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「気遣い」と「心遣い」は少し違います。「気遣い」は、神経を使って「あれこれと気を使うこと」を言いますが、「心遣い」は「気を配り拝察すること」で、心から相手のことを思いやっての振る舞いであると(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生。
もちろん、どちらも大切ですが、敬意表現としての「心遣い」を身につけることでよりレディに磨きをかけたいですね。
【気品を身につけるシンプルな教えリバイバル・ホテルやレストランでの振舞い編 前編】
ホテルのロビーやレストランで大きな声を出しても入店を断られるということはない?
ビジネスや、友人との集まりなどでロビーやレストランを利用するとき、ついつい会話が盛り上がって声が大きくなってしまうことがあります。
以前に、一流ホテルのスーパーバイザーから聞いた話ですが、ロビーにいて大声で話すなど、騒がしい態度の方々にはレストランの入店をお断りするとのことでした。それは、ホテル側としては上質で優雅な雰囲気を大切にしたいと考えているからです。品格のあるゲストがホテルの雰囲気を作り上げているといっても過言ではありません。声のトーン、笑い声も上品にして心遣いを。
ホテルの中であればバスローブやパジャマで出てもよい?
ホテルの部屋の中ではリラックスして過ごしたいものです。しかし、バスローブやパジャマに着替えたあとにそのまま部屋を出ることはNGです。一歩部屋を出たらそこは公共の場所だと心得てください。バスローブはタオルと同じ扱い、パジャマは寝具です。ホテル常設のプールや大浴場などへ行く際にも、バスローブに室内用スリッパで向かうのはマナー違反になりますので注意してください。一緒に宿泊されるお客様への心遣いですね。
ホテルやレストランの化粧室(洗面台)でお化粧直ししてよい?
もちろん、女性としてのたしなみですからお化粧直しは必要です。しかし、洗面台の前でお化粧直しを始めると夢中になってしまい、次の方が手を洗うのを待っているのに気がつかない場合があります。洗面台を占領することのないよう、専用の化粧台があればそちらに移動し、皆で気持ちよく使うことを心掛けてください。
また、手を洗った際に洗面台に水がはねてしまった時には、次の方が気持ちよく使えるように、洗面台の周りをペーパータオルで拭いておくのはちょっとした心遣いです。
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この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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