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整理収納アドバイザーの徳田かなです。整理収納の仕事をしていると、家を片付けたいというご相談をよくいただきます。多くの方が最初に話されるのは、「物が多くて困っている」「どこから手をつければいいかわからない」といった悩みです。しかし、片付けが進んだあとに起こる変化は、単に部屋がきれいになることだけではありません。現場では「家族関係が変わった」と言われることも少なくないのです。今回は、私が現場で見てきた「片付けのその後」の変化を3つご紹介します。

三世代で暮らすご家庭では、リビングのテーブルに書類や郵便物、子どものプリントなどが積み重なり、いつも雑然とした状態でした。
お母さんは「気づくと私ばかり片付けていて、イライラしてしまう」と話されていました。また、おばあちゃんも「どこに何があるのか分からない」と不安を感じていたそうです。
そこでリビングに集まりがちな書類を整理し、「学校のプリント」「郵便物」「大事な書類」など、家族全員が分かる場所に定位置を作りました。
すると数週間後、お母さんからこんな言葉をいただきました。
「家の雰囲気が変わりました。誰かが片付けるのではなく、みんなで戻すようになったんです」
それまで散らかりがちだったリビングは、家族が自然と集まる場所になりました。

お片付けが苦手だと話していたママは、「子どものためにも家を整えたい」と少しずつ片付けに取り組みました。
最初は「どこから手をつければいいのか分からない」と悩みながらも、リビングや子どもの物を整理し、物の定位置を決めていきました。
すると、家の様子を見た旦那さんがとても喜んでくれたそうです。
「すごいじゃん」と言って、頭をよしよしと撫でてくれたと、照れながら話してくれました。さらに驚いたのはその後です。
旦那さんが有給を取り、「久しぶりにランチに行こう」とデートに誘ってくれたそうなのです。「こんなこと何年ぶりだろう」と笑う姿がとても印象的でした。

別のご家庭では、子どもが片付けをしないという悩みでご相談を受けました。
部屋を見ると収納はあるものの、どこに何をしまえばいいのか分かりにくい状態でした。そのため、お子さんは「どこに戻せばいいの?」と迷ってしまっていたのです。
そこでお子さんと一緒に物を見直し、「学校の物」「塾で使う物」とシンプルに分け、どこに戻すかはお子さん自身に決めてもらいました。
後日お母さんからは、「『片付けなさい!』と言う回数が減りました。子どもが自分で自主的に片付けるようになったんです」と連絡をいただきました。
自分で決めたことで、それまで毎日のように繰り返していた声かけが減り、親子のケンカも少なくなったそうです。

片付けは、単に物を減らす作業ではありません。暮らしを整え、家族の関係を整えるきっかけになることもあります。
もし今、「片付けなきゃ」と思いながら後回しにしている方がいたら、小さな場所からでいいので始めてみてください。
片付けることで、部屋だけではなく家族の関係も変わるかもしれません。


この記事のライター
整理収納アドバイザー
徳田かな
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看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
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