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整理収納アドバイザーのFujinaoです。お片づけに取り組んでいたら、気がつけば暮らしにも変化が訪れていた。そんなふうに「片づけが人生を動かすきっかけになった」と感じる人は少なくありません。今回は、片づけのプロが見てきた、人生に起こる3つの変化をご紹介いたします。
片づけにはモノの取捨選択が欠かせません。この、「残すか、手放すか」を考えるプロセスは「自分は何が好きか」「何を大切にしたいのか」「どんな暮らしを望んでいるのか」といった自分の価値観と改めて向き合う機会になります。
そして、より自分が好きな方や心地が良いと感じる方の選択肢を選び続けるうちに、他人の目や世間の常識よりも自分の感覚を大切にできるようになっていきます。
例えば今、筆者は年間15着のワンピースだけで暮らしていますが、これも自分の「楽しい」「心地よい」を優先させた結果です。「ズボンを一本も持っていないの!?」と驚かれることも多いですが、片付けを通して「人に迷惑をかけることでなければ自分が楽しいと思う方を選んで良い」と思えるようになったのは人生の大きな収穫でした。
お片づけを進めると、決してモノの多さが自分の満足に直結しているわけではない、ということに気づくようになります。
沢山のモノを手放すことで、「質より量」「安ければ買う」「とりあえず買っておく」そんな買い方から「モノをよく吟味して、納得してから必要な分だけを買う」という暮らしに自然と変わっていく方が多いのも事実です。
結果的に、本当に長く愛せるモノだけを厳選して購入するようになり、物欲が落ち着いていきます。
また、「持っているモノでなんとかしてみる」「買う前に入念に調べる」など購入に対する姿勢も変わるので無駄な出費が減り、お金の流れにもゆとりが生まれていきます。
私の片づけの生徒さんも月のカード支払額が3分の1になった方がいました。お金の使い方は、その時の自分の生き方を強く反映している部分が大きいようです。
片づけが進むと、モノの定位置が決まるので探し物が劇的に減り、無駄な時間がなくなります。また、家事動線が整うことにより掃除や片付けにかかる時間も短縮され、毎日のルーティンが効率よく回り始めます。
さらに、特に欲しいモノがあるわけではないのについネットやお店を覗いてまわってしまう「目的のない消費行動」の時間も減少し、自分が本来やりたかったこと、本当に必要なことに時間を使うことができるようになります。
私自身も家を片付けてから時間の余裕ができたので「片付けを仕事にしたい」「発信で多くの人に片づけの素晴らしさを知ってもらいたい」など、今までの人生では考えられなかったようなことに挑戦し始めることになり、毎日とても充実した日々を送ることができています。
挑戦のきっかけになったのは、時間の余裕ができて自分のやりたいことを考え始める心の余白ができたからだと思います。
片づけで家事や暮らしに丁寧に向き合う時間が増えればお金にも心にもゆとりが生まれ、やがて人生そのものにも大きな変化をもたらします。
今歩いているこの人生を少し変えてみたいな、冒険してみたいなと思ったら、まずお片づけから始めてみるのがおすすめです。
整理収納アドバイザーFujinaoでした。
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モノが少ない暮らしの気楽さに魅了されてしまった元転勤族。Instagramはフォロワー9.5万人超。数百軒の片付けに立ち会った経験から生み出される「お片付けの神解説がスゴイ!!!」と話題に。人生を前向きに変える片付けの力をインスタで発信中。
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