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整理収納アドバイザー鈴木久美子です。私は日々、お片づけや収納に悩む人のご自宅にご訪問して改善する仕事をしています。その中で見えてきた、片づかない家に共通する特徴をご紹介します。「思い当たる」という人もいるかもしれませんが、この習慣をやめれば、間違いなくスッキリ生活に近づきますよ。早速ご紹介します。
片づけに悩むご家庭にご訪問すると、みなさん大容量サイズの物やケース買いなど、まとめ買をされている事が多いです。
どうしても買い物に行けない理由があるなら仕方ないですが、近くにスーパーやドラッグストアがあるのに、同じ種類の洗剤がたくさんあります。
(ちなみに、カビキラーが20本あったお客様もいらっしゃいました…。)
さらに、どこにしまうの?というくらいの大容量サイズで購入されていることも多いです。
画像は、お客様のご自宅にあった業務用サイズ(普通の8倍以上)のボトルです。いつもいろいろな洗剤を大容量サイズで買ってしまい、置き場所がなくて困っていらっしゃいました。
まとめ買い癖がついてしまうと、洗剤、化粧品、袋やラップ、食品、さまざまな消耗品に対して大量に購入してしまい、かなりの収納スペースが必要です。
もちろん大容量サイズや、まとめ買いにすると、少しコストは安くなることもありますが、
食品なら鮮度は落ちてきますし、何しろ置いておく場所のコスト(スペース代)まで、考慮しているでしょうか。
購入する際に、必ず「ストックは何個まで」、「収納スペースのサイズに収まるのか?」と考えてからにしてくださいね。
これは皆さん、思い当たる方も多いかもしれませんが、空き箱・空き容器を捨てることができずに残している人もたくさんいます。
家電の箱やおもちゃの箱、かわいいお菓子の缶にジャムのビン。
何かに使えそうな容器が、家の中のいたるところから出できます。そして、残していることすら忘れてしまっていることもります。
女性は、かわいくておしゃれな箱を捨てることができず、男性は、電化製品(特にデジタル機器)の箱をとっておきたい人が多い傾向です。
とは言っても、空き箱は絶対に捨てなきゃならないのか?といえばそうでもありません。
子どもの工作に必要だから、このスペースに収まるだけ、とか、大切な思い出のある箱だから、○○をしまう箱にする!など、空き箱を保管するのなら、保管する目的が明確にしてください。
「何となく、何かに使えそう」と考えだすと、いろいろな物が増えてきて家の中が片づかなくなってきますよ。
例えば、実際のお客様の事例ですが、何でも取っておきたくなってしまうので、プリン・ヨーグルトのカップや、ジャムのビン、牛乳パックまで捨てるのがもったいなくなってきて、その大量の空き容器(すでにゴミ)がキッチンを占領していることもあります。
「とりあえずとっておく」が習慣にならないように気をつけてください。
よく使う物の定位置がない、というご家庭も多いです。
例えば、ハサミやテレビのリモコン、脱ぎっぱなしの服などの定位置は決まっているでしょうか?片づかない家では、普段使わない物(例:1年に1回しか使わないクリスマスツリーなど)は定位置が決まっているけれど、毎日使う物に関しては、決まった定位置がないということが多いです。
どれだけ収納内を整えて定位置を決めたとしても、毎日使う物の定位置を決めていないことには、ダイニングテーブル上やリビングの床の上に物が散乱してしまい、部屋全体が散らかってしまいます。
毎日よく使う物にしっかりと定位置を決めてその都度、元の定位置に戻す事ができれば、すでにスッキリ生活が手に入るはず。
使ったらその都度戻すのが理想ですが、すぐに戻すことが難しくても夜寝る前など1日1回は定位置に戻すようにするなど、自分なりのルールを決めてみてくださいね。
「もったいない」「めんどくさい」、この気持ちに打ち勝つことがスッキリ片づいた家にするためのポイントです。
『もったいない』と思った時に、逆に家のスペースがもったいないと思ってください。
『面倒くさい』と思った時には、後回しにするともっと面倒になる!と自分に言い聞かせてみてください。慣れてくると、自然に片付く習慣ができてくるので必ずスッキリした暮らしになってきますよ。
この記事のライター
片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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