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片付けのプロ・ライフオーガナイザー®のtomomiです。今年も残りわずか。そろそろ“年末の大掃除”が気になり始める時期になりました。と言っても、なかなか重い腰が上がらない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、平日の“ちょこっと掃除”と休日の“中掃除”を組み合わせて大掃除をやり切るコツをご紹介します。
家族がいる場合は、まずそれぞれの役割を決めましょう。
たとえば、「自分の部屋は自分で」「ベランダや窓、照明などの大がかりな場所や高い場所は夫が担当」など、場所を明確にし、どのように進めるかは各担当者に任せてしまうのがポイントです。

次に、自分が担当する場所をリストアップします。その際、できるだけ細かく分解して書き出すのがおすすめです。
たとえば冷蔵庫の場合、「冷蔵庫」とだけ書くのではなく、
・冷蔵庫
・冷凍庫
・野菜室
・製氷室
といったようにスペースごとに分け、さらに
・扉
・天面
・冷蔵庫内の右サイド/左サイド
・冷蔵庫内の最上段・2段目・3段目
・野菜室のトレー
・野菜室の中
など、より小さいエリアに分けてリストアップ。
これは、平日の“ちょこっと掃除”をする場所を決めるときに役立ちます。

冷蔵庫1台丸ごと一度に掃除するのは大きな負担ですが、「扉だけ拭く」「天面だけ拭く」「冷蔵庫内の左扉の内側だけ掃除する」なら、5分前後で完了。
小さなスペースごとにリスト化しておくと、スキマ時間でできる作業を見つけやすく、動き出しもスムーズです。また、掃除が終わるたびにリストにチェックを入れることで、達成感を味わえるのもやる気アップにつながります。
リストを作成するのは面倒に感じてしまうかもしれませんが、一度作成してしまえば来年以降も活用可能。作成してみる価値ありです!
5~10分で終わらない場所は、まとまった時間が取れる休日に行いましょう。
大掃除リストの中から時間がかかりそうな場所をピックアップし、あらかじめスケジュールに組み込んでおくと効率的です。
とはいえ、平日に5分でも“ちょこっと掃除”を進めておけば、掃除すべき場所は少なくなっているはず。体力・気持ち・時間の負担も軽くなるので、平日の“ちょこっと掃除”はぜひ取り入れてみてくださいね。

・電子レンジの中を拭く
・コンロ周りの壁を拭く
・レンジフードの表面だけ拭く
・冷蔵庫の1段だけ拭く
・冷蔵庫の天面を拭く
・食器棚1段または1部分を拭く
・トースターの中を掃除する
・排水口パーツを1個だけ洗う
・引出し1段だけ拭く
・ゴミ箱1つだけ拭く
・ドアを拭く
・たたきを拭く
・靴箱1段だけ拭く
・靴箱の扉を拭く
・洗面台下収納の“1つのボックスだけ”整理
・引出し1段だけ拭く
・洗濯機周りをキレイにする
・鏡裏の収納スペースを拭く
お風呂に入るときに
棚の汚れを取る
シャンプー類のボトルの底を洗う
ヘアキャッチャーだけ洗う
風呂床をブラシでキレイにする
ドアノブを拭く
部屋のドアを1枚拭く
スイッチを拭く
テレビの裏を拭く
ポイントは、「1段だけ」「1ヶ所だけ」「1部分だけ」と決め、5~10分以内に終わらせること。
無理をすると続かないので、できる範囲でコツコツ進めていくことが大切です。

ものが少ないほど移動させる手間が減り、掃除がラクになります。
古いタオルやお掃除用シート、スポンジ、洗剤、手袋などを手に取りやすい場所に置いておくと、時間ができたときにサッと取り掛かれます。
いかがでしょうか。
大掃除は一気にやろうとすると腰が重くなりますが、小分けにして行えば負担は軽くなります。
年末も掃除に追われることなくゆっくり過ごし、良い年を迎えられるように、今から少しずつ掃除を始めて早めに終わらせましょう!
この記事のライター
ライフオーガナイザー®1級
tomomi
20
幼い頃から面倒くさがりで片付けが苦手。第一子出産後、上手くいかない育児・家事、散らかった家に悩む中、整理・収納に興味を持つ。復帰後に少しずつ片付けに取り組んだことで暮らしやすくなるのを実感し、第二子育休中にライフオーガナイザー®1級を取得。夫・中学生娘・小学生息子と横浜市内のマンション暮らし。インスタグラム・noteで忙しい毎日がラクに、楽しくなる収納や片付け、家事のコツを発信しています。
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