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一般に日本人をはじめとするアジア圏の男性は、西洋圏の男性と比べるとフォーマルなシーンでの女性のエスコートに慣れない傾向があります。ですが、女性は「私の彼はエスコートしてくれない」と嘆くのではなく、自然とエスコートしてもらえるように促し、心を配る必要があるのです。
たとえばホテルのレストランに行った場合、どうしたらいいでしょう。(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生からヒントをいただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#60エスコートされる編 】後編
上りのエスカレーターは、女性が先に乗り、男性はその後ろです。下りのエスカレーターは男性が先に乗り、女性はその後ろ。常に、『女性の安全が保てる立ち位置』が基本となります。女性が転げ落ちてしまいそうになったら、どこに男性がいてくれれば、安全か?と考えれば、すぐに分かりますね。
このようなことを知らない男性のために、エスカレーターに乗る際、上りの場合は女性がサッと先に乗り、下りは男性が乗ったら女性が乗るなど気を遣うとよいでしょう。
レストランの入り口では、予約の名前を告げてスタッフの方に席に案内をして頂きますが、その時に歩く順番がありますがご存知でしょうか。歩く順番は、サーヴィスの方、その次に女性、最後に男性が歩きます。
レストランに着いて、サーヴィスの方が案内を始めた瞬間から、女性は男性よりも前に出て案内を受けてください。
スタッフの方に席に案内されて席に着いたら、女性が先に椅子に座ったことを確認してから男性が座ります。
特にホテルのレストランや格式のあるレストランでは最も相応しい振舞いであり、また周囲からしぐさを観られているポイントでもあります。
ホテルのレストラン等では、食事が終了して席で会計することが増えてきましたが、会計は男性にして頂くほうがスマートです。会計が終了し、出口まで移動するときにスタッフの方がいない場合は、男性が先に歩いて女性が後に続きます。
エスコートは、する側、される側どちらの立場になっても、相手を気遣う気持ちがあれば、どんな場所にいてもできるものです。
もし、相手にそもそも「エスコートをする」という意識が無い場合、自分がして欲しいようにさりげなく自分が行動すればよいのです。『 自分が先に出たり後に出たり、 体の向きを変えたり』、彼の向きを自然と変えさせるように振る舞ってみましょう。時には手や体を使って相手を大切に思う気持ちを現します。
こんな些細な行動で、相手の人間的魅力は上がり、自分の魅力も一緒にグレードアップするのです。ぜひ、おこなってみてください。
▶前編『育ちのいい人はエレベーターに乗るとき、男女の順をどうする?さりげなく「間違いマナー」を正すには』
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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