更新日:2021年10月24日 / 公開日:2021年10月24日
インスタやブログで見かける美しい収納。白いボックスがずらっと並び「これなら生活感を隠せるのね」とうっとり。思わず真似したくなりますが、ちょっと待って!実は、その収納法、ズボラさんには不向きかもしれません。今回は整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)がズボラさんには向かない収納方法とその解決法を7つご紹介いたします。
蓋さえしてしまえば見た目スッキリ!
生活感を隠すのにもってこいの蓋付き収納BOXですが、ズボラさんには「蓋を開ける」というワンアクションが高いハードルになりがちです。
最初はきちんと蓋を開けてモノをしまっていたものの、最終的には開けるのが面倒になって蓋の上にモノが乗りがち。
蓋付き収納は臭いが気になるモノや長期間使わないので埃除け、という場合以外には極力使わないようにしましょう。
棚にずらっと並んだ白い収納BOX。
見た目は美しいですが、これも実はズボラさんには向かない収納。
「これはどの箱に戻すのだったっけ?」とBOXを開け閉めして探す手間が面倒になり、そのうちにBOXの中身は空っぽで床にモノが直置き、というのはよくあるパターン。
対策としては中身が透けている半透明のBOXを使う、ラベルを貼って一目で中身が分かるようにする、上部の空間を開けて上から中を覗き込めるようにするなどがあります。
押し入れサイズの衣装ケース。奥行きが深すぎて、実は奥に入っている服は万年死蔵品で手前の服しか着ていない。
またはケースの高さが深すぎて中に入っているモノが取り出しにくい。大は小を兼ねる、と思ったのに大きすぎるケースの中ではモノは行方不明になるばかり。
こんな風に縦にも奥行きにも深すぎる収納は取り出しにくさに繋がることも。
むりに奥行きや高さを使い切ろうとせず、中に入れるモノのサイズに合わせてケースの深さを調節するようにしましょう。
片づけで大切なのはモノの種類が混ざり合わないようにすることです。
例えば、子供のカラフルなブロック。人形やおままごとセットなど他のおもちゃと混ざり合ってしまうとブロックを探すのが大変で遊ぶ準備だけで嫌になってしまいます。
かといって「この色はここ!この色はこっち!」などとあまり細かく分けてしまうと片づけるのが面倒になりますよね。
ズボラさんにとってちょうどいい収納は「大まかに、ざっくりと分ける」。ポイポイと投げ込んで片づく、くらいのざっくりとした収納が理想です。
モノが多い人、家が狭い人は空間を無駄なく使いたいですよね。
でも、だからといってテトリスのようにモノを隙間なく詰め込んでしまうと取り出すのにも一苦労。「収納の奥から出すのが面倒だから使うのはまた今度にしよう」なんて気持ちになったら本末転倒です。
特にズボラさんには出し入れが面倒な収納は向きません。
モノは、使うために持つのですから優先すべきは「収納力」より「取り出しやすさ」。収納内にはモノを出し入れする時の通り道を作るのを忘れずに。
畳んで重ねてある、ショップの洋服陳列。実はあれはとても管理の手間がかかる方法なのです。
積み重ねた洋服は倒れやすく、下の洋服を取るのには上下の洋服を崩さないように気を使いながら抜き取らなければいけません。
また、蓋付きBOXを重ねて収納すると上の物を一旦避けなくては下の物が取れず、下のBOXが死蔵品となりがちです。
大きな収納空間を仕切って使いたい、という場合は蓋付きBOXを重ねて使うよりも引き出し式の収納を入れて使うのがズボラさんにはおすすめです。
ズボラさんの中には「後で片づけよう!」と思った物を詰め込む一時置きBOXを採用する方もいます。ですがそのBOXは何が入っているのかわからない魔の収納空間になってしまいがち。
一時置きBOXは一瞬、部屋が片づいたように見えますが実は片づけの先送りをしているだけ。BOXに入れてモノの姿が見えなくなってしまうと余計に「片づけよう」という気が起きません。
一時置きBOXを使うのならば「脱いだパジャマの一時置き」「一度着たニット置き場」など中に入れるモノの用途を限定して使うのがおすすめです。
ズボラさんに向かない収納7選、いかがでしたか?
使いにくい収納を避けてもっと暮らしが簡単になる参考になれば幸いです。
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