更新日:2024年8月8日 / 公開日:2024年8月8日
整理収納アドバイザーの大森智美です。片付けをする際に物を減らした方が良いというのはなんとなく理解していても、実際モノを減らそうと思うと、「足りなくなったらどうしよう…」と不安になりますよね。実際、必要な量だけでどうやって回しているか、どうやって乗り切っているのか気になりませんか?今回は5人家族の筆者のモノの回し方を例にお伝えしますね。
タオルは替え時が分からなかったり、いただいたりしやすいのでなかなか捨てられない。腐るものでもないし、毎日使うアイテムなので、ギリギリだと不安に思う方や捨てられない方が多いアイテム。
でも多すぎたり、使っていないタオルが貴重な空間を圧迫していませんか?
5人家族の筆者の普段使いのタオルはフェイスタオルが12枚と枚数が決まっています。我が家は毎日洗濯し、バスタオルはなし。お風呂あがりもフェイスタオルを1枚ずつ使用します。洗面所の手拭きタオルとしても使用するので、毎日洗濯しないと足りなくなります。
でも、実はこの枚数であまり困ったことはなく、充分なんとかなるのです。
先日急な雷雨で洗濯物がびしょ濡れになり、15時ごろに洗いなおしたのですが、夏場という事もあり3時間ほどで乾きました。
でももし万が一乾かなかったとしても、子供たちはプール用の巻きタオルや、学校で使用する汗拭きタオルも2枚ずつ持っています。
1日くらい代用してもOKですし、足りなければ足りないで案外なんとかなるものです。毎日しっかり使うので、劣化も分かりやすく一気に変えやすいのもメリットです。
モノが多い方の多くは、パジャマや部屋着を多く持っていらっしゃいます。洋服を整理する際に「まだ着れるから部屋着にしよう」とどんどん増えていくパターンが多いのかもしれません。
それだと処分する判断をしなくて済むので罪悪感は減りますが、着る体は1つしかないのに部屋着やパジャマばかり増えて収納を圧迫していませんか?
筆者は、いわゆる部屋着はなし。「外出できる服」か「パジャマ」の基本2パターン。
パジャマは基本的には毎日洗濯しますが、朝洗って夜また着るのでほぼ1組。多くてもシーズンに2組あれば充分。家族も同様です。もし体調不良等で数日パジャマで過ごす場合があったとしても、Tシャツや短パン、締め付けの少ない服、スポーツウェア等代わりになる服がきっとあるはず。
特に子供が小さいうちはすぐサイズアウトしていくので、毎日着倒して来シーズンは本人たちが好きなパジャマを1組選んでもらうスタイルにしています。
特にカトラリー類は割れて壊れる、という事があまりないので使おうと思えば何年も使えるもの。
「壊れていないから捨てられない」「お客様が来たときに足りなかったら困るかも…」という理由で減らせない…そんな方も多いのではないでしょうか?
「毎週のようにお客様が来るよ!」そんな場合は別ですが、よくよく考えたら、来客は年に数回だったり家族がいない時に1~2人程度で普段使いのカトラリーで充分間に合う場合が多いことも。
筆者宅は基本的にカトラリーは家族人数分。食事用のスプーン&フォークが5本、デザート用のスプーン&フォークも5本。お箸は家族人数+取り箸用に2膳。時々お客様が来ることはありますが、家族がいない時であれば日常使いのカトラリーで足りますし、もし大人数の場合は割りばしや使い捨てで代用したりします。
キッチンツールも基本的には同じ種類のモノはおたまや菜箸など多くても2つ。キッチンにあるものは数が少ないと「いちいち洗うのが面倒」と思われるかもしれませんが、逆に沢山あるからこそ家族は次々に出して使い、結果洗い物が増えることもあるので、必要な量=適正量にするメリットは充分あります。
日々使うものは、①洗濯頻度②使用頻度③買い物の頻度を考えることで何個あれば充分か答えは出るはず。必要な数で暮らすと無駄な家事も減り、無駄な空間も減り、管理する手間も削減することができます。
万が一足りないことがあっても、だいたいは年に1回あるかないか。足りなかったら足りなかったで「じゃあどうする?」と考えるので案外家にあるモノでなんとかなることが多いのです。
1年に1回あるかないかのために、日々使うものが取りづらくなってストレスになったり、モノの多さにため息をついているのなら、ぜひ少しモノを減らして毎日の暮らしやすさを優先してみてくださいね!
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