片付けられない家には共通点がある?!整理のプロに聞く「リバウンドする3つの原因と解決策」

更新日:2024年4月6日 / 公開日:2024年4月6日

整理収納アドバイザーむらさき すいこです。「片づけても片づけてもスッキリしない」「片づけてもリバウンドしてしまう」という人はいませんか?今回は、片付けのプロとして、ご訪問整理収納サポートで多くのお客様の家に伺っている筆者が、「片付けてもスッキリしない原因と対策」について3ポイントをお伝えします。

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ポイント1.移動させるだけ

例えばキッチンを片づける際に、収納の奥から「存在を忘れていた鍋」が出てきたとします。

そこで、

・長年使っていなかったから手放す

・これを機に使いやすい場所に移して活用する

などといった判断・選択をしたら現状が変化します。

ところが、

・使ってないから納戸へ移動させる

・今後も使わないから床下収納へ移す

など、「収納場所を移す」ケースをよく見かけます。

物を移動させてテトリスのように収納場所を変えるだけでは、残念ながら状況はなにも変わらないのです。時間と労力をかけた割にスッキリしない原因は、「物を移動させているだけ」だから。必要・不必要の判断を先送りしている可能性があります。

なぜ収納場所を圧迫してまで持ち続けたいのか、物の「所有する意味」を今いちど考えてみると、今の生活には不必要だということに気が付くことができます。

ポイント2.物の持ち方が変わらない

片づけて住まいがスッキリしてもリバウンドしてしまうケースもよく見ます。不必要な物を手放して一時は快適になりますが、気が付くと物が増えて、もと通り…ということはありませんか?

これは、「物の持ち方が変わっていない」のが原因。

住まいには、毎日のように物が入ってきます。例えば4人家族が「1人1個の物」を1年間、家に持ち帰り続けたとすると、年間で1460個の物が増えているわけです。毎日4個ずつ物を家から出せば、INとOUTの収支バランスは保てますが、現実はそうはいかないもの。こうして一時的に物を減らしても、物の持ち方を変えない限り片付けのリバウンドを繰り返してしまうのです。

・気軽に物を買わない

・貰えるから!と飛びつかない

・一生ものを選ぶつもりで慎重に物選びをする

このように、物の持ち方の意識を変えるだけで、かなりの効果が得られるはずです。

そして、一番やるべきは、定期的な物の整理

半年に1回、3ヵ月に1回など自分でペースを決めて所有している物の必要、不必要を総点検しましょう。

片付けのプロとして物の持ち方に意識を向けている筆者でも、定期的に点検をすると不必要な物が見つかるものです。片付けは一度やったら終わりではなく、生きている限り永遠に続くのです。

ポイント3.1人でやろうとする

筆者にご訪問整理収納サポートの依頼がくるのは、特にご家庭の「主婦・お母さん」が多いです。

「片づけたいのに家族が強力してくれない」「私ばかり頑張っている」と悩みを抱えているケースをよく見ます。

そこでお伝えしたいのは、片付けは「1人でやらない」ということ。年齢にもよりますが、家族の物は家族が自分で整理する。自分で適正量を決めて、自分で管理ができる収納場所を決めましょう。

主婦、お母さんがやった方が早い場合もあるかもしれませんが、それだといつまで経っても1人で抱え続けることになります。1人で家の物すべてを管理するのには限界があり、時間が経過するともと通りになってしまうことも。

キッチンや洗面所などの家族の共用スペースも、1人で片づけないで家族の意見を聞きながら進めましょう。家族全員の住まい。1人で抱えず、家族全員巻き込みスタイルの片付けで進めていくのが理想的です。

いかがでしたか?

片づけても片づけてもスッキリしない、リバウンドを繰り返してしまう要因と解決策についてご紹介しました。やや辛口ですが、ポイント3つを意識すると、暮らしが変わるはず!

ご参考になりましたら幸いです。



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