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40代の婚活は未知との遭遇かもしれない。婚活歴5年を超えたOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。
婚活で恋人ができるも別れに至り、また振り出しに戻った。友人とともに自己分析をすることで「本質的な自分」に気づき、H女史に紹介された男性・マイルドさんと会うことに……。この話は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【40代編集部長の婚活記#293】
マイルドさん(ベンチャー企業勤務・40代)との初めて会ったのは、共通の知人がセッティングしてくれたイタリアン。乾杯まではよかったものの、食べ物のオーダーをしようと思った矢先、まさかの展開が訪れる。
「苦手な食べ物だけ教えてください」。一緒に食事をするのだからそれは頼まないほうがいいと思って尋ねたのだが、言いにくそうにしているマイルドさん。そんなときは先に自己開示よねと思い、「牡蠣にあたってから食べないようにしている」ことを伝えた。
すると
マイルド「あ、僕も貝類はあまり」
自分の弱みを伝えると、相手も言いやすいのね。やっぱり自己開示って大事! 貝類だけ避ければいいかと思いきや……。
メニューを見ながら「これはどうかな?」と提案を始めたところ、まさかの返事がやってくる。
マイルド「イタリアンのお店で恐縮なんですが、トマトがアレルギー出てしまうので」
マイルド「あ、小麦粉もアレルギーで」
マイルド「あの……実は、生野菜が食べられなくて」
マイルド「はい。あとチーズもダメで」
マイルド「あとフルーツ全般がアレルギーで」
マイルド「生魚は苦手なんです」
マイルド「好き嫌いじゃないんですけど、牛肉は避けています」
貝類、トマト、生野菜全般、チーズ、フルーツ、小麦粉、生魚、牛肉がダメなんだ。マイルドさん、ダメなものがかなり多いのね。アレルギーっていうのは仕方ないものね。とはいえ、料理のオーダーを悩みながらメニューとにらめっこするアサミなのであった……。

マイルドさんがアレルギーでも苦手でもなさそうなのは、恐らくこんなところだろうか。
・きのこ類
・加熱した野菜
・生ハム系
・加熱した魚料理
・鶏肉、豚肉料理
まず前菜で注文するのはプロシュートと、きのこのサラダかな。メインは鶏の香草焼きとか? パスタもピザもダメだからリゾットにしようと思ったんだけど、チーズ使ってるしなぁ。
何をオーダーしようかとメニューをじっと見つめて悩んでいたら、彼からひとこと。
マイルド「僕が食べられるものを基準にすると申し訳ないので、アサミさんが食べたいものをオーダーしてください」
アサミ「わかりました。でも2人で食べられるものも頼みたいので」
マイルド「お気遣いありがとうございます」
アサミ「きのこのサラダと、プロシュートと、鶏の香草焼きは大丈夫ですか?」
念の為、メニューの写真も一緒に見せる。
マイルド「はい、大丈夫です。それ以外はアサミさんが食べたいもので」
アサミ「わかりました」
店員さんに声をかけ、やっと料理をオーダーする。マイルドさんも食べられる3品のほかに、ピクルスやリゾットを頼んだ。これはシンプルに自分が食べたかったから。
しかし、料理のオーダーだけでこんなに時間がかかるとは。すでにちょっとだけ疲れたわ……。
いや、でもたったこれだけのことで判断してはいけない!
マイルドさんはH女史が言っていたように穏やかで紳士的だし、感じのいい人だ。相手のアラを探すのではなく、いいところを見ていく。減点法でなく、加点法。いい人間関係の構築にはそうしたポジティブな視点が大切よね!

