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宝島社文庫『スマホを落としただけなのに』の映画化が決定。ヒロイン・稲葉麻美役を北川景子さんが演じることが発表されました。
宝島社文庫『スマホを落としただけなのに』
著者:志駕晃
『スマホを落としただけなのに』は2017年4月に『このミステリーがすごい!』大賞シリーズから発売された、ミステリー作品です。
主人公・麻美の彼氏が落としたスマートフォンが、“連続殺人鬼で狡猾なハッカー”である男に拾われたことをきっかけに始まるストーリー。男に気に入られてしまった麻美が、SNSやインターネットで監視され、追い詰められていく状況を描いています。
メガホンを取るのは『リング』シリーズを手がけた中田秀夫監督。2018年11月2日(金)の映画公開に先駆けて、中田監督と主演の北川景子さんからコメントが届きました。
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監督:中田秀夫さん
『スマホを落としただけなのに』は、この原作の題名にまずはヤラレました。
現代人(ほぼ世界中の人々)が「最も身近な相棒」をうっかりどこかに置き忘れただけで、「いったいどこまでの目に遭うの?」と誰もが関心を持つテーマで、エンターテインメントの題材としても大きな可能性を感じます。「出口なしの現代の迷宮」にあっという間に引きずり込まれていくヒロインたちに、思いきり感情移入しながら観てもらえる作品に仕上げたいと思います。
一方、ヒロインを北川景子さんに演じていただくことで、状況は最悪なのだけれど、同時に、洗練され、どこか優雅なテイストを持つ、ミステリーにしたいと思っています。
そういう意味で、おこがましいですが、「ライバルはヒッチコック」を胸に、撮影に挑みます。
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主人公:稲葉麻美役 北川景子さん
©2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会
この映画のオファーをいただいたとき、まず最初にタイトルが目に飛び込んできました。自分自身ではなく、恋人がスマホを落としたことから、自分自身の過去、個人情報、SNSのアカウント情報、写真などが次々と流出し、人生が変わってしまう不運な主人公を絶対に演じたいと思いました。
スマホやSNSのセキュリティ管理は、きちんとしているつもりでも、どこに落とし穴があるか分からない…。でも、本当の人と人の絆や愛は、スマホを通じてではなく、心で通じ合うものだというのが、この作品のテーマだと思っています。
中田監督とは初めてご一緒しますが、脚本に対する私の質問のひとつひとつに丁寧に答えてくださり、中田さんと一緒に映画を作れるならとても安心だと思いました。
普通のカップルの普通の日常が、ただスマホを落としただけで一変してしまう…。そんなスリリングな部分と、日常のシーンとのコントラストに配慮しながら丁寧に作っていきたいと思います。良い作品を作れるよう頑張ります。
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また原作小説の著者・志駕晃さんの最新作『ちょっと一杯のはずだったのに』が先日発売。こちらもお見逃しなく。
宝島社文庫『ちょっと一杯のはずだったのに』
著者:志駕晃
「お前が作った密室現場の謎を解け!」と
警察に迫られる矢嶋だが……。
記憶のない彼は、
この窮地を脱出できるのか!?
大ヒット小説『スマホを落としただけなのに』著者の
第2作目は、ラジオ局勤務の著者の経験を生かした(?)
ラジオ業界×密室殺人!
この記事のライター
宝島オンライン
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