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最近仕事がつまらない。人間関係はよいけれどなぜか毎日疲れる。家庭もあるし、そろそろ子供もほしい…。キャリアダウンになってもいいから仕事を辞めようかな…。ふとそう感じることはありませんか?今回は30代女性の転職・再就職事情に詳しいキャリアカウンセラーが、アラサーの仕事辞め時チェック法をご紹介します。
今の仕事はあなたのスキルと合っていないのかもしれません。また、仕事内容とやりたいことの間にギャップが生じてきた可能性もあります。
このままの状態ではスキルが停滞し、会社にいながらキャリアダウンしてしまいます。やりたいことととのギャップが大きければモヤモヤは大きくなる一方でしょう。
まずは、会社に仕事内容の変更や異動を提案してみましょう。社内でそれが実現できない場合、仕事を辞めることも考えてみましょう。
職場環境や仕事内容が、今のあなたの体に負担をかけているのかもしれません。空調などオフィスの環境や、仕事の難易度・責任の重さを確認し、気になることがあれば会社に相談してみましょう。
女性は年代によって体調の変化が現れます。食べ物など生活そのものを見直す時期かもしれません。PMS等、婦人科系の症状を感じたら病院で診てもらうことも大切です。
職場環境の改善が進まない場合や体調が戻らない場合は、環境を変えるタイミングです。一旦休養することや、これを機会に仕事を辞めることも考えてみましょう。
退職を決断したら、時期を見極めましょう。自分の中で「区切りがついた」と思える時を見計らいます。関わっているプロジェクトが終了する、指導していた後輩の業務が軌道にのってきた、というタイミングです。
また、引継ぎのための業務整理を少しずつ始めておきましょう。
転職時は、採用の場面で、現在の会社の退職理由を深掘りされます。また、しばらく家庭に入ってから再就職する場合も、退職した会社の方から仕事の情報をもらえるかもしれません。円満退社となるように心がけておきましょう。
人事総務の仕事に就いていたAさん。今の会社では同じことの繰り返しで面白味がないと感じるようになりました。転職活動をしたものの、身が入らず断念。子供が欲しいと思っていたため、新しい環境に慣れて育休取得までの期間がもったいないと思うようになったのです。
そこで「育休取得までは仕事を継続」と決断。出産後育休も取得し、落ちついたタイミングで転職活動を開始。人事総務の経験を活かし、転職を果たしました。
現在の職場での育休取得と職場復帰は、人間関係も構築できているためスムーズに進むでしょう。一方で、年齢を重ねても子供ができない、仕事に変化がない、という場合はモチベーションが低下してしまうかもしれません。〇年まで、〇歳まで、と目安をもっておくとよいでしょう。
好きな仕事でやりがいもあるはずなのに、なぜか毎日疲れが残っていたBさん。婦人科系の症状が現れたことから、夫とも相談し仕事を辞めてしばらくゆっくりすることを決断しました。
環境を変えたことで体調も回復し、2年後には出産。お子さんが小さい間は、ママコミュニティを運営しながらママたちとの交流を深め、出産後に興味を持った福祉業界へ再就職されました。
環境を変えることで心身ともにリフレッシュし、家庭の時間を充実させることもできます。新たな視点を持ち、新しい経験を増やすこともできるでしょう。
一方で、ブランクが長くなりすぎると再就職時に苦労することもあります。会社員時代の同僚や上司と連絡をとっておくことや、自己啓発の時間を取っておくことも大切です。
仕事がつまらないと感じたら、仕事内容の変更や異動を考えてみましょう。疲れが残ると感じたら、職場環境や生活習慣を見直してみましょう。
それでも改善できなかったら、仕事の辞め時かもしれません。ただし、メリットとデメリットをよく考えて決断しましょう!
この記事のライター
島谷美奈子
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福岡県出身。15年以上にわたり人材ビジネス業界、公的機関等にて人材活用・キャリアカウンセリングに従事。延べ5000名以上のカウンセリング実績を持つ。現在は、個人向けキャリアカウンセリング、再就職セミナー講師、キャリアセミナー講師などを務める。一男の母。㈱Warisキャリアカウンセラー。NPO法人GEWEL正会員。
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