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片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。今回はスッキリした暮らしのためにあえて少なくしている物についてお話したいと思います。私は片付け・収納の専門家、として活動していますが、片付けが得意なのかというとそうでもありません。片付け、収納が簡単にラクにできるように、物の管理をしっかりしているのです。日々の暮らしの中で、私が意識的にあえて少なくしている物があります。
私が意識的にあえて少なくしている物は消耗品のストックです。洗剤ストック、ラップやジッパー付き袋など、暮らしにはたくさんの消耗品があります。どれも暮らしに必要な物だと思いますが、1つあれば暮らしていけるのです。しっかりと管理ができていれば予備1本を持つこともなく暮らしていくことは可能なのです。
とはいえ、皆さん予備は持ちたいと思うので予備は1つまで、と決めてしまうのが良いと思います。
今までサポートに伺った散らかった家のほとんどは消耗品ストックが驚くほど多いのです。1年間毎日使ってもなくならない数をストックしているのに、また買い足してくるのです。家の収納スペースが洗剤や袋に埋もれてしまうなんて、よく考えるともったいなくないですか?どうせなら、大好きな物、かわいい物を入れる方が絶対人生がハッピーになります。
みなさんお困りの、紙袋や空き箱。頂き物のお菓子などカワイイ箱がたくさんあるんです。紙袋も人に何かをお渡しする時に必要だし、何かに使えると思い捨てずに全て取っている人も多いです。
私もプロですが、もちろん人の心は持っていますので、かわいい物は捨てにくいですし、取っておきたいと思います。ですが、家は限られたスペースしかないので、取っておくには限度があります。
家という自分の大切な空間なので、自分にとって必要だと思う物をしっかり厳選するのは非常に大切です。取っておくなら、数や用途をしっかりと決める事。それ以上は持たないようにすること。それをしなければ、空き箱や紙袋のせいでスペースがどんどん埋め尽くされてしまうのです。かわいい箱や紙袋が多すぎて、お部屋自体がかわいくなくなっては本末転倒です。
タオルは必要最低限の枚数だけにして、1年間しっかり使って新年に買い換えるようにしています。少ない枚数にしている理由は2つあります。私は面倒くさがりやなので、きっとたくさんのタオルの洗い替えがあると、洗濯をさぼってしまい、洗濯物を溜めてしまうかもしれないからです。
また、タオルは非常にかさばり、収納スペースを占領してしまうので少なくしている、という理由もあります。
我が家では1人2枚のタオル×4人家族、予備2枚とし10枚のバスタオルにしています。
靴下、タイツを少なくしている理由は上記のタオルとほとんど同じです。限られた収納スペースの中に大量に靴下やタイツを入れておく場所を取りたくない、というのもあります。
また、靴下やタイツはけっこう適当な扱いをしてしまう事が多いアイテムだと思います。そんなアイテムこそ、数を厳選することで自分にとってはなくてはならない大切な物として扱う事ができるからです。
ちなみにたくさんのご自宅の片付けサポートに行っていますが、散らかっている家のほとんどは靴下があちこちに散乱している事が多く、靴下のペアも見つからない事が多いです。散乱していても、履いていく靴下があってやっていけるから放置しているんだと思うんです。たった1つしかない貴重な靴下なら、絶対そんな扱いはしません。なので、あえて少なくする、というのも散らからないポイントです。
今回ご紹介した物以外にも、少なくするように意識している物はたくさんありますが、物のない暮らしをおすすめしている訳ではなく、自分にとって暮らしを豊かにしてくれる物、うれしくなるような物はたくさんあってもいいと思います。
逆に、たくさんありすぎて邪魔になり困ってしまう物や、たくさんある事によってその物の扱いが雑になってしまうようなら数を厳選し大切にする、というのが私の考えです。
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片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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