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整理収納アドバイザーの徳田かなです。「ちゃんと収納しているのに、なぜか散らかる…」「片づけても、すぐ元に戻ってしまう…」そんな経験はありませんか? もしかすると、原因は“間違った収納のやり方”にあるのかもしれません。今回は、整理収納のプロとして、実際によく見かける絶対やめた方がいい収納方法を3つご紹介します。これを読めば、片づけているのにうまくいかない理由がきっと分かります。
「とりあえず目に見えなければOK!」と、何でもボックスにまとめていませんか?
実はこれ、片づけが苦手な人が最もやりがちなNG収納。一見スッキリして見えるのですが、中がごちゃごちゃになりやすく、結局探し物が増えてしまいます。
たとえば、文房具・書類・電池・薬など、ジャンルを問わず“とにかく入れる”という方法。中身が見えないと、「どこに何を入れたっけ?」と毎回ガサゴソ…。取り出すたびにストレスを感じてしまいます。
〜改善ポイント〜
・ボックスは「使うモノの種類ごと」に分ける
・ラベルを貼って、“見えないけど分かる”仕組みにする
・使う頻度が高いモノほど、ワンアクションで取り出せる工夫をする
「とにかく収納スペースに入ればOK」と、よく使うモノも奥のほうにしまっていませんか?これもNGです。
たとえば、毎日使う掃除道具やエコバッグを、押し入れの奥や高い棚の上にしまっていたら…。使うたびに踏み台を出したり、かがんだりして取り出す必要が出てきますよね。
この“ちょっと面倒”が積み重なると、人は出しっぱなしにしがちです。
〜改善ポイント〜
・使用頻度の高いモノ=手前・腰高〜目線の高さに配置
・たまにしか使わないモノ=奥・上段に配置
・重量があるモノ=下段に配置
・家族全員が使いやすい位置を意識して配置することも大切
片づけをしようとすると、つい収納用品売り場へ行きたくなりますよね。でも、これも実は落とし穴。
“何を入れるか決まっていない”状態で収納グッズを買うのは失敗のもとです。
たとえば、見た目がかわいい収納ケースを買ったけれどサイズが合わず使えなかった…という経験はありませんか?収納グッズがあれば片づくという思い込みは禁物。
収納の目的は“隠すこと”ではなく、“使いやすく保つこと”です。
〜改善ポイント〜
・まずはモノの量を把握し、必要なモノだけを残す意識を
・モノを減らし、サイズを測ってから収納用品を選ぶ
・家の中にあるカゴや空き箱で仮収納してみるのもおすすめ
「収納=とにかく隠す」「入れさえすればいい」と思っていた方もいるかもしれません。でも、本当に大切なのは、“出し入れのしやすさ”と“継続できる仕組み”です。
今回紹介した3つのNG収納、ひとつでも思い当たることがあったら、ぜひ見直してみてくださいね。
片づけは、あなたの暮らしをラクに、そして心地よくしてくれる大切な手段です。あなたにとってベストな収納、今日から少しずつ整えてみましょう。
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整理収納アドバイザー
徳田かな
51
看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
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