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上京が決まってからの部屋探し。「どこに住もうかな」「どんな部屋がいいかな」など心が躍ります。でも実際に部屋を探す段階になると、「何から始めればいい?」と迷ってしまうことも。そこで、今回は上京を経験した男女300人に、どうやって部屋を探したかを聞いてみました。これから部屋探しをする人は必見です。
約7割が、事前に不動産会社を決めることなく上京していた!
まず、実際の部屋探しについて、どう探したかをヒアリング。約半数(51.3%)が「東京の不動産会社に行き、1回の上京で決めた(事前に不動産会社を決めてない)」と回答しました。2位は「東京の不動産会社に行き、数回の上京で決めた(事前に不動産会社を決めてない)」(18.0%)で、約7割の人が事前に不動産会社を決めることなく上京して、部屋探しをしていることが分かりました。
3位は「東京の不動産会社に行き、1回の上京で決めた(事前に不動産会社とやり取りをした)」(13.3%)、4位は「東京の不動産会社に行き、数回の上京で決めた(事前に不動産会社とやり取りをした)」(5.0%)で、事前に不動産会社とやりとりをした人は18.3%という結果に。
見知らぬ土地ということもあるのか、事前に不動産会社を決めてやりとりする人は少ないようです。
悪かった点にはスーパーがなくて困った、もっと安く住める場所があったのに調べなかったなど次に、部屋探しの方法で良かった点、悪かった点、反省点を教えてもらいました。
■良かった点
・住みたいエリアを絞り、値段設定や妥協できないところをしっかり決めていたのでスムーズだった(33歳・女性・北関東エリア)
・大学の最寄駅の不動産会社に行ったので、通学圏内で探しやすかった(29歳・女性・中部エリア)
・大学生協のすすめる不動産会社なら、確実に学生向けの物件を紹介してくれる。学生向けならば隣人もほぼ学生だし、大家さんや不動産会社も分かって対応してくれるから引越しや手続きも楽(36歳・女性・北関東エリア)
・ある程度条件を考えてから不動産会社にいったので、すぐに候補の部屋が挙がり、一度の上京で決めることができた。しかし、少し早い時間に着きすぎたようで、開店している不動産会社が少なかったのは失敗だったかも(22歳・女性・中部エリア)
・場所などある程度下調べして、要望を不動産会社に伝えたのでスムーズでした。事前準備をしておくことが重要。今はネットでほぼ分かるので、調べたあとに実際に見て決めれば簡単(31歳・男性・近畿エリア)
■悪かった点
・母の意見に押されて本意でない地域のマンションに決めてしまったこと(31歳・女性・中部エリア)
・治安や立地など、何も調べずに部屋を決めた。もっといろいろ考えてから不動産会社に行けばよかった(30歳・女性・東北エリア)
・良い間取りを探していて、家賃をあまり気にせず借りてしまい、失敗した(38歳・男性・近畿エリア)
・学校の近くが便利と思い、なるべく都心にしていたが、埼玉や23区外など安くて近いところがあるのを知らなかった(37歳・女性・中部エリア)
・勤務先の近くにしたが、近くにスーパーなどがなくて困る(24歳・女性・九州エリア)
■反省点
・適当に大学沿線の駅を決め打ちしてしまった。複数の駅を比べれば良かった(39歳・男性・中部エリア)
・ネットで検索したものの、実際に見ると全然違っていたので、候補をいくつか挙げて見学するのがいいと思った(28歳・女性・中部エリア)
・家賃相場が分からなかったので、女性だからと割高なマンションを契約してしまったと思う。親も安心を買う意味で給料の半分近くを自分の家賃に仕送りしてくれていて、何年も申し訳なかった。(35歳・女性・北関東エリア)
・面倒くさがらずに、もっと色々な不動産会社で部屋を内覧させてもらい、じっくり選べばよかった(39歳・女性・東北エリア)
・駅周辺の雰囲気を調べておけばよかった(39歳・男性・北関東エリア)
これから引越しをする人にアドバイスをもらいました。
・事前にインターネットなどで、周辺の雰囲気などを調べておくこと。 物件についても調べておくこと。地方との値段の差があるのが賃貸だと思っているので、家賃相場を知っておくこと(39歳・女性・九州エリア)
・とにかく家賃が高いので、ある程度の妥協が必要(31歳・女性・中部エリア)
・悩んでいる間に他の人が契約してしまうので、自分のなかの条件を明確にして、家具等持っていきたいものはサイズをきちんと測っておくこと(39歳・女性・中国エリア)
・部屋の間取りや家賃だけではなく、街の雰囲気や周辺のお店等も調べると、もっと住みやすい場所が探せるかと思います(27歳・男性・東北エリア)
・優先順位を決めて部屋選びをするとスムーズに決められる(35歳・女性・近畿エリア)
一人暮らしを始めるのは不安なもの。ましてやそれが見知らぬ土地であればなおのことです。何度も上京して家探しをできればいいけれど、時間にもお金にも余裕がないのが現実です。かといって、いくつもの条件で妥協して部屋を決めるのは嫌ですよね。
上京経験のあるみんなの声を聞いていると、上京の際に納得のいく住まいを手に入れるためのキーワードは「事前準備」や「下調べ」。例えば、出せる家賃や妥協できない点をある程度決めておく、住みたいエリアを絞り込む、治安や立地、家賃相場などを下調べしておく、などです。事前準備や下調べをしておくと、不動産会社に行って相談する時間がかなり短縮できます。百聞は一見に如かずと言うことわざの通り、実際に物件を見てみないと分からないこともあります。短縮できた時間を物件の内覧や周辺環境の確認にあてると、住んだ後に「思っていたのと違った」なんてことが起こらず、より納得のいく住まいが手に入るでしょう。
面倒だと思っても事前準備や下調べを行って、「住んでいて楽しい」と言える、快適な住まいを手に入れてくださいね!
●調査概要この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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