更新日:2018年4月10日 / 公開日:2018年4月10日
春を迎えて厚いコートやセーターを片づけてクローゼットの衣替えを済ませた方も多いと思いますが、食器棚はどうでしょう。一年を通して収納場所を変えることなく過ごしていませんか?寒い季節と暖かい季節では料理が映える器も変わってきます。気分も一新する器の衣替えもしてみませんか?
陽ざしが暖かくなり、冬も終わりだなと感じる頃になると秋冬に大活躍した器を奥に収納し、涼やかに見える器を前に持ってきます。
私はそれを器の衣替えと呼んで、食器を整理しながら入れ替えています。衣替えと呼ぶのは正しくないので、器替えと呼ぶべきかもしれませんね。
我が家は器の量が一般のお宅よりも多いので、使いやすくするために数年前から始めたのですが、量に関係なく、同じ位置に置いてあるとつい取り出しやすいものから使ってしまい、使わないものはずっとしまい込んでいて使わないまま。いつも同じ器ばかり使ってしまうということがないでしょうか?
収納スペースには限りがありますので、全てを入れ替えるほどの移動じゃなくても、目につく場所に変えるだけでかなり変わってきます。人の心理としてよく見える、手に取りやすくする状態にすることで、使う頻度は高くなると思うのです。
今は一年を通して手に入る野菜も多いのですが、春から夏にかけての旬の野菜は色彩が鮮やかになってきます。アスパラガスやスナップエンドウ、グリンピースの緑、その後、夏野菜のトマトやパプリカの赤、茄子の紫などきれいな色をしたものが多いですよね。
そんな野菜たちは、冬の野菜が映える温かみを感じるぽってりした陶器に盛りつけるよりも、涼しげな染付などの藍色やブルーのお皿、ひんやりとした印象の磁器ガラスの器や金属の器などに盛りつける方がぐっと映えます。
器は料理の着物のようなもの。同じ料理でも器が変わることで季節感を出せたり、よりおいしく見えたりします。
テーブルのアクセサリーとも言える箸置き。箸置きには、季節を感じるデザインや色も多いもの。そんな小さなものも春夏仕様に変えると気分が変わりますよ。
うちでは家族がすぐ使えるようによく使うカップやコップ類は収納せずにトレイなどに置いて出しておくのですが、それをマグカップからグラスに変えます。
小さなことですが、それだけでも印象が変わってきます。
また、器を見直すという点でも、器の衣替えはおすすめです。同じ器ばかり使ってしまうということもなくなりますし、今まで出番の少なかった器を使ってみたら、使いやすかったということもあります。反対に使いにくいというのもわかったりします。
家族の成長やライフスタイルの変化で作る料理が変わったり、量が増減したりすると使いやすい器というのは変わっていくものです。季節が変わる頃に使いにくいものは処分したり、人に譲ったりする目安にもなるのです。
いかがでしょう。 この春、器の衣替えを実行してみませんか?
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