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長女が幼稚園に入ったばかりの頃、「ママ友さん」はできるかな?公園デビューってどんな感じ?と不安な気持ちでいました。それでもいろいろ経験する事で私なりの距離感を見つけていく事ができました。
今は中学生の長女ですが、その長女が幼稚園に入ったばかりの頃のお話です。
私は今住んでいる地域に結婚してから移り住んだので、知り合いが全くいませんでした。それでも特に困る事や不便な事はありませんでした。
その後長女、3年後に次女が生まれ、初めての育児に戸惑いながらもあっという間に時が過ぎ、4歳になった長女が幼稚園に入園する日がやってきました。
入園準備であたふたしていた私はふと「ママ友さん」について考えました。
入園のしおりをよく読んでも分からない事があったりして、私の場合、園に問い合わせるしかなかったのですが、こんな時にママ友さんがいれば相談したりできるのにな、なんて思ったのです。
家の近所の公園には毎日のように子どもたちを連れて行っていましたが、いつもそんなに人がいませんでした。
たまに小さい子どもを連れたお母さんを見かけても、挨拶を交わすだけで終わってしまって、世間話をするような感じにはなりませんでした。
私が住んでいる地域は田舎なせいか、テレビなどでよく見ていた「公園デビュー」のように、ママ友さんグループの中に入れない、なんて状況はなかったのである意味ホッとしたのですが、同じ幼稚園の子のお母さんで話せる人が一人もいないというのはなんだか心もとなく感じました。
いつも長女を幼稚園に送り迎えする時も、誰とも話をする事もなく時が過ぎていきました。
そんな中で、長女の生活リズムや食事やおやつについてなど、同じ園の子のお母さんはどうしているか、聞いてみたい事がいくつか出てきました。でも、気軽に声をかけられる人はいません…。
ママ友さん、といってもいろいろな距離感の関係があると思います。
そこで、私が求めているママ友さんとの距離感はどんなものなのか、改めて考えてみました。
私は子育てをする中で疑問や不安を抱いた時にそれを相談する事ができる人がいたらいいな、と思っていました。
いつも連絡を取り合ったりお互いの家を行き来するような関係ではなくて、むしろある程度の距離感があった方が気楽でいいような気がしたのです。そう思ったら、少し肩の力が抜けたような気がしました。
幼稚園のお母さんたちの中で、誰かの「仲のいい友人」になろうと頑張らなくても、ちょっと話せる人ができれば私にとってはそれで充分なんだ、と分かったら気が楽になったのです。
それからは、長女を幼稚園に迎えに行った時など、勇気を出して近くにいたママさんに質問をしてみるようにしました。
書くと簡単そうですが話しかけるタイミングが難しくて、初めてした質問は今でもよく覚えています。
「うちの子、夜なかなか寝ないんですけど、お子さんて何時ごろ寝かせてますか?」するとそのママさんはとても丁寧に答えてくださいました。参考になる事が聞けて嬉しかったです。
そんな感じで分からない事を聞いたりしているうちに顔見知りの人ができ、園の行事なども不安なく参加できるようになりました。
今でも個人的に連絡を取り合うようなママ友さんはいませんが、私にはそれが合っているのかな、と思っています。
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