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北海道民に聞いた!転倒しやすい雪道をコケずに歩くテクニック

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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道民に聞いた!転倒しやすい雪道をコケずに歩くテクニック

3月9日に日本気象株式会社が今年の「桜の開花・満開予想(第6回)」を発表した。東京の開花予想は3月22日で、お花見を心待ちにしている人も多いだろう。ただし、油断は禁物。春になり桜が咲いたとしても、まだまだ雪が降る可能性はある。首都圏で降雪があると、 “転倒事故”のニュースが流れがち……。雪で転ばないためにはどうすればいいのか? そこで、雪国・北海道の人に「雪道を転ばずに歩くテクニック」を教えてもらった。
小さな歩幅&靴の裏全体を使って歩く

「雪国出身の人は雪道でも転ばない」ということを耳にすることがよくある。それが事実かは定かではないが、雪道に慣れているのはたしか。雪道での歩行術を調べるために、札幌市を中心に積雪寒冷地の冬の安全・安心・快適な環境づくりに取り組む、ウインターライフ推進協議会の冨田真未さんに詳しい話を伺った。

「大きな歩幅で歩くと足を高くあげることになり、体の揺れが大きくなって転倒しやすくなります。雪道を歩くときは、小さな歩幅であまり足をあげ過ぎないようにすることが大切です。また、靴の裏全体を地面につけて歩くと、靴と地面との接触面が大きくなって安定しやすくなります」(冨田さん、以下同)

また、冨田さんによると、転倒しないためには滑りやすい場所を知ることも重要とのこと。例えば、靴に雪をつけたままタイル張りの店舗や地下街へ入ると、雪が解けて水になって滑りやすくなるそう。ほかにも、横断歩道や地下鉄駅の出口付近などは、たくさんの人が歩いて雪が踏み固められやすいので要注意。ちなみに高層ビルの間などで、日中も日陰になりやすい場所は雪や氷が解けずに滑りやすい路面が残るため、ほかの道を通ると転倒防止につながるそうだ。

冬用の靴を1足用意しておくと安心

さらに転倒防止をするために、靴にもこだわったほうがいいのではないだろうか? 冨田さんに聞いてみると、通常のスニーカーは、靴底の溝が浅く平らに近いため滑りやすい。登山靴は、深い溝があるけどゴムが硬いため滑りやすい。長靴は、靴底のゴムが柔らかいものであれば、比較的適しているのだとか。ただし……

「雪道は状況により変化するので、すべての路面に適した靴はありません。冬靴として販売されているものは、滑らないように靴底の溝のパターンを工夫して、ゴムのなかにガラス繊維やセラミックなどの滑り止め材を混ぜたりしているほか、ピンや金具がついていたりするものなどがあるので、お店の販売員に相談しながら選ぶといいと思いますよ」

東京人の筆者は“冬靴”という存在を知らなかった。ネット上で少し調べてみると、たしかに存在しており、滑りにくそうな靴底や防水仕様になっているタイプがあった。万が一の雪道用に用意しておくと安心だろう。ちなみに、靴を買わないまでも、携帯用の靴用アタッチメントもあるそう。雪道を歩くときだけ、滑り止め金具を取り付けるのも便利かもしれない。

余談にはなるが冨田さんによると、北海道では転倒防止用としてペットボトルに砂を詰めて、普段から持ち歩くこともあるのだとか。また、交差点などにも砂の入った“砂箱”が設置されている場所もあり、砂を撒くことで、自分はもちろん、後ろを歩く人の安全も確保できる優れたシステムだという。

雪道での転倒は、場合によっては重大事故にもなりかねないので、今回紹介した方法で転倒しないように十分に気をつけよう!

●ウインターライフ推進協議会 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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