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子どもの寝室代わりにも!1.5畳でリビングに置ける「家の中の小屋」が、便利でかっこいい!

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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リビングに置ける「家の中の小屋」が、便利でかっこいい!

昨年、無印良品が東京ミッドタウンで小屋の展示を行うなど、にわかに「小屋ブーム」のきざしを見せ始めている住宅業界。今度は「家の中の小屋」なるものが登場しはじめているようだ。家の中の小屋? 秘密基地的な響きもちょっとあって、そそられる案件である。
実際に、それを導入した人に話を聞いてみた。
多様な機能をもつコンパクトな空間

自分の部屋がなかった幼少時代。リビングにダンボールでマイハウスをこしらえた経験なら筆者にもある。しかし、小屋はふつう屋外に建てるものだ。家の中の小屋とは、いかなるものなのか?

訪れたのは東京・杉並にある木津さん邸。例の小屋はリビングにあるという。しかし、それらしきものは見当たらないが……。

【画像1】いたって普通のおしゃれリビング(写真撮影:藤原葉子)

【画像1】いたって普通のおしゃれリビング(写真撮影:藤原葉子)

すると「テレビ裏の壁の奥を覗いてみてください」と木津さん。

【画像2】あっ!(写真撮影:藤原葉子)

【画像2】あっ!(写真撮影:藤原葉子)

【画像3】小屋だね(写真撮影:藤原葉子)

【画像3】小屋だね(写真撮影:藤原葉子)

なるほど、小屋だ。まぎれもなく「家の中の小屋」である。しかも、よく見るとなかなか多彩な機能を備えているようだ。

【画像4】側面はパソコン作業もできるデスク(写真撮影:藤原葉子)

【画像4】側面はパソコン作業もできるデスク(写真撮影:藤原葉子)

【画像5】その目線の先でスヤスヤ眠る猫ちゃん。うーちゃん6歳。命名はうずらっぽい柄から(写真撮影:藤原葉子)

【画像5】その目線の先でスヤスヤ眠る猫ちゃん。うーちゃん6歳。命名はうずらっぽい柄から(写真撮影:藤原葉子)

【画像6】さらに上部にはちょっとした収納と(写真撮影:藤原葉子)

【画像6】さらに上部にはちょっとした収納と(写真撮影:藤原葉子)

【画像7】服をかけられるハンガーパイプも(写真撮影:藤原葉子)

【画像7】服をかけられるハンガーパイプも(写真撮影:藤原葉子)

なお、先ほど猫ちゃんがお休みになられていたスペースは、小学校高学年くらいまでなら十分にベッドとして使えそうなくらいの広さ。子どもがある程度成長するまで、寝室代わりにも使えそうだ。

では、木津さん自身はどんなふうに活用しているのか?

「現状は、マットが置いてあるところが1歳の娘のお昼寝スペース。猫はその上の棚で寝ていることが多いです。猫って上にいると優越感に浸れるので、見下ろせる位置が安心するんですよ。朝は側面のデスクを僕が使って、娘の様子を見ながら仕事しています。夜は妻がここで保育園の連絡帳や日記を書いてますね。ゆくゆくは娘の勉強机にもなるでしょうね。ここは1LDKで子ども部屋がないので、小学校低学年くらいまではこの部屋を子どものためのスペースとして便利に使っていければいいかなと。もし娘がイヤだと言ったら? そしたら妻と娘に寝室で寝てもらって、僕がここを占領します(笑)」

男って小屋とか、こういう狭いスペースに憧れません? と木津さんはいう。分かる、すごく分かる。こぢんまりした自分だけの空間を持ちたいという願望は、少年時代の秘密基地に対する憧憬に通じるものがある。

「僕自身、そもそも小屋が好きだったんですよ。海外の映画とかドラマで、庭に小さい小屋を建てて自分の趣味の部屋にするみたいなシーンがよく出てくるんですが、あれに憧れを抱いていて。でも、うちは庭がないので、いっそ部屋の中につくれたら面白いなって」

【画像8】狭いところって不思議と集中できるんですよね。分かります(写真撮影:藤原葉子)

【画像8】狭いところって不思議と集中できるんですよね。分かります(写真撮影:藤原葉子)

森の小屋、猫小屋、新たな小屋ラインナップも続々と

なお、この「家の中の小屋」は、建築家や工務店といった家づくりの専門家とユーザーをつなぐマッチングサイト「SuMiKa」の運営元である株式会社SuMiKaが展開しているサービス。昨年秋に商品化され、木津さんが導入第1号だという。その狙いや開発の背景をSuMiKaの企画開発プロデューサー・高橋さんに伺ってみた。

「夫婦で都心にマンションを買われる場合、今は2LDKよりリビングを広くとれる1LDKを選択される方が多いです。2人のときはそれでもいいのですが、お子さんが生まれたときに困る方が結構いらっしゃるんですね。聞いた話では部屋が足りないから遅く帰ってきた夫がリビングで寝ていたりとか……。一生懸命働いて住宅ローンを返しているのに、毎日ソファで寝なきゃいけないなんて、切ないですよね。かといって、若い夫婦の場合は買い替えやリフォーム工事にかけられる蓄えも乏しい。せめて子どもが小学校に進むくらいまではコストをなるべくかけずに子ども部屋代わりになるスペースを提供できないかと思い、この家の中の小屋を開発しました」(高橋さん、以下同)

価格は木津さんが購入した「壁にもなる書斎小屋」で77万7000円。おいそれと決断できる金額ではないが、リフォームで間取り変更するのに比べると、コストが安いことに加え、設置・解体が簡単なのでライフスタイルの変化に応じた使い方ができるのがメリットだ。

【画像9】なお、小屋の壁は本物の木の板ではなく壁紙。木津さん自ら、妻とともにDIYしたそう(写真撮影:藤原葉子)

【画像9】なお、小屋の壁は本物の木の板ではなく壁紙。木津さん自ら、妻とともにDIYしたそう(写真撮影:藤原葉子)

ちなみに、「家の中の小屋」。今後に向けた、新たな展開もあるそうだ。

「さまざまな部屋の広さや雰囲気、用途に対応できるよう、バリエーションを増やしていく予定です。例えば、木津さんのお宅にあるのは1.5畳分のサイズなのですが、これよりひとまわり小さい『mini』という小屋や、奥多摩のヒノキを使った『東京の森の中の小屋』が新たに発売されています。あとは、夏ごろをメドに犬小屋ならぬ『猫小屋』も展開する予定です。猫のトイレを置くスペースを確保したり、快適性を考えた新しいタイプの小屋ですね」

【画像10】奥多摩産ヒノキ100%の「森の中の小屋」。無垢材のいい香りがするそう(写真提供:SuMiKa)

【画像10】奥多摩産ヒノキ100%の「森の中の小屋」。無垢材のいい香りがするそう(写真提供:SuMiKa)

【画像11】最後に改めて引きの画を。空間を圧迫せず、見事にインテリアになじんでいます(写真撮影:藤原葉子)

【画像11】最後に改めて引きの画を。空間を圧迫せず、見事にインテリアになじんでいます(写真撮影:藤原葉子)

高橋さんは「現状は家に合わせて暮らしが窮屈になっている。それを解消したい」と語っており、とても印象深かった。暮らしの負を解消するイチ手段として、「家の中の小屋」にますます注目が集まるかもしれない。

●取材協力
・SuMiKa 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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