/
整理収納アドバイザーの徳田かなです。古いスマホや給与明細、クレジットカードの明細など、捨てたい気持ちはあるのに、捨て方がわからず引き出しにしまったままになっていませんか?実はこれらの多くは、正しい手順を踏めば安心して手放せるものです。しかし、やり方を知らないまま処分してしまうと、個人情報の漏えいや思わぬトラブルにつながることも。整理収納アドバイザーとして多くのご家庭をサポートしてきた筆者が、不安なく手放すための具体的な方法をわかりやすくお伝えします。

古いスマホは、個人情報のかたまりです。写真、連絡先、メール、SNS、ネット銀行、クレジットカード情報など、初期化せずに処分するのは非常に危険です。
たとえ「壊れているから大丈夫」と思っていても、必ず以下の手順を踏んでから手放しましょう。
①データのバックアップを取る
②初期化(工場出荷状態に戻す)をする
③SIMカード・SDカードを抜く
・携帯ショップの回収
・自治体の小型家電回収ボックス
・家電量販店の回収サービス

給与明細も、氏名・会社名・収入額・マイナンバーが記載されている場合がある、個人情報のかたまりです。そのまま捨てるのはNGですが、永遠に保管する必要もありません。
保管期間の目安は
給与明細:1〜2年程度(年末調整後に源泉徴収票と照合できれば処分可能)
源泉徴収票:最低5年(住宅ローンや確定申告で必要な場合があるため)
不要になったものは、シュレッダーにかけるか、細かく切って内容が読み取れない状態にしてから可燃ゴミに出しましょう。

クレジットカード明細や銀行関係の書類も、捨て方に注意が必要です。これらを減らす鍵は、「ペーパーレス化」です。
利用明細は、内容を確認後、不要であれば裁断してから処分OK。
口座番号が載っている書類は必ず細かく裁断してから処分しましょう。
最近はWEB明細に切り替えている方も多いですが、紙で受け取っている場合は「紙で残す必要があるか?」を一度見直すのがおすすめです。
オンラインでいつでも確認できれば、物理的な保管は不要になります。

迷ったときは、次の3つの視点で判断してみてください。
・個人情報が載っているか?
→載っているなら裁断/初期化してから手放す
・今後、提出や確認が必要な書類か?
→保管期間を確認する
・ネットやデータで代用できないか?
→代用できるなら紙は不要
この3つを確認するだけでも、「なんとなく不安だから取っておく」という状態から抜け出しやすくなります。
捨て方がわからない=不安につながりやすいモノこそ、正しい手放し方を知っておくことが、快適な暮らしへの第一歩です。



この記事に関連するキーワード
この記事のライター
整理収納アドバイザー
徳田かな
65
看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
ライフスタイルの人気ランキング
新着
公式アカウント