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女性だけの歌劇団として、103周年を迎えた今、ますます進化し続けている宝塚歌劇。
「大人のおしゃれ手帖」4月号では、宝塚歌劇の人気の秘密に初めて迫っています!
その舞台の魅力を語るべく、花組トップスターの明日海りお(あすみ りお)さんが誌面初登場。インタビューに答えてくれました。
華やかさと芝居力で人気を牽引する
花組のトップスター
明日海りお
あすみ・りお:
花組トップスター。6月26日生まれ。静岡県静岡市出身。
2003年「花の宝塚風土記」で初舞台。同年月組に配属後、2013年花組に組替え。2014年「エリザベート」で花組トップスターとして大劇場お披露目。3月18日~4月9日、ミュージカル「仮面のロマネスク」、スパークリングショー「EXCITER!! 2017」で全国ツアー公演を行う。
タカラヅカといえば、その舞台を踏みたいなら、まずは宝塚音楽学校へ入学して2年間の修行を積まなければなりません。ですが、この宝塚音楽学校の入学試験は相当な高倍率で、合格するだけでも至難のワザ。その厳しさもありタカラヅカに入りたいというと、家族からの反対がすさまじそうですが、明日海さんはある強引な方法で家族の説得を試みたそう。
中学生のとき、ショー「BLUE・MOON・BLUEー月明かりの赤い花ー」(2000年月組)の映像を見て「メロディが頭から離れなくなりました。興奮して眠れなくなるぐらい一気にハマってしまって」、タカラヅカに入ると決めた。
「決断力のあるタイプでは全然なかったのに、あのときは即決でした。あのアグレッシブさとフットワークの軽さは今までで一番だったかもしれない(笑)」
当然、両親は大反対。そこで明日海さんが取ったのは「部屋にこもって、ありったけの声を出して、親に聞こえるようにウワーッと泣いて」訴えるという作戦だった。ところが「それを3日間やったら熱を出してしまって」、ついに根負けした親も「受けるだけ受けてみたら」と言ってくれた。
ご両親の理解もあり、念願かなった明日海さんは現在、男役として大活躍しています。
タカラヅカの舞台を観たことがない人には、女性が男性役を演じるということがイメージしづらいかもしれません。ですが、そんなギャップがあるからこそ、大勢の人が男役のスターに魅了されるのです。
演じる側のご本人も奥深さを感じるという男役について、明日海さんはこのように語っています。
Q
ずばり、男役とは?
「果てしない憧れ」でしょうか。
卒業された先輩方の舞台映像を見ると、個性も見せ方もそれぞれ違うのに男役としてみなさん素敵で、過去の作品を全部しらみつぶしに見ていきたいぐらい(笑)。それに、新しいタイプの男役もどんどん出てくるし、追求しても追求しても果てのないものだなと思います。
タカラヅカを観たことがないという人に向けて「とにかくまずは観て!」とメッセージを送ってくれた明日海りおさんのインタビュー全文は、「大人のおしゃれ手帖」4月号131ページからの特集「愛され続けるタカラヅカ」に掲載。他に花組男役スターの芹香斗亜さんのインタビューや、タカラヅカの特徴を10個のキーワードから解説するコーナーもありますよ♪
photograph: Toru Hiraiwa
text: Chiaki Nakamoto
※誌面画像の無断転載はご遠慮ください
この記事のライター
宝島オンライン
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