食べ物のことをこれ以上、聞くのはひとまずやめておこう。ひとまず、マイルドさんの人となりを知っていきたいよね。まずは答えやすそうな質問からしていこう。
アサミ「休日の過ごし方は、アウトドアが多いですか? それともインドアですか?」
最初の質問はYES/NOとか二択とか、選択するだけの質問のほうが一般的に答えやすい。加えて、アウトドア派orインドア派の質問は、休日にどんなことをしているかを把握しやすい。恋人になったら休日を一緒に過ごすことが増えると思うので、ひとつの相性をみるポイントになる。
マイルド「スポーツもしなくはないんですけど……。基本的には家にいることが多いですね。どちらかといえばインドア派かな」
インドア派! 私もそっち寄りなのでココは一致ね。
マイルド「アサミさんはアウトドア派、インドア派、どっちですか?」
おぉ、ちゃんと質問返しをしてくれる! 私が質問するばかりで聞いてくれない男性もいたけど……それだとなんだか取材してるみたいで疲れたんだよね。マイルドさん、コミュニケーションのキャッチボールはできそうだわ。
アサミ「私もインドア派です。おうち大好きなんで。3連休で一歩も外出しないことありますもん」
マイルド「わかります。僕も土日、ずっと家にいても苦じゃないタイプです」
アサミ「ご一緒ですね!」
早速、共通点が見いだせた。よし、もうちょっと深堀りしよう。
アサミ「土日、ずっと家にいるときは、どんなことなさってるんですか?」
マイルド「休日なのに意外と家で仕事してたりします。ホントは良くないんですけどね」
アサミ「あ、私もです」
マイルド「ワーカホリック気味ですね、アサミさんも」
アサミ「最近やっと自覚してきました。みんなもっとON/OFFを切り替えているんですよね」
ついつい休日にも仕事をしてしまう……。仕事好きな人なのね。そんなところも共通点!

マイルド「僕も切り替えられないタイプで。そのせいか、オフィスの近くに住んでるんです」
アサミ「え!? 近くってどのくらい?」
マイルド「徒歩で3分くらい」
アサミ「ものすごく近いですね!」
私もワーカホリック気味だけど、オフィスの近所に住んだことはない。つねに電車で30分くらいの距離は保っている。本音ベースではON/OFFを切り替えたいからだ。
マイルド「離れて住んでみたこともあるんですが……といっても電車で3駅くらいですけど。でも遠くて不便で」
職住近接のメリットはわからなくはない。ただ、3駅くらいでも十分近いと思うのだが…。
アサミ「歩ける距離がいいと」
マイルド「はい」
彼はかなり重度のワーカホリックさんかもしれない。仕事熱心なのはステキだけど。休みの日にずーっと仕事していたり、会社に行ったりするのもなんだよなぁ……。
仕事の話はちょっとやめておこう。大切なのは、仕事以外の休日をどう過ごしているかだ。そこに共通点があったらいいよね。
最近、改めて思う。婚活、改め「パー活」をしている私にとって、出会いたいのは「一緒に楽しく時間を過ごす相手」だ。現実問題として、いま49歳。仮に定年まで勤めたとしてもあと10年ちょっとだ。
でも人生100年時代。60歳から先の人生は40年ある。私はこの年月を「楽しく」過ごしたい。
両親をみていると、それぞれで楽しむ趣味もあれば、一緒に楽しむ趣味・習慣もある。一緒にやっているのはウォーキングとかハイキング、朝のラジオ体操とか。わが両親ながら、いい距離感であり、いい関係性だなって思う。
私もパートナーと、一緒に楽しむことも、各自で楽しむこともある関係性になりたい。

よし、休日にやっている趣味の話をしていこうかな。
アサミ「お仕事をしない休日には、どんなことなさってるんですか?}
マイルド「瞑想ですね」
アサミ「め、瞑想!」
マイルド「これは休日に限らないんですけどね。僕、3時間は瞑想することを毎日のルーティンにしてるんですよ」
さ、3時間の瞑想……! 3時間ってけっこうな時間よ。東京から新幹線で大阪までで約2時間半だし。そんなに長い時間、しかも毎日瞑想してるって!? マイルドさんとの会話は、瞑想ならぬ迷走をし始めた気がしてならなかった……。

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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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