幅広いカテゴリのトレンドに敏感なアラサー女子です。話題のアイテムの情報や気になる商品のレビューを紹介します。
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