/
「グルーピング収納」という言葉をご存知ですか?「グルーピング収納」とは一緒に使うモノをまとめて収納することを言います。これが出来ていると使いたいモノをパッと手に取り、サッと片付けることができます。要は時短に繋がるということ。今回はそんな「グルーピング収納」のコツをお伝えしたいと思います。
まずは大まかに分類してみましょう。
キッチンならカトラリー、お皿、ボウル、鍋、フライパンなどを種類別にまとめてみます。
洋服ならTシャツ、ニット、ボトムス、羽織りものなど。文房具ならボールペン、蛍光ペン、シャープペンなどを細かく分類していきます。
異なるモノが同じところにまとまっていると、使いたい時に使いたいモノをすぐに取り出すことができません。種類別に分類することにより「探し物をする」時間が短くなり、家事の時短に繋がります。
また、種類別に分類することで「モノの重複」に気づきやすくなります。基本的には同じものをいくつも持つ必要はありませんからね。同じ種類のモノはできるだけまとめて収納し、他の種類のモノが混ざらないようにすれば、使いやすく片付けやすいだけではなく、モノが増えづらくなるとういうメリットも生まれてきます。
種類別に分類することができたら、次に使用頻度別に分類してみましょう。
同じ種類のモノでも「よく使うモノ」と「あまり使わないモノ」があると思います。
ひとえに「キッチンツール」と言っても毎日使うモノもあれば1ヶ月に一度程度しか使わないモノもありますからね。
それらをひとまとめに収納しておくよりは、使用頻度の高いモノをより手に取りやすいところにまとめて収納した方が使い勝手が良くなります。我が家もキッチンツールは1軍、2軍、3軍と分けて収納するようにしています。
カトラリーも同様です。
毎日使うお箸やバターナイフは籠にひとまとめにしてダイニングテーブルの上にポンと置けるようにしています。
その他のカトラリーは食器棚の引き出しの中。これらは毎日必ず使うモノではないので持ち運びができなくても不便はありません。
このように、「使用頻度別」に分類して収納することで、使い勝手は更に向上します。洋服なんかも「よく着るモノ」と「あまり着ないモノ」に仕分けて収納するようにすると、着るモノに迷わないクローゼットになりますよ。
用途別に分類する場合は、異なる種類のモノが混ざり合うことがあります。
「梱包用セット」「冠婚葬祭用セット」「病院セット」などが例として挙げられます。
使う場面が同じものをひとまとめにする分類方法です。
一番わかりやすい例は災害時の「非常時持出セット」ではないでしょうか。
いざという時に必要なモノがひとまとめになっていれば、サッと持ち出すことができて便利ですよね。でも非常時持出セットは同じ種類のモノばかりではなく、食料、懐中電灯、ラジオ、防寒用品等色々な種類のモノが混ざり合っています。
しかし、これらがひとまとめになっていないといざという時にすぐ持ち出すことができませんよね。このように「種類」や「使用頻度」で仕分けるだけでなく「用途別」に仕分けた方が便利なモノも沢山あるのです。
そして、用途別のグルーピングの場合はモノが増えることもあります。
例えば「ペン」。ペンは梱包用セットでも病院セットでも非常時持出セットでも必要なモノですよね。このように用途別のグルーピング収納はやりすぎるとモノが増えてしまいます。必要なモノに限って行った方が良いでしょう。
ひとえに「グルーピング収納」と言ってもやり方は様々で、更に人によりグループの分け方は変わってきます。自分に合った「グループ」を見つけることができれば、時短に繋がって楽に物事が進められるようになりますよ。
これは何も「家事」に限ったことではなく、「仕事」の場面にも大いに関係してきます。会議や打ち合わせセットを事前に用意しておいて事前準備時間を短縮したり、よく使う資料とあまり使わない資料を分けて収納するようにして、探し物の時間を減らしたり。
収納は「オン」「オフ」に限らず、生活全体に関わってくることです。少しでも時短に繋がるように「グルーピング」について是非考えてみて下さいね。
この記事のライター
kokko
2091
2世帯住宅に夫と娘と暮らすアラフォー主婦。極度の面倒くさがり屋&家事嫌いだが、工夫して暮らしを「楽」にすることには力を注いている。片付けが「楽」になるようにスッキリとした家が好み。ニトリが大好きで「二トラー」の一面も。フジテレビ ノンストップにも二トラーとして出演。ライブドアブログ公式ブロガー。
ライフスタイルの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント