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40代の婚活は、豊かな人生経験の宝庫。44歳の夏から婚活を始めたOTONA SALONE編集部長・アサミ、婚活歴5年8カ月。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。ひとつ年を重ねて50歳になったので、微妙にタイトルを【40代からの婚活記】とアップデート。
年齢のせいなのか、それとも環境のせいなのか。婚活に疲れた気持ちがありながら、それ以上にいまは「さみしい」と感じている自分に気がついて……。この話は50代独身女性が「実名 顔出し」で書いている、婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】
【40代からの婚活記#302】
おっと……! 2年以上会っていなかったけれど、A嬢、なにげにするどい指摘。
A嬢「だから気を遣って本音を言わない。よっぽど親しい人なら違うのだと思いますけど」
アサミ「図星すぎて(苦笑)」
A嬢「ジェントルさんってお付き合いしてたんですよね? でも本音が言えなかった」
アサミ「結果的にそうね」
A嬢「私が言うのもなんですけど、だからアサミさん、恋愛が長続きしないんじゃないんですか?」
恋愛が長続きしない理由が……「本音が言えない」こと!
うっ、図星すぎて何も言えない。
アサミ「……(大きく頷く)」
A嬢「あ、すみません。勝手なこと言って」
アサミ「全然、いいの。その通りだと思うから」
A嬢「アサミさんの婚活記を読んだり、いろいろお話するようになって思ったんです。もったいないなぁって」

アサミ「もったいない? どうして?」
A嬢「あくまでも主観なんですけどいいですか?」
アサミ「もちろん!」
A嬢「アサミさんって初対面でも誰でもお話できるし、会話に詰まってりしないじゃないですか」
アサミ「そ、そうなのかな」
A嬢「そうですよ初対面であんまり話せない人、多いですよ」
A嬢「だいぶ前ですけど、一緒に個室婚活に行ったじゃないですか。あのとき隣のブースでしたけど、アサミさんはどのお相手とも話してるし、相手が話しやすいようにトークをリードしてるなって思いました」
アサミ「A嬢もうまくお話してた気がするけど」
A嬢「そんなことないですよ。無言になっちゃうこととかありましたよ」
アサミ「えー、意外! そんな印象なかったわ」
A嬢「その点、アサミさんってよっぽどのことがないと無言にはしないじゃないですか。なんとかして会話をつなげようとする」
アサミ「職業病かな……?」
いや、そうではない。明確に記憶しているところでは小学生のときからその傾向はあった。
アサミ「違うわ。仕事する前からそういうところあるね」
A嬢「すごく気を遣うかたなんだなって、だんだんわかってきました」
アサミ「みんなはこんな感じじゃないの?」
A嬢「意外ともっと自分本位ですよ」
アサミ「会話をつなげようとしない?」
A嬢「というか、無理につなげようとしない感じですかね」
アサミ「私、無理につなげようとしてるんだ」

A嬢「無理というか、頑張ってつなげているなって思うんです」
アサミ「まぁ……確かに」
A嬢「自分がピンとこない会話だったら、スルーしたり、無言になったりしてもいいと思うんです」
アサミ「そうなの?」
A嬢「例えば、本当に親しい人だと、それでも大丈夫だったりしません?」
本当に親しい人……。確かに、親友、幼なじみ、家族は一緒にいても無言でいられる。気乗りがしない会話はなんとなくスルーしていることもある。
アサミ「そうね。親しい関係性ができてる人とは、頑張って会話を続けようとはしてないね」
A嬢「いままでの恋人とかはどうでした?」
アサミ「言われてみたら、頑張っちゃってたかもね。会話だけでなく、態度や対応とか、発言とか」
A嬢「恋人にわがまま言ったりしました?」
アサミ「正直、言ってない。“わがままをいう女性”になりたくないって思ってたから」
A嬢「きっと“ものわかりがいい、分別のある人”になってたんですよね」
アサミ「そうね。根本的にものわかりがいいわけじゃなくて、無理してそうなってたかもね」
A嬢「たぶん、それが相手を“僕のことホントは好きじゃないでしょ”とか“本音がわからない”っていう気持ちにさせたんじゃないかと思うんです」
アサミ「ぐうの音も出ないわ。その通りだって最近やっとわかってきた」
A嬢「だから、初対面でも恋人でも、そんなに相手に気を遣わなくていいと思うんです」
アサミ「そっか…」
A嬢「婚活で出会う人は、この先を一緒に過ごしていくかもしれない人じゃないですか。だったら最初から無理せず、頑張らずに対応したほうがいいと思うんです」
アサミ「無理しない、頑張らない……」

A嬢「頑張って会話を続けないアサミさんでも“いい”と思ってくれる人が、長く一緒にいられる人なんじゃないかと」
アサミ「相手を心地よくしようと思わなくていいのかしら」
A嬢「サービス業だったらそれが必要ですけど、婚活というかパートナー探しって一方がサービスすることじゃないですよね」
アサミ「確かに。一方的じゃないわ。お互いよね」
A嬢「そうです! アサミさん、もっとわがままになっていいんですよ」
アサミ「我が儘って、自分らしくってことだもんね」
A嬢「まさに! パートナー探しはわがままでいいんです!」
ジェントルさんと過ごした日々を回想していた。
付き合いが長くなっても、確かに私は“我が儘”を出せていなかった。彼の機嫌が悪いときはなんとかしてご機嫌を取ろうとしたし、彼が突然にデートをキャンセルしてきたときも、けっして感情的にならずに理解を示した。そのほうが、相手を心地よくすると思っていたから。
密接な関係でないならそれでよかったのだろう。でも、お付き合いする関係性だったら自分がどう思ってるかをちゃんと伝えなかったら……一方的な関係性になってしまうんだよね。
今頃になって、やっと気づいた。
A嬢「最近、人間関係に疲れて人間不信になってるって言ってたじゃないですか」
アサミ「うん」
A嬢「アサミさんが気を遣う関係性が多いからですよ」
アサミ「まぁ、そうしないと成り立たなかったりするから」
A嬢「だったら成り立たなくていいじゃないですか!」
アサミ「えー! さすがにそれは」
A嬢「いいんですよ、そのくらいの気持ちで。それでやっとアサミさんは普通のコミュニケーションになるんですよ」

A嬢「たとえば婚活アプリのメッセージとかも、頑張って返信しなくていいと思うんです」
アサミ「そういうこと……よね」
A嬢「前にメッセージやりとりしてた人も、ひたすらアサミさんが質問ばかりしてたじゃないですか」
アサミ「あったね……」
A嬢「質問じゃなくて、アサミさん自身のことを送ったっていいんですよ」
アサミ「なんか、メッセージは質問形式にしたほうがとか言うじゃない」
A嬢「ホントに聞きたいことがあれば、です。なければ一方的な近況報告でいいんですよ。別になければ送らなくたっていいし」
アサミ「そうか。メッセージに頑張ってたから疲れちゃったんだ」
A嬢のするどい指摘を受けて、自分のコミュニケーションの方法を見つめ直していた。そうか、私が婚活アプリや婚活デートに疲れてしまうのも、恋愛が長続きしないのも、コミュニケーションの問題だったんだ。相手を心地よくしようと気を遣って頑張っていたことが、裏目に出ていたってこと━━!

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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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