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京王井の頭線・神泉駅と東急東横線・代官山駅、そして中目黒駅の間にある閑静な住宅街を歩いていると、突然周辺の雰囲気とは違う、ツタの絡まる3階建ての建物が現れる。その建物は東京都目黒区にて、ワーキングスペースとして貸し出している「みどり荘」という場所だ。今回はこの不思議な存在感を放つみどり荘に伺い、運営をしている小柴さんに、みどり荘とはどういった場所なのか聞いてみた。
建物の2階と3階を使った中に入ると、たくさんのデスクが並び、ギャラリーやミーティングルームにはさまざまな人がいる。
――ここは一体どういった場所なのでしょう?
ワーキングスペースです。あとはそれに付随する関係のことをやっています。月決めの会員制で固定デスクとフリーデスクがあり、使い分けをしていますので一人一人が全く別に各自の仕事をできるスペースになっています
外国の方やクリエイターなど40人ほどの会員が現在このみどり荘にはいるという。お話を聞いている間にも外国の方が見学に訪れ、スタッフが英語で対応している。
――建物の外観など、最初に借りたときからこうだったんですか? 築何年ぐらいなのでしょう?
築年数は40年ぐらいです。外観ですが、1階に住んでいる大家さんいわく、「何もしなかったらこうなった」と言ってました。建物の中は大家さんが改装しようとしてグチャグチャになったまま放置されていたものを、掃除するという条件で貸してくれることになったんです
――こういった外観ですから、夏などに蚊が多かったり、ほかの虫や生き物とかは出ませんか?
それは大丈夫です。ヤモリやほかの昆虫もいませんし、普通の家庭と同じように蚊が来るぐらいですよ。
――みどり荘ではソーラー発電を使っていると聞いたのですが?
2階のデスクの電力に使っています。常駐しているのが現在40人ほどで、家庭用の電力しかないので足りない電力を補い、あとは何かあったときにも使えるので。
――家具をポートランドから輸入していると聞いたのですが、なぜポートランドの家具を?
雰囲気が良かったというのもありますが、3階のチームがポートランドのガイドブックをつくっているので、イスやラウンジのテーブル、ロッカーをポートランドから輸入して使用しています。
自由な雰囲気のワークスペースをお探しなら、みどり荘に一度見学に行ってみると、理想の場所がそこにあるかもしれない。
●取材協力 みどり荘 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナルこの記事のライター
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