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40代の婚活は発見と感動の連続である。婚活歴5年を超えたOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。
婚活で恋人ができるも別れに至り、また振り出しに戻った。友人とともに自己分析をすることで「本質的な自分」に気づき、H女史に紹介された男性・マイルドさんと会うことに……。この話は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【40代編集部長の婚活記#294】
友人のH女史に紹介されたマイルドさんはベンチャー企業勤務の40代(たぶん)。事前の評判どおり穏やかで紳士な男性。初デートとなったイタリアンで、食べられないものの多さにちょっと驚くが、せっかくの機会は大切にしようと前向きに会話を進める。
休日にやっている趣味について尋ねてみた。
アサミ「お仕事をしない休日には、どんなことなさってるんですか?}
マイルド「瞑想ですね」
アサミ「め、瞑想!」
マイルド「これは休日に限らないんですけどね。僕、3時間は瞑想することを毎日のルーティンにしてるんですよ」
さ、3時間の瞑想……! 3時間ってけっこうな時間よ。東京から新幹線で大阪までで約2時間半だし。そんなに長い時間、しかも毎日瞑想してるって!? マイルドさんとの会話は、瞑想ならぬ迷走をし始めた気がしてならなかった……。
どこかで似たような話を聞いた気がする……。あ、鶴太郎さんだ!?
以前にテレビで観たことがある。タレントの片岡鶴太郎さんは毎日の生活習慣として、早朝に起床し4時間ヨガや瞑想、その後2時間かけて食事するといった話をしていた。
すごい習慣だなぁと思ったけれど、似たような生活習慣の人がいた! しかも目の前に!
なんだか仙人のような人だわ、マイルドさん。

アサミ「3時間の瞑想、毎日ですか?」
マイルド「よほど早朝に仕事が入っていない限り、毎日やってますよ」
尊敬するわ! 継続できることはすばらしいことではある。
アサミ「どのくらい前からやってらっしゃるんですか?」
マイルド「かれこれ2年以上経ちますかね」
アサミ「2年! すごいですね…」
マイルド「始めてみると意外と3時間なんてあっという間ですよ」
3時間の瞑想があっという間に感じるってことは、苦ではないのね。楽しんでいるってことね。自分自身が楽しいことに時間を使っているのは、ステキなこと。
アサミ「瞑想ってあんまりよくわかってないんですが、どんな風にやるんですか?」
マイルド「僕の場合は、その前に朝風呂に2時間入ります」
アサミ「2時間!?」
マイルド「はい。寝ていてかいた汗を流したり、ゆっくり風呂に入ることでデトックスします」
アサミ「2時間入っていて、のぼせませんか?」
マイルド「出たり入ったりを繰り返しますし、お湯の温度も39度ですから」
瞑想3時間の前にお風呂2時間で、合計5時間。1日24時間のうち、約1/5を朝風呂と瞑想に使うのか。
マイルド「風呂から上がったら、お香を炊いて、ヒーリングミュージックをかけます」
アサミ「環境を整える的な」
マイルド「そうです。まずは調身といって、あぐらで姿勢を正して座り、目を閉じて胸を開き、上からだんだんと脱力させていくんです」
アサミ「はい」
マイルド「次に調息といって、腹式呼吸をします。鼻から息を吸って、鼻から吐く。これを繰り返します」
アサミ「それから」

マイルド「調心です。呼吸に集中して心を整えていきます」
アサミ「いわゆるマインドフルネスですか?」
ストレス軽減効果やリラックス効果にも効果があると言われる、マインドフルネス。アップルやグーグルなどの世界的な大企業が社員研修の一環として導入したりしている。そういえばマイルドさん、IT企業勤務だもんね。
マイルド「まさに。よくご存知ですね」
マインドフルネスの書籍なども売れていた時期があるので、ざっと見たことはある。ちゃんとやったことはないけど
アサミ「マインドフルネスの本も出ているので」
マイルド「あぁ、出版社にお勤めでしたものね」
マイルド「アサミさんは瞑想をしたことはありませんか?」
瞑想もやったことがないわけではないけど……。
アサミ「ヨガレッスンを受けたときに、ほんの5分、10分くらいやったことはあります」
マイルド「やってみて、どうでしたか?」
アサミ「ちょっと頭がスッキリした感じはありました」
マイルド「それです! 頭がクリアになるんですよ。ビジネスパーソンには本当にオススメです」
頭がスッキリしたという感想が、彼のツボにハマったのだろうか。そこから饒舌になって瞑想とその効果について語りだしたマイルドさん。
瞑想を始めて彼自身がどう変わったか、会社の同僚にも勧めたらこんな変化があったなど、熱く語る。自分がハマっているものにうれしいコメントをされると、ついつい語ってしまう気持ちはわかるわ。マイルドさんもオタク気質あるのかもね。それも共通点かもね。
とても気持ちよさそうに瞑想について話してくれているので、笑顔で適宜あいづちを打ちながら、届いた料理をひたすら食べていた。彼が食べられない料理は、私が食べないと残してしまうことになるわけだし。

ひとしきり瞑想については語り尽くした感があったので、質問をしてみた。
アサミ「毎朝お風呂に2時間、瞑想3時間ですよね。朝、めちゃくちゃ早起きじゃないです? 何時に起きてるんですか?」
マイルド「3時です」
午前3時!? おいおい、まだ夜中じゃないの。私なんてヘタしたらその時間まで起きてることあるわよ?
アサミ「めっちゃ早起きじゃないですか。じゃ、何時に寝るんです?」
マイルド「普段は夜9時にはベッドに入るようにしてますね。6時間は睡眠をとりたいので」
アサミ「今日はもう、8時過ぎてますけど…」
マイルド「さすがに今日は9時には寝られないですね」
その後は、お互いの仕事の経歴のこと、ゴルフのこと(いちおう共通点)、共通の知人のH女史のことなどを話したり、いちおう彼の以前の結婚話や、それぞれの恋愛観みたいなものも話した。
ふと気づくと、オーダーをした料理に彼はあまり手をつけていなかった。食べられるといっていたプロシュートときのこのサラダは食べていたけれど、鶏の香草焼きには手をつけてなかった。
アサミ「少し召し上がりませんか?」
マイルド「お気になさらず。消化のことを考えて、夜は基本あまり食べないので」
アサミ「なるほど」
2品しか食べない? しかも鶏の香草焼きはメイン料理だからなかなかのボリューム。これを私一人でどうぞってこと!?
てっきりメイン料理は2人で食べられるかと思って頼んだのに。彼が食べられないリゾットも注文しちゃったのよ。ピクルスもあるのよ。とても一人で食べ切れる量じゃないんだけど!!
とはいえ、残すのもお店に申し訳ないので、ひたすら食に走ることにした。基本、彼に質問をして話を聞く側にまわりつつ、ただただ食べる。
せっかく人と会うなら、一緒に食事を「美味しいですね」って言いながら楽しみたいなぁって思っていたのに……。
マイルドさんと別れ、一人で家路につく。
なんだか体が重い……って、完全に食べすぎだわ。お腹がパンパンで苦しい。スカートのウエストがキツイ。こっそりウエストのホックを外そう。アウターで隠せる時期でよかった。
マイルドさん、穏やかでいい人ではあったんだけど。
H女史に紹介してもらって、とってもありがたいとは思っている。インドア派だったり、ハマるとオタク気質だったりと共通点もある。でも……。
これから先、彼とどうしよう。家へと向かう電車の中で、今日のお礼のメッセージをどう書いたらいいか、悩みに悩むアサミなのであった。

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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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