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整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。「片づけてもすぐに散らかってしまう…」とお困りではありませんか?実は、片づかない家には共通点があります。今回は片づけのプロが数多くの現場で発見した「片づかない家」に必ずと言っていいほどあるものを6つご紹介します。
冷蔵庫の奥や冷凍庫の下のほうから、消費期限や賞味期限が切れた食品が出てくるのは現場サポートでの「あるある」です。特に、香辛料や製菓材料が多く見られますが、皆さんは大丈夫ですか?
冷蔵庫や冷凍庫の収納ルールは2点です。
①冷蔵スペース(開き戸)は「前」から見て何がはいっているか分かるように収納
②冷凍・野菜スペース(引き戸)は引き出しをひいたときに「上」から見て何がはいっているかわかるように収納
定位置を決めると、管理がしやすくなります。期限が決まっているものは処分しやすいので、期限切れの食品は、即処分しましょう。
着ていない服をすべて手放しましょうとは言いません。ただ、どうしても手放せない場合は一度、袖をとおしてみてください。「似合わないな」と思ったら処分するか、似合わないけど思い出の洋服は、届きにくい別の場所に保管してはいかがでしょうか?
1年以上着ていないけどまだ着られる洋服は、リサイクルに出すと「もったいない」がなくなりますよ。
スーパーでもらってきたビニール袋や紙袋が大量にストックされている光景を、「片づかない家」でよく見ます。大量にストックする理由を聞くと、「使おうと思ったときにすぐ使えるように残しておきたい」「いざというときに便利だから」という返事が返ってきます。皆さんは大丈夫ですか?
収納するスペースがあれば、どれだけでもストックして良いかもしれませんが、収納スペースは限られています。
「友人にプレゼントするから紙袋が必要」「子どもの汚れた服を入れるからビニール袋は必須」といったように、理由があって適量を残しておくのは問題がありませんが、限られた収納スペースに溢れるくらいの紙袋やビニール袋がある場合は、不要な分は思い切って処分しましょう。
化粧品サンプルをデパートやドラッグストアでついもらって、引き出しの中に眠らせていませんか?サンプルは収納に場所をとらないので、そのまま置きっぱなしになりがちです。
モノはでていく数より入ってくる数が断然多いです。そして、「ただ」でもらうモノほど溜まっていきます。サンプルだけではなく、ノベルティも、使わないと分かっているものは潔く手放すことをおすすめします。
「気になるページがあったからあとで切り取ろうと思っています」「とりあえず溜めて後でまとめて読みます」。片づかない家でよく聞く言葉ですが、積み上げれば積みあがるほど読まなくなりませんか?実際に聞くと、溜まってしまって結局読むのを諦めてそのまま処分する方も多いです。
紙類、特にフリーペーパーは日ごろから意識していないと、どんどん溜まってしまいます。ある程度溜まってしまった紙類は思い切って処分しましょう。
「片づかない家」は片づけが苦手な方も多いです。特に、片づけが苦手な人は、整理をする前に、まず収納グッズを買うところから始めます。SNSや雑誌を見て、おススメの収納グッズを購入したら片づく!と思っていたら、それはNGです。
収納グッズを購入したくなったら、まず、家の中のものを見渡して、不要なモノを処分してください。すぐに処分するのに抵抗がある方は、モノを取り出すのにちょっと不便な場所に収納場所を決めてOKです。
使っているモノを見極めてから、収納するものにみあった収納用品を購入してくださいね。
「片づく家」への第一歩は「数を決める」そして「場所を決める」です。
「片づける」とは元の場所に戻すというシンプルな行動です。ぜひ、実践できるところからとりくんでみてくださいね。
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整理収納アドバイザー。4人家族(夫・息子2人)で戸建て暮らし...
田中ゆみこ
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整理収納アドバイザー。4人家族(夫・息子2人)で戸建て暮らし。北陸を中心にこころと暮らしを心地よくする「整理収納・時短家事」をご提案しています。住宅収納スペシャリスト、親子の片づけに特化したサービスを提供中。Instagramではラクに片づく仕組みとリアルな子育てを発信しています。大阪市出身、石川県金沢市在住。
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