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普段何気なく使っている階段ですが、多くの人が使うものなので心遣いが必要です。
知らず知らずのうちに周りの人に迷惑をかけていることもあります。特に思いやりが必要なポイントや振る舞いを変えれば麗しくなるポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#63階段上り下りのマナー編 】
長い傘をバックと一緒に横にして持つ方を時々見かけます。特に階段を上る時、目の前に前の方の傘の先が近づくと危険を感じてしまいますが、そのような経験をしたことはございませんか。後ろから上ってくる方への配慮として、特に長い傘は横に持たないで立てて持つよういたしましょう。
持っているバッグが大きい場合、すれ違う時に相手に当たってしまうことがありますので、バッグはなるべく自分の方に引き寄せるようにしましょう。
駅の階段など他の人と並んで階段を上り下りするときは、お子さんやお年寄りなど手すりが必要な人に手すり側を譲って、階段の真ん中を利用しましょう。
また、階段を上り下りするペースも違いますので、ゆっくりの人は手すり側、早い人は真ん中を利用すると皆が安全に階段を利用できると思います。
スマホを見ながら階段を上り下りる方を見かけることはありませんか。スマホに集中してしまい、階段を踏み外すことも考えられ、大変危険です。
ご本人だけでなく、先に階段を下りている方を巻き込む可能性もあります。
ご自身と周りの方の安全の為にも、階段の上り下りの時には一旦スマホから目を離しましょう。
ビジネスシーンでお客様と一緒に階段を上り下りをする際に気をつけることがあります。
階段を上るときはお客様を先にお通しし、下りるときはお客様より先に下ります。お相手が躓いたり転んだ時に、支えたり、すぐに手助けすることもできるからです。エレベーターも同じですので覚えておきましょう。
階段を利用する時は、余裕を持って、人の流れや周りの音に気を配るようにすれば、ぶつかって怪我やトラブルを未然に防ぐことができます。生活する上で、階段は必ず使う場所ですので、周りに気を遣い、見られる意識と魅せる意識を持って振る舞いましょう。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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