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なんとなく感じがいい女性というのは、無意識に発している気遣いの「ひとこと」があるのです。
会った瞬間に好印象を持たれる女性になるために8つのポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#64ひとこと気遣いのマナー編 】前編
挨拶の前後のさりげない「ひとこと」が嬉しかった経験はありませんか?
たとえば、「○○さん、おはようございます」と、挨拶の前に相手の名前を入れてみてください。その相手に対して親近感を覚えるという心理効果が働きます。
また、挨拶の後、ひとこと「今日は寒いですね」とお天気の話しでもいいですし、「○○さん、髪の毛切りましたか?とてもお似合いです」など、気がついたことを「ひとこと」発してみてはいかがでしょうか。
言われたら嬉しいものです。その場の空気がぐんと柔らかくなったり、思いのほかおしゃべりが弾んで笑顔が広がることもありますよ。
電車が揺れた時など、他の方に足を踏まれることがありますが、足を踏んでしまった方はとても申し訳ない気持ちで謝ると思います。その時、踏まれたこちらも「こちらこそ、ごめんなさい」と言えるのが“感じがいい女性”です。
この「ひとこと」がとっさに出るということは、相手がどのような状況であるかを考え、相手を思いやる気持ちを持ち、日頃から謙虚な気持ちで生きていることでもあるのです。
通路が狭かったり、混雑している電車内の通路を通る時に「後ろを通ります」などひとこと声をかけるだけで、スムーズに通ることができたことを経験した方も多いと思います。
この「ひとこと」声をかけなかった場合、人をかき分けて歩くことになり、バッグが当たってしまったり肩が触れたりして、お互いに気持ちよくない状況になってしまいます。
自他ともに気持ちよく過ごすために、ひとこと声をかける余裕を持ちたいものです。
日本人は万事控えめで感情を出さず、謙虚でいることが美しいと思っている方がいるようです。ですが、感情の表現が薄いと、「あの方は何を考えているのかしら」と思われてしまうこともあります。
「この方と話していて楽しいわ」といった好印象を、相手に与えるためにも、「うれしく思います」と言葉に出したり、表情と身振り手振りを加えて、楽しいなら楽しい、興味を持って聞いていますよ、というのをわかりやすく伝えるといいですね。
▶【後編】育ちのいい方がいつでも忘れない「気遣い」の言葉、あなたは普段いくつ口にしていますか?
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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