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40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第11回目は、43歳で来年3歳年下の彼との結婚が決まっているミカンさんです。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。
3話配信の2話目です。

元々ミカンさんのタイプではなかった彼ですが、そこから付き合うようになったきっかけはなんだったんですか?
「ある時、知り合いの飲み屋さんの周年記念パーティがあって、私はその店に一人で行ったんです。そしたら、その店に彼も一人で来ていて。いつも私の親友と一緒だったので、一人でいることに驚きましたね。
それで、『久しぶりー。一人で来てるなんて珍しいね』みたいなところから始まり、一緒に飲んで。酔っ払った勢いで二人で2軒目に行き、さらにその勢いで一夜を共にしてしまいました(笑)」

なるほど…(笑)。よくある流れではありますが、一度きりの関係というわけでもなく、その後も続いたんですよね?
「そうですね。
そこからなんとなく飲み友達になって、二人っきりでも頻繁に会うようになりました。私の家に泊まりに来ることも増えてきて。
そんな関係を続けて1ヶ月ぐらいが経った頃、さすがに私も『これって付き合ってるのかな?』と思うようになってきて」
そうですよね。ダラダラ続けるのはよくないし、私だったら関係をはっきりさせたくて問いただしちゃいそう! ミカンさんもそうしたんですか?
「いえ…(笑)。私も本心では『はっきりさせたい』と思う反面、『このままでもいっか』という思いもあったんです。
なんか恥ずかしいじゃないですか。今さら友達の友達と付き合うのって。親友を含め多くの友達が彼のことを前から知ってたし、『えー、二人付き合ってるの!?』みたいに言われるのが、小っ恥ずかしくて」
なるほど〜。たしかに、ずっと同じグループでずっと遊んでいたのに、今さら付き合い始めるっていうのは照れちゃいますよね。

「とはいえ、そんな宙ぶらりんな関係が2ヶ月続いた時、さすがに私も『ちょっとこれは』と思い、彼に聞いてみたんです。
でも彼は優柔不断ではっきりしない性格なんですよね。私が『私たちって付き合ってるの? だったらきちんと言ってほしい』と言っても『そんなことわざわざ言わなきゃいけないんだっけ? 二人が今楽しいんだからいいじゃん』とはぐらかす感じで」
えー。彼の言い分もわかりますけど、女子としてはきちんと告白してほしいです!
「そうですよね(笑)。
私も若ければもっとそこにこだわっていたと思います。
でも、この歳になって、私の方も許容範囲が広がったというか。『ま、別に言葉なんてなくてもいっか』って思っちゃって。
それより、目の前の彼のことが信じられたので」
というのは?

「たとえば、私の家に泊まりにきたときに、『次は一緒にスーパーに行って、家でごはん作ろうよ』とか自然に言うんです。それって、やっぱり遊びじゃないってことじゃないですか。付き合っているカップルの自然な会話。
そんな会話が日々あって、会うたびにすごく平和な空気が流れて、私も彼も一緒にいるのが当たり前、という感じになってきたんです。
正式に『付き合おう』みたいな言葉はなかったのですが、二人でいて楽しくて幸せでしたし。私も自分の感覚を信じようと思ったんですよね」
なんだか、大人の恋愛という感じでいいですね。ミカンさんも彼も若い頃のようなエキサイティングな恋じゃなくて、癒しを求めていたという感じがします。
成り行きで付き合い始めたミカンさんと彼。「結婚にはこだわらない」と言っていたミカンさんが彼との結婚を決めた最大の理由は、なんだったのでしょう?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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